アイドリング!!!の解散が話題になるなか、卒業生で1号の加藤沙耶香と、同2号の長谷川るみ(当時・小泉瑠美)が、舞台『進め!春川女子高校』(3月4日~8日、全8公演)に出演。4日に行なわれたゲネプロ後の記者会見にて、アイドリング!!!の解散報道を受けてのコメントを口にした。
8月で三十路を迎える加藤沙耶香。歴代最年長メンバーとして落ち着いたコメントを残した
歴代メンバーで最初にアイドリング!!!を卒業した長谷川は、「いろんな想いはあるんですけど、アイドリング!!!は私の原点であり、そこを通過して今に至っている」と、自らの原点であることを強調。
そのうえで、「その気持ちはずっと忘れずに、これからも芸能の仕事を頑張っていきたいと思います。みなさんに感謝の気持ちでいっぱいです」と締めくくり、アイドリング!!!への感謝の気持ちを示した。
最近は舞台やドラマの出演も多い長谷川るみ(左下)。今回の舞台でも表情豊かな演技を見せていた
コメント時に印象的だったのは、加藤が長谷川に対して「ズミはどう?」とコメントを振ったこと。ズミとはもちろん、アイドリング!!!時代の芸名・小泉瑠美のニックネームである。現在は長谷川るみの芸名で活動し、今回の舞台ももちろん長谷川名義で出演しているが、かつての盟友としてはあくまで、「ズミはズミ」だったようである。
また、アイドリング!!!在籍当時はマイペース過ぎて問題児扱いだった長谷川だが、今回の舞台では自分の役をきっちりと演じており、アイドリング!!!解散についてのコメントでも自分の言葉でしっかりと対応。その様子を受けて加藤が「こんだけ真面目になりました!(笑)」とはやしていた姿に、卒業から6年という歳月の流れが感じ取れた。
今回2人が出演している舞台『進め!春川女子高校』は、お笑いコンビ・サミットクラブの静恵一が主宰するシズ☆ゲキの旗揚げ公演。栞菜、佐藤聖羅、安藤遥の3人をメインキャストに、加藤沙耶香と長谷川るみら、全17名のアイドルが出演している。
舞台『進め!春川女子高校』のオールキャスト。右上が演出・脚本の静恵一
劇中では、文部科学省の調査員を演じる加藤に対して他の演者が「メイクで不安を吹き飛ばせ」と話しかけるなど、アイドリング!!!のファンならくすりと笑える仕掛けも。アイドル演劇にありがちなミュージカル的な要素は排除し、じっくりと各出演者の演技を楽しめる構成になっている。
なお加藤は、本日の昼前に更新したツイッターにて、「光る笑顔でガンバル乙女達を近くで見守ってあげてください」とファンに向けてコメント。最後の瞬間まで「(笑)」でアイドリング!!!を送り出してほしいとの希望を伝えている。
■シズ☆ゲキ「進め!春川女子高校」http://www.toki-e.com/shizugeki/■加藤沙耶香 公式ツイッターhttps://twitter.com/katosaya_