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日本的な音の使い方が印象的なDoll☆Elements「君に桜ヒラリと舞う」 マーティ・フリードマン★鋼鉄推薦盤

2015年05月08日 07時00分

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 当コラム初登場、最近ブレイクの兆しを見せているDoll☆Elements。実際、このメジャー第5弾シングル『君に桜ヒラリと舞う』はオリコンウィークリーチャート5位を獲得した楽曲。内容もめっちゃいいです!

Doll☆Elements『君に桜ヒラリと舞う』

#37_Doll☆Elements『君に桜ヒラリと舞う』

 当コラム初登場のDoll☆Elements。彼女たちは2011年結成なので新人さんとは言えないんですが、最近ブレイクの兆しを見せているというので、今回入れさせていただきました!

 実際、このメジャー第5弾シングル『君に桜ヒラリと舞う』はオリコンウィークリーチャート5位を獲得した楽曲。内容もめっちゃいいです!

 トイピアノを思わせる琴の音と尺八の音がすごく印象的で、歌メロ自体も純邦楽っぽい和テイストな旋律が満載。日本人にしか出来ないポップスというのはこういう曲のことを言うんだと思う。

 思い返してみると、こういう和テイストの曲が最近やけに増えていない? 以前、このコラムで紹介したものだと、でんぱ組.inc『ちゅるりちゅるりら』もそうだし、きゃりーぱみゅぱみゅの曲のいくつかにも純和風のメロディが使われている。昨年、車のCMに使われて有名になったボーカロイド曲『千本桜』もそうだね。ボクがJ-POPに触れ始めた1990年代には、こういう和テイストのメロディって全然なかったのに。

 これはあくまでボクの想像なんだけど、日本の人々はクールジャパンなどの影響から、自分の国の文化に自信を持ち始めたんじゃないかな?

 1980年代くらいまでは海外に対するコンプレックスがあったと思うんだ。だから一生懸命、海外のカルチャーをコピーしていた。でもそういうコピー文化は、海外では「ニセモノだ」で終わってしまう。音楽なんかは特にそうなんだ。

 きゃりーぱみゅぱみゅが海外でウケているのは、どこかしらに日本風の雅楽・歌謡曲的なメロディがあるからなんだよね(もちろん、ビジュアル的要素もあるけれど)。

 時々、海外のミュージシャンに『J-POPは80年代のアメリカ風だ』と言われて悔しい思いをすることがあるんだけど、そういう人々にこそ「君に桜ヒラリと舞う」を聴かせたいね。「これが日本のポップスなんだ!」って大声で言ってやりたいよ。

(構成・文/尾谷幸憲 協力/野島亮佑)

Marty Friedman
マーティ・フリードマン
ギタリスト、プロデューサー。全米で1000万枚以上のCDを売ったヘヴィメタルバンド「メガデス」に在籍。2004年から日本の音楽シーンでも活躍。ももいろクローバーZ『猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」』への全面参加。ニューアルバム『インフェルノ』(ユニバーサル)が発売中。

新番組『アイドルお宝くじ』にナレーション出演中
<O.A.情報>
テレビ朝日/毎週金曜日 26:50~
BS朝日/毎週土曜日 26:30~
CSテレ朝チャンネル1/11月7日スタート・毎週金曜日 24:00~

月刊エンタメにて誌面版「マーティ・フリードマンのヘドバン★鋼鉄推薦盤[メタルレコメンド]を連載中!

【公式HP】http://www.martyfan.com/
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