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UPDATE|2015/07/06

SKE48・高柳明音が今野悠夫と「浄霊探偵」でW主演も「完成間近に『主演』と言われた」と暴露

俳優の今野悠夫と、アイドルグループ「SKE48」の高柳明音がW主演を務める映画「浄霊探偵」。とりついている霊の不浄な部分を清め、災いを止めさせて解決し霊界に導くという、「浄霊」をテーマにしたオリジナル作品だ。主人公で探偵の小笠原篤を演じる今野と、悪霊にとりつかれているとされる一族の長女・鹿篭百合香を演じる高柳の2人にインタビュー。役作りお互いの印象、演技についての熱い思いなどを存分に語ってもらった。


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専門的知識の習得と自然体、対照的な役作り

——お互いの初対面での印象はどうでしたか?
今野 顔が小さいのに驚いたのと、あと面白いバックだった印象があります。
高柳 私がめっちゃ小さいのもありますが、衣装合わせのときに初めてお会いしたので、背が高い人がいるなと思いました。

——お互い外見の印象が強かったんですね。では、役作りについて教えてください。
今野 実際には日数を重ねてやっていくものを、般若心経って何とか、言葉の意味とか、(浄霊師という役柄上、)いろいろと最初から知っておかないといけない。たとえば劇中で出てくる専門的な言葉は、文章になっていなくて口伝で伝えられているものがほとんどで、ちょっと分かりづらい言葉になっているそうです。だから音で覚えるというか、何を言っているんだろうというところから悩み倒しました。

——専門的な所作を覚えるのは大変そうですね。小笠原という人物像はどう思われましたか?
今野 主人公の小笠原が元々持っていた挫折だとかいうのは、9割の人がそういうところにいて、それでどう折り合いを付けていくかというところ。結局、周りの人によって、どう自分が変わっていくかなので、多分その機会を与えてもらった男なんです。

——高柳さんは除霊番組のリポーター役でしたが?
高柳 わりと等身大で年も近い。この仕事をしているうえでリポーターもやったことがあったので、そんなにかけ離れているものではなかったから、いつもの収録みたいな感じでした(笑)。

——普段の仕事の経験に基づき自然体で演じることができたと。
高柳 いつものような感じでやったから、ファンの方に「明音ちゃんだったね」と言われるのがオチかもしれませんね(笑)。演技という点では、そんなに自分とはかけ離れていないので、ファンの方はいつもの感じだねと見るのではと思うし、逆に私のことを知らない方も、その役をやっていることに対して特に違和感なく見てもらえたらいいです。

今野悠夫

まさかの主演の押し付け合い?

——今回、お二人はともに映画初主演となりますが、お気持ちは?
高柳 主演だと思って撮っていなくて、撮影が終わった後どころか、完成間近になって「主演になりました」と言われました。

——なかなかのサプライズぶりですね。
高柳 主演だと聞かされていなかったから、主演だと思って撮影もしていないし、主演だと言われて撮ったわけじゃないから、やっぱり完成したものを見ても主演じゃないなと思いました(笑)。

——今年の“初”ということでいけば、初選抜のほうが衝撃は大きかったでしょうか?
高柳 そうですね。でも衝撃というのは少し違って、信じられなかったからこその衝撃だと思うんですけど、私は信じていたので。感動はもちろんあったけど、衝撃というよりかは、あきらめなくてよかったというほうですね。
今野 見ていて、めっちゃ感動しました! それと高柳さんが初主演だと言われていますが、僕も初主演だということを忘れないでほしい。最初から聞かされていた分、むしろプレッシャーがあります。
高柳 私ばかりピックアップされているから申し訳ないです…。
今野 大人の保険かもしれない(笑)。

