ライブレポ

大阪☆春夏秋冬がフリーライブで締めた“東京夏の陣”

2015年08月17日 19時00分

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フリーライブ後半戦、そしてメンバーインタビューも

■M04 BABY CRAZY

 後半戦に入り、逆V字に並ぶメンバーたち。ファンからは「このフォーメーションは!?」の掛け声も入るなどおなじみの曲になりつつあるのは、ホーンセクションが効いたファンク色がイカす『BABY CRAZY』だ。隣のメンバーの肩に手を置くラインダンスが特徴的な、あの曲である。

 この曲は、メインボーカル舞奈の実力を示す曲でもある。Aメロの演奏はイントロから続くリフを繰り返すのみで、歌の助けになるメロディーラインもコード伴奏もない。日本のポピュラーミュージックでは珍しい組み立てだが、そのぶん、リフの上を自由に舞い踊る舞奈のボーカルが際立つ。

 2回目のサビ後には、そこまで統制のとれたダンスで魅せていたのがいきなり、激しさを増す。そんな静と動の対比もこの曲の魅力だろう。その特徴ある曲調ゆえ初見のファンでも曲目を特定しやすく、しゅかしゅんらしさの詰まった曲と言えそうだ。
 

特徴的な逆V字の並びに「このフォーメーションは!?」の声が飛ぶ。もはやファンも慣れたものだ

この腕のシェイクが『BABY CRAZY』らしさのひとつ。日々レッスンを欠かさない彼女たちの二の腕に筋肉の美しい陰影が浮かぶ

そして『BABY CRAZY』と言ったらこのラインダンス! じわっじわっと迫ってくる感じがたまらない

ラインダンスは左端の瑠奈から一人ずつブレイクしていく。そのねじりこむような動きがまたとてつもなく速いのだ

ラストはこの決めポーズ。まさに見得を切ると表現するにふさわしい

■M05 Let you fly

 ラストに持ってきたのは、いまの大阪☆春夏秋冬を象徴するナンバーとなった『Let you fly』。TIFのステージで、ファンの度肝を抜いた曲である。ビートの効いた揺れるような縦ノリの演奏に、攻撃的で熱いダンスが突き刺さる。そのなかを縦横無尽に泳ぎ続けるボーカルが頼もしい。

 この曲を象徴するのが、タイトル通りの「fly」だ。とにかくその高さと対空時間が半端ないのである! かつて初代タイガーマスクが海外遠征した時に現地のファンが「人が空を飛ぶ!」と驚いたと聞くが、こちらでは「アイドルが空を飛ぶ!」との驚きを禁じ得ないのである。
 

この高さは一体なんなんだ!? 由奈が跳び、舞い上がる。まるでそこだけが月面と化したかのようにフワリと浮かんでいるのである

その動きのモチーフはスパーリングか、はたまたスローインか、とにかく全身を使い切ってのダンスはもはや上限なしだ

まさに叩きつけるようなヘドバン。腰から行くので全身が躍動するのである

 そしてこの曲のお楽しみは、「♪歌い続けるボクらの歌!」、「♪君を連れ出したいのさ!」というファンとしゅかしゅんとの大合唱だ。先月まで聴いたことのなかった曲に合わせて声を響かせるうち、「これが話題の大阪☆春夏秋冬か、やっぱすげえや」という気持ちが素直に湧き上がってくるのは間違いない。

 いつしかオーディエンスたちは見知らぬ者同士で肩を組み、大合唱の狭間に2小節分のヘドバンで会場を波立たせる。その様子は『ムスメトレイン』か、はたまた『圧倒的なスタイル』のラインダンスか。これほどにみんなの心をひとつにできるグループが、ほんの2週間前に見つかったばかりという事実に、あらためて驚かされる。
 

7人が一丸となってのヘドバンもまた、大阪☆春夏秋冬を象徴するムーブのひとつだ

オーディエンスも肩を組んで一丸となり、ステージ上のしゅかしゅんに応えてみせる。その姿は『ヤングDAYS!!』にも通ずるものがある

「Fly!」の掛け声とともに彼女たちは何度となく空に舞い上がる。エビジャン? 彼女たちも何年も前から、こうやって跳んでいたのだ

■EN1 C'mon!

 全5曲でライブを終えた大阪☆春夏秋冬。だが今日のオーディエンスたちは欲しがりだ。アンコールがあるかどうかもわからない状況ながら、数百人の「アンコール!」が代々木の空にこだまする。果たして制限時間30分のステージながら、彼女たちは再び戻ってきてくれた。おそらくこのために、MCもショートバージョンにしてくれたのだろう。

 本当のラストを飾る曲は、「Join Join, Join now!」のフリが気持ちいい『C'mon!』。まさに、「おいでよ!」としゅかしゅんの世界にオーディエンスをいざなってくれる曲である。すっかりおなじみとなった「ダーララダラ、ダーラララー♪」の大合唱が鳴り響く。みんな、この時間を楽しみぬきたいのだ。

 そしてこの曲のダンスは、長年のダンススクール経験で鍛えられたワザのショーケースだ。様々な振り付けの引き出しを次々と開けてみせる、ジュエリーケースのような曲なのである。フリーライブでこれほどいろんな顔を見せてくれるのは、今こそすべてを惜しみなく見せるべき時期だということを運営側がよく理解している証拠だろう。
 

美しく統制のとれたダンス。体中の隅々まで意識が行き渡っていることが伝わってくる

昇竜拳! もうボクたちはノックアウトされっぱなしだ

この美しい反りのブリッジを見よ! この動きを曲中に当たり前のように入れ込んでくるのだ

ラストを飾るのは、完璧なまでに高さを揃えたジャンプ。アイドル界のシンクロ選手権があったら、金メダル候補の最右翼であろう

■華やかな物販もまた楽しい

 終演後はステージの前で物販。今日のオーディエンス全員が並んでいるのではと思わせるほどの長い列ができる。日差しを遮るもののない青空のもと、女子高生らしい可愛らしい笑顔でファンを楽しませるメンバーたち。水鉄砲でメンバーに撃たれるファンの表情が、実にうれしそうだ。

