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AKB48の新曲は原点回帰! マーティ・フリードマン★鋼鉄推薦盤

2014年12月15日 07時00分

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 西新宿在住のスーパーギタリスト〝マーティ・フリードマン〟が完全ドルヲタ宣言! 三度のメシよりJ-POPが大好きという彼が、お気に入りのアイドルソングをレコメンド!! 前回に引き続き、AKB48の最新楽曲を推薦します!

AKB48『希望的リフレイン』

#18_AKB48『希望的リフレイン』


 AKB関連グループ特集の第2回目! 今回は発売されたばかりの『希望的リフレイン』をお送りします。

 これを聴いて、驚いた! というのも前回、最近のAKBはレトロ風な曲が多い、って言っていたじゃん? だけど、この曲はレトロじゃない。かといって欧米の最新型のサウンドをやっているというわけではない。みんなが思い描いている「AKBサウンド」に戻ってきているんだ。

 AKBのサウンドのお約束には「イントロのシンセサイザー」「8ビートのドラム」「ハッピーな歌メロ」「ファンが合いの手(コール)を入れやすい曲構成」というのがある。

 イントロのシンセサイザーはすごく耳に残る音色で、ラジオやテレビでかかったときに振り返ってしまうような覚醒作用を持っている。『大声ダイヤモンド』『Everyday、カチューシャ』も一緒でしょ?

 8ビートのドラムはほとんどのAKBの大ヒット曲に共通する要素。ボクが大好きな『ヘビーローテーション』なんかその代表。

 ハッピーな歌メロ、ファンが合いの手を入れやすい曲構成というのも、ほとんどの曲にあるものだよね。

 これらの要素は、AKBにおけるBread and Butter(ブレッド・アンド・バター)。Bread and Butterとは、つまり「主食」「本業」、意訳すると「テッパン」という意味。今回の『希望的リフレイン』はAKBのBread and Butterをもう一度取り戻したナンバーなんだ。

 でも、なんで極端なレトロ路線からBread and Butterに戻ったんだろう? と思って、この曲のクレジットを見てみたら……やっぱり。本作の作曲・アレンジは井上ヨシマサさんだったんだ。

 彼は『大声ダイヤモンド』『Everyday、カチューシャ』『真夏のSounds good!』など黄金期のAKBの楽曲を作っていた定番作家さん。AKBの新曲が元のイメージに戻ってきたのは、この人の手腕なのかもしれないね。

 少し冒険をしたとしても、こうやって戻ってくるべきサウンドを忘れない、というのはAKBの楽曲がファンのことを考えて作られている証拠だと思うな。


(構成・文/尾谷幸憲)

Marty Friedman
マーティ・フリードマン
ギタリスト、プロデューサー。全米で1000万枚以上のCDを売ったヘヴィメタルバンド「メガデス」に在籍。2004年から日本の音楽シーンでも活躍。ももいろクローバーZ『猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」』への全面参加。ニューアルバム『インフェルノ』(ユニバーサル)が発売中。

新番組『アイドルお宝くじ』にナレーション出演中
<O.A.情報>
テレビ朝日/毎週金曜日 26:50~
BS朝日/毎週土曜日 26:30~
CSテレ朝チャンネル1/11月7日スタート・毎週金曜日 24:00~

月刊エンタメにて誌面版「マーティ・フリードマンのヘドバン★鋼鉄推薦盤[メタルレコメンド]を連載中!

【公式HP】http://www.martyfan.com/
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