——今作を誰かに勧めるとき、どんな作品と紹介しますか?
今野 映画ってやっぱり娯楽だし、その中を通じて持って帰ってもらえるものは何でもいい。楽しかったでもいいし、あそこのシーンで考えさせられたなとかは、見てくださった方のものなので。誰かが何かで成長したりもする話なので、そこを見て本当に楽しんでもらいたい。
高柳 実際の浄霊師さんがお経を唱えているシーンがありますが、見ていて効きそうだなと思うので、自分にそういう身に覚えがあって憑いているかもしれないという人が見たら、もしかしたら追い払えるかもしれない、という映画だと思っています。

——こういったテーマなのに爽やかさも感じられる作品だと思います。
高柳 全然怖くなくて、むしろちょっと心が温まる。ホラーじゃないというのは言っていきたいですね。

——今後挑戦してみたい役はありますか?
今野 もう“何でも来い!”です。「やってみたい役は何ですか」と聞かれたら、むしろ「ない」というぐらい、何でもやってみたくてしょうがない。いろんな発見をそこでさせてもらっている感覚なので、何でもやってみたいです。
高柳 たくさんの人の背中を見てもっともっと勉強したい。演技の仕事がしたいと言っている中で主演にこだわったことはないし、今回主演と聞かされて逆にすごくプレッシャーというか、まだ自分には早いから受け入れきれていないところがある。もっともっと自分に自信が持てるぐらい、たくさんの人の背中を見てから、いつか念願叶ってそのときに「初主演だね」と言われるぐらいの主演を果たしたいです。

——今作はお二人の“主演感”も楽しみに見るということで…(笑)。
高柳 できることなら最初から主演と聞かされて主演の映画を撮りたいです。
今野 そこまで言ったら振りですよね(笑)。
高柳 やめてください! もう振りじゃないですからね(笑)。でも私のことを主演だと思って見ると、主演じゃなかったなと思って終わりそうですし、自分で見ても思いました(笑)。これこそが後付けなのかと(笑)。

今野悠夫(左)と高柳明音(右)

撮影/合田義弘、取材・文/遠藤政樹

 
<映画『浄霊探偵』>
7月18日(土)池袋シネマ・ロサ他全国順次ロードショー


配信情報:
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ストーリー:
人気番組「心霊ハンター」で活躍する霊能師 黒川無山の裏の顔を暴く!―そんな調査依頼を受けた探偵の小笠原(今野悠夫)は、番組ADとして撮影隊に潜り込むことに成功した。小笠原は、かつて浄霊師の師匠 神矢翔尋(神島千尋)の元で、霊能師になる為の苦しい修行を受けた経験があった。調査対象の黒川(大山ダイキ)は非凡なる霊能力を持ち合わせながらも、「生身の人間が実態のない悪霊を恐れることなど実にバカバカしい。そんなもの切り捨ててしまえばいい」という除霊思想の持ち主。そんな折、番組の司会を担当する鹿篭百合香(高柳明音〈SKE48〉)の実家で続いている数々の不幸を題材に番組を制作することに…。小笠原はじめ、番組クルー、百合香、病床に伏す妹の藤乃(田中絵瑠)、黒川らは、鹿篭家に充満する邪悪な気配を感じ取るのだった。藤乃の容体が、急速に悪化していくなか、小笠原は黒川の正体を明らかにし、ついには邪悪な黒川との対決を決意するのだった―!


出演:今野裕夫 高柳明音(SKE48) 鈴木かなえ 小川孟起 絵瑠 上月せれな 大山ダイキ/岩井七世/神島千尋/森次晃嗣
企画・原案:神島千尋
監督:都築宏明
脚本:松井香奈
挿入歌:『同じ空の下で』
Vocal 上月せれな/(作詞 作曲 編曲)株式会社インスパイアミュージック
製作:ベストブレーン/KODO ENTERPRISE
プロデューサー:兼田 仁/服巻泰三
配給:ベストブレーン
共同配給:ソリッドフィーチャー
コピーライト:(c)2015「浄霊探偵」製作委員会

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