FOLLOW US

UPDATE|2015/02/17

小6のおませっぷりにメンバーも父兄もタジタジ!? 2/15さくら学院ライブ2部レポート

さくら学院『The Road to Graduation 2014 ~Happy Valentine ~』2部ライヴレポ@LIQUIDROOM 2015.FEB.15


 続いて18時半から行われた2部。入場を待つスペースは立錐の余地もないほど人があふれ、入場にだいぶ手間取ったが、何とか定刻通りにスタート。開演するとまずは生徒会長の菊地最愛ひとりだけがステージに現れどよめきが起きるが、『My Graduation Toss』のイントロが始まり、残りの生徒たちがステージに集まると大歓声がわき起こる。いきなり1曲目に卒業ソングを配置してくるのが心憎い。

さくら学院『The Road to Graduation 2014 ~Happy Valentine ~』1部ライヴレポ

野津・田口からゆいもあへ反撃!しかし、父兄は大喜び?

 すると、ここで手を挙げたのは水野由結。人気の水野がバレンタインエピソードを披露するのかと、父兄たちは悲鳴にも近い声を上げる(笑)。しかし水野の発言は「以前、卒業生の杉崎寧々がやった無茶ぶりを自分もやりたい」という提案だったので、場内はホッとした様子だ(笑)。

DVD『さくら学院SUN! -まとめ-』

 その無茶ぶりとは、今回のライヴタイトル「The Road to Graduation 2014 ~Happy Valentine ~」を超ぶりっこで言うというもの。指名された田口華と野津友那乃は嫌がりながらも、前半を田口、後半を野津が言うハメに。田口は何とも言えないアニメ声で、野津に「ライバル校のあの子みたい(私立恵比寿中学のぁぃぁぃこと、廣田あいかのこと)」と言われ大ウケだ。

 しかし、ここで田口と野津の反撃。菊地と水野もぶりっこをヤラされるハメに。これもフロアを悶絶させるレベルのぶりっこで、場内は大拍手。すると野津は「ゆいもあの方が拍手が多い!」とむくれて笑わせた。

 新曲『仰げば尊し ~ from さくら学院 2014 ~』は、既存の卒業ソングであるがゆえの覚えやすさと、卒業していく中3の4人を中心としたステージングで、やはりライヴで見ると感慨深い楽曲である。

 続く『顔笑れ』、『FLY AWAY』で生徒たちからフロアに元気が注入され、本編ラストは『未完成シルエット』。生徒たちそれぞれが、歌詞に込められた想いをもの凄く大切に表現しているのが伝わってくる。その表現力の高さに、フロアの皆が感情移入していく。感動的なパフォーマンスに、アンコールを求める拍手は一段と大きくなっていく。


次ページは、たくさんの試練を乗り越え、今年度の“完成形”を目指すメンバーたち


卒業式まで残り約1ヶ月半!楽しい曲にも切なさが滲む

 ここで購買部の野津と白井沙樹が登場して、高まりすぎた気持ちを少しほぐしてくれる。グッズをバンバン売って、3月の弁当をグレードの高いものにしたい! という言葉に場内は笑いに包まれる。

 そして残りのメンバーがステージに集合したところで、新曲『仰げば尊し ~ from さくら学院 2014 ~』の配信が25日からと発表された。さらには卒業生の写真集が今年も発売されると発表され、場内は大歓声。撮影場所は沖縄。菊地が「海でも撮影しました」とコメントすると、海という単語に反応した場内の父兄たちはざわざわ。何とも言えない空気に支配された(笑)。

 そしてアンコールは『マシュマロ色の君と』から。今や『FRIENDS』に並ぶ友情ソングに成長したと言える同曲。感動的な歌詞をより伝える表現力を身につけた10人の歌唱に涙腺はなすすべもなく決壊していく。そして最後の曲『ハートの地球(ほし)』のメロディラインがさらに涙を促進させる。まだ卒業式まで1ヶ月以上あるのに、今から泣いていてどうするんだろうと思う父兄も多かったに違いない。

 2014年度のさくら学院は、様々な試練を乗り越え、経験を積みかさねて、いよいよ未完成から完成へと近づいていく。残すライヴは後2つ。さらなる完成された感動のライヴを魅せてくれるに違いない。


セットリスト
01 My Graduation Toss
02 チャイム
03 Hello ! IVY
04 Hana*Hana
05 オトメゴコロ。
06 さくらんぼ 
07 仰げば尊し ~ from さくら学院 2014 ~
08 顔笑れ!!
09 FLY AWAY
10 未完成シルエット
~アンコール~
11 マシュマロ色の君と
12 ハートの地球(ほし)

DVD『さくら学院SUN! -まとめ-』

竹崎清彦 アイドル、ファッション、スポーツ、ゲーム攻略本など幅広く執筆。趣味はライヴ観戦。好きなアーティストを追いかけ世界中どこへでも行きます! 80年代モノに詳しい。 

RECOMMENDED おすすめの記事