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2日目「さくら学院祭☆2014」レポ|中3最後の学園祭に涙、涙

2014年10月29日 07時00分

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水野プロデュース委員長の涙


 さて、気を取り直して後半戦、『アニマリズム』でまずはジャングルの世界へ。いろいろな動物の形態模写を織り交ぜたパフォーマンスに、先ほどまでのドロドロモヤモヤした気持ちも洗い流されていく。続いては『Planet Episode 008』で壮大な惑星の世界へ。1年半前に中元すず香卒業式で演じたときとはかなりの生徒が入れ替わりパートも変わっている。そんな違いを思い出しながら観るのも新しい発見につながるのだ。

 不気味な狼の遠吠えがこだまし、パイプオルガンの調べが闇を包む。ハロウィンパーティの始まりだ。生徒たちがドラキュラ風にケープをまとった『Pumpkin Parade』。途中でかぼちゃをかぶった山出が可愛らしい。まさに学院祭に相応しい3曲で身も心もヒートアップしていく。

 そして本編はあと2曲。菊地が「友達のことを思いながら聞いてください」と曲紹介。『マシュマロ色の君と』。さくら学院の友情ソングといえばまず『FRIENDS』を思い浮かべる父兄が多いと思うが、涙腺を刺激するという点ではこの曲も負けてはいない。直接的な歌ではなく、幼い頃から一緒に育ってきたぬいぐるみを比喩的に使ってる歌詞にグッときてしまう。そして宝物であるさくら学院の仲間を大切にこれからも成長していってもらいたいと願う。

 本編ラストは『message』。ファーストアルバムのタイトルにもなった同曲もさくら学院の原点の一つ。自分が立てた壁だからはずしてみようと問いかける歌が、ゆったりとしたリズムに乗って心に染み渡ってくる。そして2014年度の学院祭ももう終わりなんだなと、少し寂しい気持ちも運んでくる。

 アンコールのかけ声に乗って、2014年上半期のあゆみと題した映像が流れてくる。初々しい2人の転入生が加わった春。日本と欧米に別れて活動しても、心を一つにした夏。大きな経験を糧にそれぞれ成長しまとまった秋。今年もそれぞれが大きく成長し収穫の季節を迎えるときがやってきたのだ。

 アンコール1曲目は『ハートの地球(ほし)』。まさにHEARTをつなげ合った10人が美しいEARTHの上で歌い、踊り、輝いている。今年生まれたばかりの歌だが、きっとさくら学院の後輩たちに歌い継がれていくのだろう。

 横一列に並び、今日の感想を語り合う生徒たち。話は自然と、中3にとってこれが最後の学院祭と、卒業を意識させる雰囲気に。それでもまだ感傷的になるのは早い。三吉彩花先輩もブログに書いていたとおり、生徒たちはもっとやれる、まだまだ成長する余地がたくさん残っているのだ。

 最後の曲は『夢に向かって』。スーパーレディーになる夢に向かって、やるべきことはまだある。これからも一歩一歩着実に階段を上っていく姿をこの目に焼き付けていきたい。最後に感謝の言葉を述べる菊地生徒会長。水野プロデュース委員長は大粒の涙を流している。学院祭2日間のプロデュースという大役をやりきった安堵感なのか、卒業という言葉を意識した感傷なのか。でもそれは、前を向いている者だけが流すことの出来る涙と感じた。きっとこの経験が水野にとっても他の生徒たちにとっても大きな肥やしとなっていくハズだ。

 会場から外へ出ると爽やかな10月の風が火照った身体をクールダウンしてくれる。楽しかったライヴの思い出を語り合う声。そして相変わらず六本木の街はハロウィンの喧噪で包まれていた。




セットリスト
01 目指せ!スーパーレディー -2014年度-
02 負けるな!青春ヒザコゾウ
03 Hana*Hana
04 新曲(購買部)
05 新曲(プロレス同好会)
06 ラピカム
07 天使と悪魔
08 アニマリズム
09 Planet Episode 008
10 Pumpkin Parade
11 マシュマロ色の君と
12 message
~アンコール~
13 ハートの地球(ほし)
14 夢に向かって

DVD『さくら学院SUN! -まとめ-』

竹崎清彦 アイドル、ファッション、スポーツ、ゲーム攻略本など幅広く執筆。趣味はライヴ観戦。好きなアーティストを追いかけ世界中どこへでも行きます! 80年代モノに詳しい。 
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タグ: さくら学院 

          

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