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道重さゆみが後輩に見せた景色……娘。が横浜アリーナに帰ってきた!

2014年11月27日 21時00分

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 気が遠くなる程の長い間、後列の歌割りも無いポジションから、ただひたむきに、真っすぐに、自分の仕事を全うして前進した努力が実を結んだ。地方のラジオでも一切手を抜かずにトークスキルを磨いた。それがきっかけで、ついにはバラエティーや歌番組の大量露出を獲得。グループを4年振りに横浜アリーナまで導いたのだ。
 
「私は、(後輩に)この景色を見せてあげたかったんです。これが私にできる最後の恩返しです。今回は私が卒業ということで立つことができたけど、これからは単独のコンサートでみんなにもこの景色を見てほしい。そして私の知らなかったような、もっと大きな景色をみんなに見てほしい。その時は、みんなから見る景色の一部に、さゆみもいると思います」
 
 グループを離れたら、もう同じ方向からの景色は見られないけれど、ならば私は景色になる。ずっとモーニング娘。応援し続ける、という感動的なスピーチには、会場もすすり泣きからついには声をあげて号泣する人も出てくる程だった。
 
 そして「私の人生の始まりの曲、この曲を歌ってモーニング娘。になりました。心を込めて歌います」と選んだ卒業曲、『赤いフリージア』を一人で歌いきる。オーディションで泣きべそをかきながらオドオドとしていた彼女はもういない。12年間、アイドルとしての責務を全うし、ここに立っているのだ。
 
 そしてオリコン1位を獲得した思い出の曲『歩いてる』を歌う。卒業セレモニーのソロ曲だと思うと、メンバーと一緒に歌いきった。メンバーと目配せをし、全員が残りわずかなステージを噛み締めるように泣き笑いを浮かべていた。
 
「それでは、次が本当に本当にラストの曲になります。モーニング娘。道重さゆみが最後に歌う曲、そして10人でのラストパフォーマンス、行きますよ!」と『Happy大作戦』で締めくくり。アイドル人生のラストは、次の世代への希望を繋ぐ前向きな楽曲を選んだ。
 
 終演後、客席の近くまで手をふって駆け抜け、そして深々とお辞儀をして去って行った。アイドル・道重さゆみは最後まで礼儀正しく、ファンを想って駆け抜けて行った。
 
 道重さゆみは、間違いなく女神だった。出会った人々を全てを愛で包み込み、そして軽やかに去って行った。彼女が歌う姿は、もしかしたらもう目にすることは出来ないかもしれない。それでも、アイドル・道重さゆみ伝説はファンの間で神話のように語り継がれることであろう。
 
 

 
モーニング娘。’14 セットリスト
 
1.TIKI BUN
2.わがまま 気のまま 愛のジョーク
3.What is LOVE?
4.時空を超え 宇宙を超え
5.Do it! Now
6.明日を作るのは君
7.Fantasyが始まる
8.I WISH (updated)
9.シャバダバ ドゥ~
10.笑顔の君は太陽さ
11.彼と一緒にお店がしたい!
12.スペシャルメドレー
 シルバーの腕時計
 Help me!!(updated)
 恋愛レボリューション21(updated)
 恋愛ハンター(updated)
 ラララのピピピ
 ABCD E-cha E-chaしたい
 ワクテカ Take a chance
 ブレインストーミング
 好きだな君が
 この地球の平和を本気で願ってるんだよ!
 青春コレクション
 LOVEマシーン
 Give me 愛
 
13.シャボン玉
14.One・Two・Three
15.Password is 0
16.Be Alive
 
<アンコール>
17.見返り美人
<卒業セレモニー>
18.赤いフリージア
19.歩いてる
20.Happy大作戦
 
 

後輩を真っ直ぐと見つめる凛とした姿

 
achico 寝ても覚めてもアイドルポップ!なOL / フリーライター。東京生まれH!P POP育ち。日々、アイドルに踊らされています。
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