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スーパーレディになるための旅立ち!さくら学院2014年度卒業式レポート

2015年03月31日 07時00分

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初年度から続くミニパティはすべての曲をフルコースでお届け!

 スクリーンの映像が切り替わり、Twinklestarsのロゴが浮かぶ。ここからは部活動ユニットの登場だ。チアリーディング風の衣装でバトンを手にした菊地、水野、野津、倉島、山出愛子の5人が演じるのは『天使と悪魔』。かつて旧Twinklestarsが2ndシングルとしてリリースした『プリーズ!プリーズ!プリーズ!』のカップリング曲が、今年度のアルバムで現メンバーで再録されたかたちだ。脳内に棲む天使と悪魔のせめぎ合いを歌った楽しい楽曲。器用に華麗にバトンを回す姿が絵になる。

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 次の登場はプロレス同好会。2階バルコニーに登場したテレビ朝日・清野茂樹アナの生実況に乗せ、場内にわき起こる田口コール! まさにプロレス会場さながらの熱気の中登場した田口華と磯野の凜々しい姿に父兄大興奮だ。『Spin in the Wind』の間奏で「プロレス語れんのかよ!」と煽る田口に、「今日であなたの時代は終わります。田口さん、お疲れ様でした」と磯野。SKGPのベルトを巡る争いは、田口の勝利に終わったが……。田口は「おい莉音、華にはもうこのベルトは受け取れないから……。わかってるよな?」と、磯野にベルトを託す。来年度もプロレス同好会は継続するのか? 磯野の新しい相手は、前回乱入した山出なのか?楽しみに待ちたい。

 続いては購買部。白井とともに現れた野津は「購買部の長いMCも最後。嬉しいと思いますか?」と笑わせる。「今までで一番いい物販紹介をしたい!」と意気込み、写真セットを紹介するが既に売り切れと、場内をがっかりさせる。しかし、「通販で販売させるつもりです!」と宣言して拍手を呼び、次にはグラスを紹介。「割れやすいから予備が必要。家族の分も考えて10個くらいは」と爆笑を誘った。2人のMCも初回と比べ随分と成長したようだ。『ピース de Check!』の間奏でバズーカを発射する2人。サイン入りTシャツが仕込まれたバズーカの威力は凄まじく、3階席まで届いたようだ(笑)。

 次にミニパティの3人・菊地、水野、田口が登場すると場内は大興奮。「ハンバーガー!」と叫ぶ3人が歌い出す『ミラクル♪パティフル♪ハンバーガー』に父兄はコールで盛り上げる。曲は1コーラスで『プリンセス☆アラモード』へ。今回はメドレーのようだ。曲は『しゃなりはんなりどら焼き姫』から『よくばりフィーユ』のワンフレーズを挟んで『あちゃ! ちゃ!カリー』、『ハッピーバースデー』と展開し、最後は新曲の『ヒラリ!キラキラ☆ヤミヤミミュージアム』へ。全7曲のぜいたくなメドレーに父兄たちも満足満腹か(笑)。「ごちそうさまでした!」と退場していく3人。思えば、ついさっきダイエットの曲を歌ったばかりなのに、7種類ものメニューを平らげるなんてと、個人的に少し笑いがこぼれてしまった(笑)。

 MCに登場した残り7人のメンバー。プロレス同好会でほんの少しだけ登場した清野アナの話題に拍手が起きる。リングのロゴは新日本プロレスとコラボしたと得意顔の磯野に、購買部の野津は「今回もプロレス同好会は予算使いすぎ。清野さん代にリング代にベルト代」と笑わせると、磯野も「購買部もバズーカ使ったじゃん」と対抗した。バトン部の話題になると、磯野が倉島の振りが可愛いと絶賛。倉島は照れながら「前のバトン部の杉﨑寧々ちゃんの振り付けをそのままリスペクトしました」と明かした。岡田が山出の「天使と悪魔の表情が可愛かったよ」と褒めると、山出は「お世辞をどうもありがとう。私に気に入られようとしてるの?」と切り返し。岡田は「違うの!違うの!」と必死で、小6のバトルは場内の笑いを呼んだ。

