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小島和宏 HKT48台湾密航記:電撃オファー編

2014年12月13日 06時00分

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 HKT48が台湾で公演を行なう。

 このプランを最初に聞いたとき、なにを差し置いても取材に行こう、と思った。

 なぜならば、2014年のHKT48は1月の九州7県ツアーから、大晦日の紅白歌合戦に至るまで、すべてが一本の線でつながっているから(そのあたりは12月29日発売の月刊エンタメで、チームHキャプテン・穴井千尋の証言つきで紐解いているので、ぜひともご一読を!)。
 この1年、重要なポイントは会場で取材してきただけに、ここだけポッカリ穴が空いてしまうのは、ちょっと抵抗があったし、全国ツアーの流れの中で、ポーンと海外に飛ぶことで、彼女たちにどんな変化や影響があるのか、非常に興味があった。

 ただ、いろいろと厳しい条件が重なってしまった。雑誌の取材で海外に行くのであれば、公演の合間に街や観光地に連れ出しての特写やインタビューを何本か収録したいところ。

 ところが今回はとにかく現地での時間がまったくなく、そういった取材は一切できないという。もっといえば、バックヤードもかなり狭くなっており、公演後にちょっとしたコメントを聴くことも不可能。

 つまり、客席から公演を見ることしかできないわけだ。公演自体はBSスカパー!で生中継されるから、日本にいても見られるし、そうなると、わざわざ台湾まで出かける必然性はかなり薄れてしまう。

 というわけで、一度は遠征を断念したのだが、12月に入ってから、月刊エンタメ編集部より「取材に行ってもらえないか?」という電撃オファーが届いた。

 なにが電撃って、月曜日の夜に電話がかかってきて「土曜から台湾に行けますか?」。いや、生中継をリアルタイムで見ようと考えていたので、ライブ当日は空けてあったけど、それ以外はもう取材で埋まっている。でも、行けるんであれば、なんとか行きたい……もろもろ調整した結果、土曜の午後に羽田を出発して、月曜の朝に現地を発つ、という弾丸スケジュールなら、ギリギリで遠征可能、ということになった。

 それを編集部に伝えて、航空券を手配してもらったのだが、ここでまたしても問題が発生。飛行機が台湾に着陸するのが夕方の5時15分。この日、開催される台湾公演の前夜祭の取材受付が夜6時から……ん? これって間に合うのか⁈

 ちょっとでも飛行機が遅れたらアウト。定刻通りに到着しても入国手続きで手間取ったら、やはり間に合わない。いや、手荷物が出てくるのを待っている猶予すらない。編集部からは「とりあえず公演だけ見れれば、前夜祭は間に合わなくてもいいですよ」と言われてはいたが、せっかく台湾まで行って、それはもったいないし、そのステージでなにかあったら、悔やんでも悔やみきれないではないか!

 最悪のケースを想定して、トランクに荷物をギュウギュウ詰めにし、それを機内に持ちこむことにした。着陸したらダッシュで飛び降りて、1秒でも早く会場に向かうしかない。はたして本当に間に合うのか? 不安いっぱいの反面、ここまでHKT48に対して熱くなっている自分にハッとしながら、僕は台北行きの飛行機に乗りこんだ(つづく)。

天空へとそびえたつ『台北101』。この建物の91階が前夜祭(ファンミーティング)の会場となる。間に合えば、目撃できるのだが……。


次回「HKT48台湾密航記2:前夜祭潜入編」をお楽しみに!

 
小島和宏 1968年生まれ。週刊プロレス記者として8年間活躍し、現在はフリーライター&編集者として、エンタメ分野を中心に活躍。近年はももクロやAKB48などのアイドルレポートでファンの支持を得ている。
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タグ: HKT48