ライブレポ

大阪☆春夏秋冬の東名阪ツアーから見えた、6人が進むべき次の未来とは

2017年05月13日 07時00分

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■さまざまな「愛」を表現してみせた2部公演

 わずかな休憩を経て、2部のリハーサルに入るメンバーたち。ツアーでは通常、本番前のリハーサルはいわゆる“場当たり”など最小限の確認で行われるのが一般的だ。だがしゅかしゅんのリハはまったく様相を異にしていた。それは演劇のゲネプロさながら。曲間を繋ぐ芝居の要素を、じっくりと時間を掛けて確認していったのである。

 しゅかしゅんのライブでは、演劇ライクな演出を目にしたことがあるファンも多いはず。とくにメッセージ性の高いバラードを歌う前にはメンバーにそれぞれの役を与え、情念を込めて演じることが多い。今回の名古屋2部はバラードのメドレーを中心としたセットリストを組み、それはまるで「しゅかしゅんの表現力」を自ら試しているかのようだった。
 

白い傘を使ったおなじみの演出。愛知限定仕様の赤い衣装とのコントラストが美しい。

茉奈と瑠奈が別れを表現する演技に挑戦。瑠奈の真に迫った慟哭に心を打たれた観客も少なくなかったことだろう。

 そして迎えた2部は、傘を使った演出が印象的な『Last Day』で幕を開けた。ここから曲の合間ごとに、メンバー2人ずつが練りこまれた芝居を披露していく。それぞれ違う形で「愛」を表現するもの。そう、ここ愛知という土地を意識した「愛を知る」物語を、彼女たちは紡いでみせたのである。

 とくに3曲目には、ここぞというライブでしか披露しない『ロミオ』を投入。そのメッセージ性の強さゆえ、聴く者の心にずっしりとした印象を残していく同曲を、芝居から作り上げた世界感のなかできっちりを演りきってみせた。
 

『もしも逢えたなら』ではバレエのアラベスクも織り交ぜた振付も。全員が長年のダンス経験を誇るしゅかしゅんならではだ。

舞奈以外の全員が座り込んだポジションから始まる『ロミオ』はさながら、しゅかしゅん流のロックオペラか。

 彼女たちの心がこもった芝居には、会場から鼻をすする音さえ聞こえてくる。だがしっとりだけでは終わらせないのがエンターテイメントというもの。雨上がりの空にかかる鮮やかな虹を表現した『レインボーカラー』で気分を盛り上げると、次のMCではまさかのグッズ紹介だ。

 ここでは大阪人ならではの軽妙さで観客を笑わせ、チェンジオブペースの妙技を披露。最後はあげあげナンバーの『C'mon』でファンを舞い上がらせ、この日のステージを締めてみせた。
 

『SHINE』では全員でまばゆい太陽を表現。陰から陽、雨から晴れへと展開するしゅかしゅんのステージは観る者に希望を与えてくれる。

最後はメンバーたちがグッズのネクタイを締めたシャツ姿で登場。この衣装でパフォーマンスする『C'mon』は実に貴重だった。

 東名阪ツアーに合わせて用意してきた斬新な構成は、多くのファンから好意的に受け入れられていたようだ。今回のツアーは5月13日の東京・表参道GROUND公演でラストを迎えるが、ここで弾みをつけたしゅかしゅんの勢いは、アイドルの夏を大いに盛り上げてくれるに違いないだろう。

<東名阪ツアー 名古屋2部 セットリスト>
M01 Last Day
M02 もしも逢えたなら
M03 ロミオ
M04 SHINE
M05 レインボーカラー
M06 C'mon
 

宴会芸を披露する恵園。ではなく、これが彼女流のグッズ紹介だ。随所にこもる大阪流こそ、しゅかしゅんの真骨頂である。

『SHINE』の冒頭で、飛び行く飛行機の音を追いかけるメンバーたち。その先に見えるのはしゅかしゅんの輝かしい未来に違いない。


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