コラム

真剣にふざけることのカッコよさを教えてくれる”Berryz工房”というエンターテイナーたち

2015年01月23日 19時00分

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 Berryz工房の無期限活動停止まで、いよいよ残り40日をきった。10年以上続いてきたグループの活動が停止してしまうことにまだ実感が湧かないけれど、ベストアルバム『完熟Berryz工房 The Final Completion Box』も発売され、少しずつ寂しさを感じるようになってきた。

Berrzy工房『完熟Berryz工房 The Final Completion Box』

 ハロー!プロジェクトにさまざまなグループがいる中で、最もユニークなグループがBerryz工房だと思う。メンバーそれぞれの個性が本当に豊かなのだ。

 得意のダンスでファンを魅了し、女っぷりをメキメキあげている清水佐紀。“ももち”としてバラエティで大活躍の嗣永桃子は、Berryz工房にいるときが本当に楽しそうに見える。「ずっとふざけていたい」と話した徳永千奈美は、Berryz工房らしさを体現していると言っても過言ではないと思う。

 大胆さでどんなこともドンと受け止める須藤茉麻は、冷静に優しくグループを見ている。安定の歌唱力を持つ夏焼雅はクールな印象が強いが、ダンスや仕草のアイドルらしさは随一。アイドル界一番の身長の高さ、そして変わらないマイペースさで歩み続ける熊井友理奈。そして最近ますます可憐な美貌に磨きがかかる、かわいい末っ子の菅谷梨沙子。中身も見た目も個性的すぎる7人が集まった、最強のグループなのだ。

 Berryz工房は、ただ立っているだけでカッコいい。正義の味方というか、例えば『アベンジャーズ』のようにヒーローが集まっているような感じ。あの存在感は、普通の20代前半の女の子に身につけられるものではない。

 年頃の女の子が集まれば、女子特有の湿っぽさがあるものだが、彼女たちにはあまりそれが感じられない。お互いに関わりすぎず、それぞれが自分らしくいられることを大事にしているように見える。特に、同じハロー!プロジェクト・キッズとして過ごしてきた℃-uteがいるから、それぞれのグループ内の関係性が違っていて、その対比も面白い。

 そうやってサバサバしていても、見ている側からはBerryz工房は仲良しだと思う。特に面白いことをやろうとするときの一致団結力は素晴らしい。彼女たちが自分たちを表すのに使うのが「真面目にふざける」「真剣にふざける」という言葉。全員が全力でふざけるのがBerryz工房だ。

 おなじみの黄色いTシャツを着てハロプロ研修生に混じってパフォーマンスをしたり、鯛の着ぐるみを着たり、集合写真で“すしざんまい”の広告を真似してみたりと、クスっと笑えるネタを仕込んでくる。そしてそれを、ちゃんと面白くできる力を持っている。中途半端にしても面白くないことを分かっているから、一度やったら最後までやり通す。これはきっと最初からできたわけじゃなくて、10年以上の月日が作り上げた彼女たちらしさ。真似しようと思っても出来るものではない。


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タグ: Berryz工房 

          

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