 ここで野津が「次の曲は2階セットを使ったあの曲です!」と『スリープワンダー』を紹介。夢か幻か、少女の冒険と成長のストーリーはいつも聞くものの心に響く。田口の演じる“いたずらな猫”もこれが最後と感傷的になる。そして太陽系の惑星を紹介していく楽しい楽曲の『Planet Episode 008』は父兄たちもノリノリで盛り上がる。田口のかっこよさも大賀咲希の歌唱力も映える、隠れた人気曲だ。MCで菊地は、「スリープワンダー、最後の最後まで、猫役の華は道を教えてくれなかった」と笑わせた。野津は部活動の時からステージの背景がオーロラから星空に変わったことを明かし、拍手を浴びる。星空背景の下での『Planet Episode 008』、ピッタリだったと観客も大喜びだ。

 ここで田口が「ここまでは2014年度のさくら学院らしい楽しい曲をお届けしてきましたが、ここからは今の私たちの気持ちを表した曲」と『ハートの地球(ほし)』を紹介。両手にポンポンを持った生徒たちが、ハートや星やSAKURAの文字を次々と形作る同曲は、“離れていても心は一つ”という今年度のさくら学院を象徴する気持ちの込められた楽曲。メンバーが離ればなれのことが多かった今年度、そこから少しずつまとまっていった生徒たちに起きた苦労や涙の過程を想像すると、自然と目が潤んできてしまう。その試練があってこそ大きく成長できた10人の形作った大きな○(マル)に大きな拍手が起きた。

 静かなオルゴールの調べから始まる『未完成シルエット』。中等部3年の4人を中心に周りに下級生が配されたフォーメーション。未完成な状態から始まった今年度のさくら学院もとうとう完成の時が来た。これが今年度のさくら学院だ! と言いたげな菊地、水野、田口、野津の表情は真っ直ぐで何の迷いもない。いよいよここから旅立っていく時が近づいている。その4人が残って次の楽曲『宝物』が始まる。マイクスタンドにマイクをセットして歌うのだが、野津がなかなかマイクをセットできず、笑いが起きる。湿っぽくなってきた空気が、少しだけ軽くなる。仲間とともに築いた宝物のような思い出たち。でももう旅立たなくちゃと歌う歌詞に、どこか懐かしいメロディラインが涙を誘う。

 MCに出てきた白井が「名曲ですよね~」と持ち上げて笑いを取る。父兄たちを泣き崩させないように、という配慮がどことなく漂っているように感じるセットリストやMC。それでもしんみりとしてくる場内に「まだまだ楽しんでいきたい」と盛り上げる野津に大きな拍手が起きる。しかし次は卒業ソングの『My Graduation Toss』とあって、手拍子の父兄たちの頬は涙に濡れていく。菊地がセンターの同曲に、卒業がすぐそこまで迫ったことがひしひしと伝わってくる。一緒に歌う父兄たちも涙声だ。そして新曲の『君へ届け』。思いを届けることが大切と痛感している10人が歌うからこそ説得力のある言葉。「ワタシ史上最高のアリガト!」がハートに突き刺さる。

 水野がラストの曲、として「一番最初に作ってもらった曲。ライヴで一番披露してきた、思い出も卒業生の思いもある。父兄さんと作ってきた大切な曲」と、『夢に向かって』を紹介する。中3の4人から下級生へと歌いつないでいく様が心を揺さぶる。何度も何度も聞いている曲ではあるが、こうしてまた新たな感動が気持ちを波立たせてくれる。倉島のかけ声でフラッグが振られる。満開の桜のように揺れるさくら色のフラッグ。可憐な蕾をとうとう開花させて卒業していく4人の眩しい姿。いよいよセレモニーが始まる。

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