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ソロアイドル武藤彩未、激動の2014年を締めくくる『OWARI WA HAJIMARI』

2014年12月28日 19時00分

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 12月27日、東京 赤坂ブリッツにて武藤彩未ワンマンライブ『OWARI WA HAJIMARI』が開催された。
 
 2014年は4月のソロデビューから、TSUTAYA O-EASTでの派手なセットを従えたバースデーライブや6月のアコーステイックライブ、更には夏フェス・ROCK IN JAPAN FES 2014への出演など、彼女を取り巻く状況が一変した年であった。
 
 本公演は、この1年の集大成ともなるライブだ。この日は小柄な武藤のためにステージ中央には大きめのお立ち台が用意され、バックには沢山の傘が開いたまま吊るされている。

夏フェスでも披露された『RUN RUN RUN』ではタオルを回して観客とひとつに

「気持ちの上では全国ツアーをまわってきたかのように、仕上がっております!」というバンドメンバーからのアナウンスに観客から歓声があがる。
 
 ライブ本編は『A.Y.M』からスタート。レーザービームを派手に操り、妖艶に歌い踊る。ここは、本当にライブハウスなのだろうか? 赤坂ブリッツは筆者も何度となく足を運んできた会場であったが、ここまでの照明と演出のライブは初めてだ。生バンドと特効を味方につけた圧倒的なパフォーマンス。バンドの音圧に、武藤の歌も負けていない。それどころか、後押しされるように魅力をグンと増している。
 
 2曲目は「今日は最初から飛ばしていきたいと思います!」といきなり衣装を早着替えして『Seventeen』へ繋ぐ。先程まで纏っていた空気とは全く違う、可愛らしいポップなアイドルソングを、弾ける笑顔で披露する。一体、彼女はいくつの顔をみせてくれるのだろう? とこちらも序盤からワクワクが止まらない。
 
「今日は1年間のいいとこ取りライブですから! 生演奏、凄くない? 皆さんも声出して、身体動かして、遠慮無しでいきましょう!」と観客に優しく微笑みかけると「3曲目なんですけど、もう新曲いって良いですか?」と、今年8月に渋谷クアトロでの単独公演でデモヴァージョンを披露していた『Doki Doki』の完全版を歌いだす。
 
 ループ感のあるロックだが、どこかレトロな空気も残しており、1度聴いただけで口ずさめてしまうようなキャッチーさだ。『桜 ロマンス』はキーボードの旋律が美しく儚いミドルバラード。『宙』ではミラーボールがキラキラと周り、その通り武藤が銀河を操っているようだ。ステージ上の立ち位置は変えないまま、その小さい身体を全力で伸ばしながら透明感のある澄んだ歌声で会場を包み込む。『とうめいしょうじょ』ではその振り付けも相まって、会場にいる一人一人の心をステージに手繰り寄せているようにも見えた。

この日はミルキーカラーのウィッグを着用し新たな顔を見せてくれた

 ライブ前の囲み取材で「小さい身体で、それを感じさせないパフォーマンスをしたいと思います」 と話していた彼女。その気迫は二階席にまで充分に伝わってきた。後ろまで、彼女の心は真っすぐに届いている。
 
 セットに組み込まれていた傘に、万華鏡のようなプロジェクション・マッピングが映し出されると、新曲『ミラクリエイション』へ。エレクトリカルパレードを彷彿とさせるようなイントロが印象的で、ここから何が始まるのかワクワクしていると、虹色に広がるドレスに着替えた武藤が登場する。nishi-kenによるキラキラしたアレンジの中に、どこか切なさが残るナンバー。Perfumeの振り付けでも知られる、MIKIKO監修のダンスも可愛らしい。
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タグ: さくら学院