コラム

乃木坂46堀未央奈を突き動かすのは同期への深い愛

2014年12月24日 08時00分

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 9枚目シングルの期間である6月28日からはじまったアンダーライブでは、研究生を含めた2期メンバーによる『バレッタ』が披露されていた。正規メンバーに昇格した北野日奈子と新内眞衣をWセンターに据えたフォーメーションだったが、その真ん中のポジションは空いていた。

 追加公演として行なわれた7月25日のアンダーライブ。未央奈がサプライズ登場すると、“2期生『バレッタ』”に欠けていたピースが埋まった。未央奈は「アンダメンバーの方たちが育ててきた場所に、私が出ていいのだろうか」という葛藤を振り切ると、ゼロポジションで蝶のように華麗に舞うのだった。

 10月に行なわれたアンダーライブセカンド・シーズンでは、『バレッタ』のセンターを堀の盟友である北野が務めた。「ごめんね、未央奈。『バレッタ』のイメージが崩れちゃうよね」と言う北野に、未央奈はそのままの北野を肯定したうえで「間奏部分では、みんなが手で作った森の中を迷い込んだイメージで」とアドバイスを送った。

 12月13日、14日の有明コロシアムで行なわれたクリスマスライブで歌った『バレッタ』のセンターには、もちろん未央奈が立っていた。その後ろには1期生だけではなく、2期生もいる、憧れていた松井玲奈もいる。未央奈はこの1年間の活動を噛み締めるような表情で歌い、選抜メンバーによる美しく燃える森を抜けると、悪戯っぽい目で微笑んだ。

 離れた場所で研鑽を重ね続ける同期のことを思うと、未央奈の胸は苦しくなり、メンバーへの愛は日に日に膨らんでいった。お披露目時には12人いた2期生は、相楽伊織が正式に加わったものの、3人が新しい道を選んだことで10人になっていた。自分のために涙を流してくれたメンバーのためにも、未央奈は「もうひとりも辞める子を出したくないので、2期生はもっと上を目指します」。そう発言している。

 12月12日の「アンダーライブセカンド・シーズンFINAL!」では、学業のためリハに参加できなかった山﨑怜奈を除く2期生それぞれがセンターを体験した。10人の個性は少しずつ認知され始めている。未央奈は、『乃木どこ』でホラー映画への造詣の深さをアピールし、10thシングルに収録された個人PVで狂気を匂わせた演技を披露するなど新しい面を出しつつも、まだまだ底を見せていない。2015年は未央奈が2期生を高いステージへと導き、今回のアルバムでは叶わなかったオリジナル楽曲が実現することを期待したい。

乃木坂46『透明な色』

大貫真之介 アイドルとお笑いを中心に執筆。乃木坂46写真集『乃木坂派』、『EX大衆』、『TopYell』、『日経エンタテインメント』、『an an』アイドル特集号、などで乃木坂46のインタビュー記事を担当した。
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タグ: 乃木坂46 

          

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