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UPDATE|2015/03/11

父兄・白井のさくら学院愛が爆発! さくら学院公開授業2限目レポート

さくら学院公開授業「書の授業 2」2限目レポート@はまぎんホール ヴィアマーレ 2015.MAR.7

 16時から行われた2時限目の生徒は菊地最愛、水野由結、磯野莉音、白井沙樹、倉島颯良の5名。菊地はいきなり、でんぐり返し4回転で場内をどよめかせる。「最近さくら学院の卒業生の活躍が凄い。来週の(NHKの)ケータイ大喜利には武藤彩未ちゃんと松井愛莉ちゃんが出ます。最愛も近いうち出ないとなので、関係者の方お願いします!」とちゃっかり宣伝していた(笑)。水野は菊地に対抗して、側転を一発キレイに決め、「公開授業も残り2回。はっちゃけられるのは今日が最後なので、会場そしてニコ生を見てる父兄さんにも楽しんでもらいたい」と意気込んだ。

さくら学院公開授業「書の授業 2」1限目レポート@はまぎんホール ヴィアマーレ 2015.MAR.7

森先生も書に挑戦!『仰げば尊し』のアンサーソングとは?

 半紙は徐々に大きなものに。水野は「トマトくん!」と書き、最近開発した新キャラの口調で笑わせた。倉島は「塁のしみ」と意味不明の書(笑)。どうやら「墨のしみ」の間違いのようだ(笑)。水野は「ほっぺ」。水野は「肌が乾燥したけどクリームがなかったので、リップクリームを顔につけたら乾燥して腫れちゃって……」とびっくりエピソード披露で沸かせた。矢野先生がすかさず「私たちはリップクリーム塗らなくても乾燥してるの」と悲しいツッコみ。

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 菊地は「想」「仲間」と徐々にエンジンがかかってきた様子。すると白井が「卒業しないで!」と泣かせる書。水野はピースマークのような顔を描き、鼻の部分に「本音」と書き、「今は笑顔だけど、本音は卒業したくない」と感動のコメント。続いて磯野は「主語」。「颯良ちゃんの言葉に主語がなくて、全然会話が成り立たない」と暴露して大爆笑を呼んだ。倉島は「ラスト2回」とこのメンバーでの公開授業の残りを憂い、白井は「離れていても心は一つ」、水野は「声援」と少しずつ卒業を意識させるキーワードが増えていく。

 かと思えば倉島は「視線」。「父兄さんがこっちを見ているのを感じる」というコメントで観客席の父兄たちをどよどよさせる(笑)。白井はうるうるとした瞳で「大好き」とさくら学院のメンバーたちへの想いを書けば、水野は「ずっと」と書いて、トマト君のキャラで「父兄さんやさくら学院への想いは変わらないから、ずっと」と説明して喝采を浴びた。

 菊地は「君に届け」とニューアルバムのタイトルをアピール、倉島が「先生」書くと森先生がすかさず「ありがとう」と照れるが、倉島は「舞台の後ろで紙や墨を用意してくれている職員室の先生たちへの感謝」のことと説明し、森先生はがっかり(笑)。

 ここで森先生の書。題して「ちょっとは仰げや」。これには観客から笑いと拍手が起きる。磯野がうちわで扇ぐポーズで「こういうこと?」とやるとさらなる大拍手が起きた。ニューシングル『仰げば尊し ~ from さくら学院 2014 ~』へのアンサーソングですと森先生の悲痛な叫びに笑いが起きるが、矢野先生は「仰いでもらえるようにやれや!」と切り返した。

 菊地はここで「まだ」と書くと、「あの俺……」と、急に男口調でどよめかせ、「トマト君がカッコ良すぎるんで、ほうれん草君も……」といきなり新キャラをぶち込んで爆笑を呼ぶ。菊地は続けてオラオラ系の口調で「おまえらまだ泣くなよ? 卒業っぽい言葉書いてるけどまだ卒業じゃないぞ、わかるな? お前だよ」と森先生に向かい「ホウレン草君怖い」とビビらせる(笑)。他に発表できるものはないかと、森先生は「こけし君は大丈夫?」と倉島にふって笑わせた。そして白井の作品は、さくら学院の生徒10人の名前を連ねたもので感動を呼ぶ。


次ページは、生徒たちの想いがこもった書に父兄も思わず涙


卒業に向けての想い、今後への決意……それぞれの気持ちが力強い書に

 そしていよいよ最後の書の制作。大きな太い筆をそれぞれ選び、心の中の会心の想いを半紙に叩きつける。

菊地「届け」……「今年はメンバーと離れてることが多くて、届けることが大切だと思ったし、届くと嬉しかった。それから皆さん、ちょっともう泣いちゃってるけど、私は由結とすぅちゃんと信じる道を進んでいくので、私たちを信じてついてきてほしいなって想いを込めて書きました」と話し、感動を呼ぶ。非常に力強い、決意に満ちた書になった。

水野「さくら学院」……「転入してからずっと頭の中はさくら学院だし、卒業してもそれは変わらない。さくら学院が一番素敵な学校と胸を張って言えるし、これからもさくら学院を広めていきたい」。水野のその想いが乗り移った、愛に満ちた書ができあがった。

磯野「完ぺき」……「璧の字がわからなくて」と笑わせ、「自分が完璧に近づきたいと思うから、ここに書いたらやるしかないので意思表明として書きました」と宣言して拍手をもらう。勢いと力強さにあふれた磯野らしい書になった。

倉島「感しゃ」……「謝の字がわからなかった」と中1らしさも見せ、「今年転入してきて、中3と過ごした時間は短いけど、感謝したいことがたくさんあるのでこの字にしました」と、倉島らしい暖かみのある優しい書になった。

白井「もっともっと伝えたいし 伝えてください」……「中3への感謝の気持ちをもっと伝えたいし、中3からもっといろいろなことを学びたいので伝えてください。泣いてないです」と真情を吐露。やはり白井らしい気持ちの乗った書になった。

 菊地は最後に「2年前の授業とはまた違って、卒業生になって違う想いにもなったので、その想いをぶつけられて良かった。でも私たちまだ卒業じゃないですよ? 泣いてる父兄さんが多くて……卒業式まで泣かないでください」と締めた。

 確かに卒業が近づき、感傷的になってしまいがちな雰囲気も漂う公開授業となったが、父兄はみな卒業が悲しくて寂しくて泣いてるわけじゃないんだと感じる。さくら学院の生徒たちがぐんぐん成長している姿を目の当たりにして、それが眩しくて嬉しくてつい涙が出てしまうんだ。菊地のコメントを聞きながら、そんな想いが去来した。

 今年度の公開授業は次週のひとつを残すだけとなった。人気のある「歌の考古学」の授業ではどんな成長を見せてくれるのだろうか?

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竹崎清彦 アイドル、ファッション、スポーツ、ゲーム攻略本など幅広く執筆。趣味はライヴ観戦。好きなアーティストを追いかけ世界中どこへでも行きます! 80年代モノに詳しい。 

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