 これで、TIFから走り続けてきた大阪☆春夏秋冬の“東京夏の陣”は、ひとまず終了。次の来京は9月の予定だ。この代々木フリーライブもまた語り草となり、さらにしゅかしゅんへの期待を高めてくれるはず。早くも9月以降の展開が楽しみである。
 

ステージを降りた茉奈は17歳の女子高生に戻る。地上に降りた天使の笑顔はまさにアイドルそのものだ

【代々木フリーライブ セットリスト】

M01 Kill the King
M02 カメレオン少女
M03 SHINE
 <MC>
M04 BABY CRAZY
M05 Let you fly
<アンコール>
EN1 C'mon!

【終演後インタビュー with 舞奈&由奈】

――今日のフリーライブ、お疲れ様でした! 代々木屋外ステージのことは知ってましたか?

由奈 なんとなくは聞いてましたけど、実際に見るのは初めてでした。

舞奈 野外と言えば、ちょうど1年前に上野の水上音楽堂でライブをやらせてもらったんです。でもその時は全然ファンの方がいなくて、20人おったかなあ。

由奈 前のアイドルさんが終わったら、さーっとお客さんがいなくなったんですよ。

――そんな経験があったんですね。その1年後に今度は代々木でライブをしたわけですが。

舞奈 代々木の野外ステージでライブをやらせてもらえるってことにビックリしました! なあ?

由奈 (渋谷クアトロでの)ワンマンの後に代々木の話を聞いたんですが、めっちゃ嬉しかった。

舞奈 でも、またあんな感じ(昨年の野外ライブ)になるんかなってちょっと不安にもなりました。一回それを経験しているので。

由奈 平日の昼のライブってのが一緒やったし。

舞奈 ほんまに不安やったんです。「どうやろ? 急やし」って。でも実際にステージに立ってみたら、めっちゃたくさんの方が来てくださって、「めっちゃありがたいわ、みんな!」って思いました。

由奈 急に決まったライブなのに、大阪から遠征の方がホテルを1日ズラしてくれはったり、嬉しかったです♪

――大阪でこういった野外ステージの経験は?

由奈 あ、あれちゃう? 「肉汁」とか。

舞奈 ああ、そうやなあ。

――肉汁って?

由奈 あはは、「肉汁フェス」(4月30日@西梅田スクエア)っていうのがあったんです。

舞奈 そのステージが野外で、夜にライブやらしてもらいました。

――千里セルシーとかは?

由奈 しゅかしゅんではないですね。舞奈ちゃんは経験あるよな?

舞奈 万葉シャオニャンのときに出たことがあります。

――ほかにどんな屋外ステージの経験がありますか。

舞奈 最近だと関ヶ原(SEKIGAHARA IDOL WARS)がありました。

由奈 でもやっぱ、TIFが一番大きかった!
 

インタビューに答えてくれた舞奈と由奈。しゅかしゅんは全員が見出しになる言葉を発してくれるコメント名人ぞろいだ

――SMILE GARDENですね。その時の印象を教えてください。

由奈 夜なのもあったかもしれないですけど、最後列が見えなくて、人がすごいことになってたんです!

舞奈 ウチらジャニーズになったんかなあ? って(笑)

由奈 あんなのは初めてだったです。でも野外楽しいな、やっぱり。

舞奈 いつかはしゅかしゅんだけで、あのSMILE GARDENくらい人を集められたらなって。

――それにしても今日は代々木、明日は大阪、明後日は名古屋と、一気に忙しくなってきました。

舞奈 いつも決まるのが急なんです! もともとは明日の大阪も入ってなかったんですよ。

由奈 それがいきなり、「15日はライブです」って。

舞奈 だから大阪に帰っても、ちょっとしか家におらん(笑)。でも望んでいたことがどんどん叶っている感じやん?

由奈 そうやなあ。まだまだだけどな。

――ライブだけでなく、昨晩は『アフロの変』(フジテレビ)でも紹介されていました。

由奈 遅い時間やったから私はまだ観てないんですけど、ほかのメンバーで観てた子はおるし、録画もしてあるので早く観たいです。

舞奈 ウチら昨晩、爆睡やったから(笑)。でもほんま、ありがたいです。ツイッター見てたら、「アフロの変に出ていた大阪☆春夏秋冬が気になって調べてみた」という方も多くて、今日来てくれはった人もおるんです。

由奈 あと、TIFでウチらを観てくださっていた方が、番組を観て「やっぱ、しゅかしゅん注目されてるな」ってつぶやいてくださったり。

――そのおかげもあってか今日は数百人が集まりました。天気にも恵まれましたね。

由奈 ウチ、晴れ女がおるんです!(舞奈を指さす)

舞奈 ムフフ~(ドヤ顔)

由奈 アイドル横丁夏祭りで野外のステージがあって、前のアイドルさんの時までは雨降ってたんですけど、しゅかしゅんがステージに立った瞬間……。

舞奈 全部、晴れました! 舞奈ね、絶対晴れるんです。

――持ってますねえ。これからも安心して野外でできますね。

舞奈 いやいや、100%じゃないかもしれないじゃないですか(苦笑)。でも90%くらいは晴れる自信があります。

――今から物販ですが雨が降らないといいですね。

舞奈 今日は大丈夫だと思います!

(撮影・文/カゲ)

■大阪☆春夏秋冬 公式サイト
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タグ: 大阪☆春夏秋冬