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UPDATE|2015/01/25

マーティの妄想アイドル紅白歌合戦Part.2「もちろん道重さんも引っ張り出します!」

ボクが紅白のプロデューサーだったら、どんなステージを作るか? を勝手に妄想していく、『マーティ・フリードマン・プレゼンツ アイドル紅白歌合戦2014』シリーズ第2弾! ちなみにセットリストはこんな感じになっています。


【マーティのアイドル紅白歌合戦セットリスト】
1曲目 AKB48『前しか向かねえ』
2曲目 HKT48『桜、みんなで食べた』(※マーティ参加)
3曲目 私立恵比寿中学『ハイタテキ!』(※TAKUYA参加)
4曲目 モーニング娘。’14『時空を超え 宇宙を超え』
5曲目 ℃-ute『I miss you』(※マーティ参加)
6曲目 アップアップガールズ (仮)『(仮) は返すぜ☆be your soul』
7曲目 BiS『FiNAL DANCE』
8曲目 BABYMETAL『悪夢の輪舞曲』(※メシュガーのギタリスト参加)
9曲目 でんぱ組.inc『ちゅるりちゅるりら』(※マーティ参加)
10曲目 ももいろクローバーZ『泣いてもいいんだよ』(※マーティ & KISS参加)

 


 今回はこのうちの3曲目、4曲目を解説していきましょう!

3曲目 私立恵比寿中学『ハイタテキ!』

 3曲目は私立恵比寿中学の『ハイタテキ!』。最初、このタイトルを見たとき、ハエタタキって読み間違えちゃったよ(苦笑)。

 この曲のオープニングはベートーヴェンの交響曲第9番の一節からはじまる。日本人って年末に第9を聴く習慣があるんでしょ? だからちょうどいいかなぁ、と思って選んでみました。

 でも本当のことを言うと、ボク、第9ってあまり好きじゃないんだよね(笑)。それでもこの曲を選んだのにはいろいろ理由があるんです。

 この曲のポイントは、メロディとアレンジ。特にAメロにはありえないコード進行、不協和音的なメロディが入ってくる。そしてアレンジはギターを中心とした、複雑怪奇な構造。ジャンルは違うけど、これって、ボクがメガデスの前に在籍していたカコフォニーというメタルバンドのセンスにそっくりなんですよ。だから超シンパシーを感じました。

 で、クレジットを見てみたら、この曲の主要な作家さんて元ジュディ&マリーのTAKUYAさんだったんです。確かにジュディマリにもそういう不思議な曲が沢山あった。TAKUYAさんがコンポーザーだと知って、納得でしたね。

 いまの日本のアイドルシーンで一番野心的なメロディを作ってるのはTAKUYAさんとヒャダインさん(前山田健一)じゃないかな?

 そうだ、このエビ中のパートではTAKUYAさんにギターで参加してもらおう。えっ、ボクはどうするのかって? このギター、難しそうだから客席で観てる(笑)。


4曲目 モーニング娘。’14『時空を超え 宇宙を超え』

 1曲目から3曲目までハイテンションな楽曲が続いたので、ここらでペースを変えましょう。曲はモーニング娘。’14の『時空を超え 宇宙を超え』。このしっとりした雰囲気が落ち着きたい気分にちょうどハマると思う。

 しかし、この曲はすごく不思議なアレンジだね~。全体的に言うと、最近のEDM(エレクトリックダンスミュージック)風なんだけど、イントロにはクラシカルなバイオリンが入ってるし、打ち込みで作ったと思しきピアノのメロディのループには、妙な中毒性がある。

 でも歌メロ自体は意外とベタなコード進行、ボーカルメロディだったりする。このボーカルのメロディだけを抜き出して、伴奏のアレンジを変えていくリミックスをしたら、相当、面白いと思うよ。普通のJ-POP風、ロック風、R&B風にしてもマッチするだろうね。

 そうか。もしかしたら、伴奏の違うバージョンが何パターンか存在していたかもしれないね。いくつか作って、最終的につんく♂さんがこれを選んだのでは? そんな気がするなあ……。

 そういえば昨年の秋、道重さゆみさんがモーニング娘。’14から卒業したよね。ボクの紅白では彼女のことも引っ張り出しますよ。当然でしょう!


(構成・文/尾谷幸憲)

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