ライブレポ

「さくら学院 2014 ~紅葉 秋の陣~」素敵サプライズにステージも客席も全員〝涙〟

2014年09月30日 07時30分

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「さくら学院 2014 ~紅葉 秋の陣~」ライヴレポート@ディファ有明 27.SEP.2014


 昼の部の興奮も冷めやらぬまま18時15分から始まった夜の部公演。始業を告げるチャイムが鳴り、1曲目『ベリシュビッッ』が始まる。父兄なら誰でも知っている初期の代表曲でフロアは温められ、アップテンポなパワーソング『顔笑れ!!』に続く。仕事や学業に日々終われ疲れ気味の父兄を心から元気づけてくれる。彼女たちの健気なパフォーマンスを見ていると、疲れてなんかいられるかと力が湧いてくる人も多いのではないだろうか。

『さくら学院2013年度~絆~』

 曲が終了し、ここで自己紹介。本日のお題は、秋学期試験もあったということで、メンバーのリアル中間試験で不安な科目について。小6の岡田愛は「社会は100点取る自信あるけど、算数で三角形の角度の問題が心配」。すると山出愛子が「教えてあげようか?」と問いかけるが、「愛子は頼りないからいいや」と、昼の部で発生した遺恨に火花を散らして会場の笑いを誘う。

 大賀咲希は「暗記が苦手なので、社会は小学校の頃から嫌いで……」。すると岡田がすかさず「社会? ここに先生いるよ」とアピール。大賀は「ありがとう」と小学生に頼る始末だ。

 水野由結が「数学が心配」と漏らすと、昼の部でのスペル間違いを目撃している観客からは「英語は?」とのツッコみ。水野は「英語は夏休み明けのテストで94点だったから大丈夫」とかわした。磯野莉音は「苦手な科目はない」とうそぶくが、50点取れれば御の字とこぼしていることをメンバーに暴露されてしまう。

 野津友那乃は「学校を休んでいる間に数学が平方根に入ってしまい、まるで理解できない。そしたらお母さんが参考書を買ってきてくれたのでこれから頑張ります」と前向きのコメント。

 田口華は「苦手な科目は~わかんないっ♪」といきなりPerfumeのかしゆかの「JKかしゆか」のネタの物真似だが、客席はこのネタを知っている人が少ないのか、笑いはほとんど起きなかった(笑)。白井沙樹は「一番悪かった教科は英語で77点」と、さりげなく優等生ぶりをアピール。すると野津が「みんなケンカ売られてるよ?」と煽って笑わせた。

 菊地最愛は「頭を抱えてるのは体育で必修になった柔道。苦手なので家でも練習します」と意気込んだ。山出は「小学生だから単元終わりのテストしかないけど、90点台しか取れない」とこれまたさり気なくアピールし、野津をイラッとさせる(笑)。倉島颯良は「技術が苦手で木材を切るのが下手。CDラックを作ったらガタガタになった」と笑わせた。

 さて、3曲目は『FLY AWAY』。デビューアルバムの冒頭を飾る同曲で、これから楽しいことが始まるという雰囲気が高まっていく。続いては『School days』。デビューシングル『夢に向かって』のカップリングであり、アルバム未収録の曲ではあるが、ライヴではお馴染みの同曲。間奏部分でメンバーがそれぞれ自分の名前を叫び盛り上げる。さらにはガラッと雰囲気を変えて『I・J・I』。新旧の曲を変幻自在に組み合わせてくる水野プロデュース委員長のセットリストは毎回予想がつかずに楽しませてくれる。

 オトナっぽい曲調の同曲では、田口の凜々しさがひときわ目立つ。プロレス同好会を立ち上げ、カッコイイ部分を見せ出したことで、一皮むけつつあるようだ。

 ここで野津が「新曲2曲やります!」と宣言して大歓声。自称新聞部の水野と磯野が『ハートの地球(ほし)』について説明する。HEARTHEART……のようにハートをつなげていくと、EARTH(地球)が現れるんです!と説明すると場内からはオオッとどよめきが起こる。さらに「今回は初めてある道具を使います」と宣言すると、観客の中には早くも自作のポンポンを用意する父兄もいて、メンバーも大喜びしていた。

 新曲2連チャン、まずは 賢くなれるシリーズ第6弾として作られた『アニマリズム』。色々な動物の生態を楽しく学べる曲で、動物のマネを取り入れたダンスが可愛らしい。そして『ハートの地球(ほし)』。何ともピースフルなメロディで穏やかな気持ちにさせてくれる。10人が両手に持ったポンポンでハートを描いて沸かせる。DVDシングルという形態で10月22日に発売される同曲のPVも楽しみだ。

 そして本編ラストは『Jump Up~ちいさな勇気~』。水野は「卒業生から受け継いでいってほしいと言われた曲。さくら学院はこの夏、色んなことを乗り越えてきたので、転入式のときより成長した姿を見せられると思います」と、メッセージを投げかける。印象的なピアノのイントロで始まる同曲。確かに一人一人が前よりもJump Upしているのが感じ取れる。

 歌詞を聞きながら、この夏彼女たちに起きたことを思い返してみる。課外活動のため全メンバーが揃わない日々もあった。それでも「離れていても心は一つ」と、それぞれのやるべきことを懸命に顔笑り乗り越えてきた姿が目の前にある。大きな成長を実感できるステージだったと思う。


次ページでは白井沙樹へのサプライズの模様を
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タグ: さくら学院