ライブレポ

大阪☆春夏秋冬がフリーライブで締めた“東京夏の陣”

2015年08月17日 19時00分

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 この夏、アイドル界で最も話題になったトピックの一つと言えば、大阪☆春夏秋冬がついに見つかったことが挙げられるだろう。8月1日・2日のTIF2015でファンに衝撃を与え、8日には東京初ワンマンライブが成功。13日には盆フェスでも話題をさらい、アイドルファンのあいだでは「しゅかしゅん、見た?」が挨拶代わりになった感がある。

 さらに13日深夜放送の『アフロの変』(フジテレビ)でも大阪☆春夏秋冬を取り上げ、メディアまでもが注目する存在に。そんな彼女たちが、お台場、渋谷と続いた8月の東京行脚を締めくくる場所に選んだのは、代々木公園の野外ステージだった。8月14日午前11時からのフリーライブである。
 

代々木公園屋外ステージに現われた大阪☆春夏秋冬。「代々木音楽祭」は翌日から開催されるもので、彼女たちのステージとは無関係だ

 このフリーライブ、実は急きょ決定したもので、告知できたのはわずか2日前のこと。お盆とは言え平日の午前中というのもネガティブな要素である。しかも大阪☆春夏秋冬にとって、東京での野外ライブには苦い思い出もあった。ちょうど1年前の2014年8月8日、初の東京遠征として上野・水上音楽堂での「Big Bang Fes.」に登場した彼女たちを観に来たのは、わずか20人ほどだったのだ。

 ほぼ定刻にステージへと現われた7人のメンバーたち。その表情には若干の緊張感が浮かぶ。代々木の野外ステージから見る光景はどんなものか。そこには、視界いっぱいに広がる数百人のファンが夏空のもとに詰めかけていた。わずか2週間前まで東京ではほぼ無名だった彼女たちが、いまや悪条件をもろともしない集客力を発揮するようになったのである。

■M01 Kill the King

 フリーライブという不特定多数のファンを念頭に置いたのか、1曲目に持ってきたのはカバー曲の『Kill the King』(Rainbow)。しゅかしゅんらしい激しさを表現できる曲だ。その冒頭で彼女たちはいきなり、跳んでみせた。いま話題の大阪☆春夏秋冬を初めて観たファンは、「こんなに高く跳ぶアイドルなんて見たことない!」といきなりの熱さに驚かされたことだろう。
 

いきなりのジャンプでオーディエンスの度肝を抜いてみせた

 一気にファンの気持ちを掴んだ彼女たちは、初っ端からフルスロットルだ。頭を振り、髪を振り乱し、全身を躍動させる。メインボーカルの舞奈はファンを挑発し、天を向いて叫び、ステージ上を転げまわる。

「なんなんだ、これは!?」。これまで観たことのないパフォーマンスを目の当たりにした初見のファンは、なぜ彼女たちがTIFで見つかったのか、たちどころに理解したことだろう。
 

メガネっ子の杏菜がスーパーサイヤ人のごとく髪を振り乱す

天を仰ぐかのような姿勢で声を振り絞る舞奈。まるでモーターヘッドのレミーではないか! この黒い衣装はAce Of Spadesのことなのか

さらにはステージを転げまわる。こんなロックなステージを見せつけられたら、オーディエンスも熱さで対抗するしかない!

由奈と茉奈が激しいスピンでパフォーマンスを支える。ちなみに黒いホットパンツは全部見えてしまって構わないのだとか

■M02 カメレオン少女

 30分だけのステージにすべてを懸けるべく、すかさず2曲目を投入。お次は磨きこまれたダンスで魅せるオリジナル曲の『カメレオン少女』。7人そろっての動きもあれば、シンメトリーな動きもありと、まるでカメレオンのようにその姿を有機的に変えつつも、計算されたフォーメーションは目に楽しい。

 激しい動きの中でもメンバーたちは、しっかりと釣りを狙ってくる。ダンスメインの作りこまれたステージングかと思いきや、満面の笑顔でレスをぶっこんでくるのだから。観ているほうはたまらない。おそらくこの日も何十人ものファンが、ハートをぐさりと射抜かれたことだろう。
 

このゾンビ風のムーブは『カメレオン少女』を特徴づける振り付けのひとつだ

上げる足の高さも美しい。左から瑠奈、恵園、茉奈

ズキューン! お前の心はもう撃ち抜かれている

そしてすかさずこの笑顔。お前はもう、恋に落ちている

ダンスの合間に杏菜と由奈が満面の笑みで釣りに掛かる。由奈は毎回、全員にレスを配るように心がけているのだ

■M03 SHINE

 間を空けずに投入したのは、7th系のコード進行と明るい曲調で最近のアメリカンガールズポップを思わせる『SHINE』。8月8日のライブで限定発売された4thシングル曲だ。こちらは打って変わって柔らかい振り付けのダンスで、メンバーの表情をじっくり楽しむことができる。

 通常なら曲を追うごとに激しさを増す方向のセットリストが定番だが、今回はあえてその逆をいった形だ。いま話題をさらっているとは言え、未だ自分たちを知ってもらう段階にある彼女たち。まずは激しさでオーディエンスの心をつかんでから、徐々にいろんな引き出しを見せていくという今回の流れは、客層がバラつくフリーライブでは正解なのかもしれない。
 

光を浴びて目覚めるシーンで始まる『SHINE』

しゅかしゅんトレインは左右に展開。なぜこんなに髪の毛が荒ぶるのかが不思議でもある、

光を讃えるポーズなのか、お手振りを促すシーンはけっこうアイドルっぽい

こ、これは茉奈たんビームなのか!? 一方でクール系の里奈に惹かれる野郎どもも少なくない

ステージ前端に並んで、ファンに一番近い距離で次々とレスを送る黒きスナイパーたち

■MC
 
 3曲を終えて、ここでやっとMCに入る。ただ時間に限りがあるため、自己紹介も含めてきっちり4分で終わらせた。実に23分を費やしたワンマンライブのMCに比べればショートショートサイズであろう。
 
「代々木公園で、野外ステージでこうして単独ライブをさせていただくことが急に決まったんですけど、こんなにたくさんの方に来ていただいて、本当にありがとうございます!」

「昨日ね、夜中のテレビに、フジテレビの『アフロの変』という番組で私たち紹介していただいたんですが、観た人いる? うわー、めっちゃ観てくれてる~ ありがとうございます!」

「私たち最近ね、テレビで紹介されるようになったりとか、雑誌とかにも取材いただいたり、ホンマありがたいです。でもね、これも来てくださった、応援してくださった皆さんのおかげなので、今日はこのステージ、感謝の気持ちを込めていきたいと思いますので、最後までついてきてください。よろしくお願いします!」
 

「私たち、大阪☆春夏秋冬です!」。この手が花を表わしているのって知ってました!?


次のページでは、ライブ後半戦からアンコール、そしてライブ後の独占インタビューも!
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タグ: 大阪☆春夏秋冬