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乃木坂46『太陽ノック』に見る、なぜAKB48系列のサウンドは似ているのか? マーティ・フリードマン★鋼鉄推薦盤

2015年08月20日 07時00分

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 やはりこの季節は夏らしいアイドルソングが目白押しだね~。その中でも注目したいのが、やはりAKB48系列のグループの楽曲。ボクがチョイスしたのは〝乃木坂46〟の12作目の『太陽ノック』。メンバー生駒里奈ちゃんがセンターに復帰した楽曲です。

乃木坂46『太陽ノック』

#46_乃木坂46『太陽ノック』

 聴いてのとおり、この曲はAKB48グループの定番フォーマット「イントロに印象的なギター(orシンセ)+8ビートのロック風のドラム」が採用されていますね。特にイントロは、ボクが大大大大好きな名曲『ヘビーローテーション』を思わせるギターのカッティングではじまっているし、Bメロはちゃんとヲタ芸(コール)を入れやすい展開。サビはHKT48『桜、みんなで食べた』を思わせる、馴染みやすいサイコーのメロディを持ってます。

 この曲を聴いた一部の人から「AKBって曲がどれも一緒」なんていう声も上がっているみたいだね。だけど、より多くの人に聞かせたい、届かせたいという意味でいえば、こういう安定感・安心感のあるサウンドを続けるのは大切なことなんですよ。

 これはボクがいるメタル/ハードロック界でも同じで、AC/DCなんていうバンドは40年間、同じことをやり続けている。彼らは音楽的にファンを裏切らないバンドとしても知られています。AKB関連ユニットも、そういう段階に入ってきているのかもしれないね。

 ちなみに乃木坂46は、以前この連載でもお伝えしたとおり、他のAKB48グループとちょっとだけ違うところがある。それはサウンドがゴージャスなところ。実は本作も一見、AKB風に聴こえて、AKBではあまり使わないストリングス(弦楽器)によるオーケストラサウンドが随所に散りばめられている。これがサウンドのキラキラ感を増幅させている。特に曲の2:20くらいのところからはじまる、ストリングス+ピアノの間奏部分は超印象的。AKB48系列のクリエイターたちのクオリティの高さに改めて脱帽です!

(構成・文/尾谷幸憲 協力/バラン野島)

Marty Friedman
マーティ・フリードマン
ギタリスト、プロデューサー。全米で1000万枚以上のCDを売ったヘヴィメタルバンド「メガデス」に在籍。2004年から日本の音楽シーンでも活躍。ももいろクローバーZ『猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」』への全面参加。ニューアルバム『インフェルノ』(ユニバーサル)が発売中。

新番組『アイドルお宝くじ』にナレーション出演中
<O.A.情報>
テレビ朝日/毎週金曜日 26:50~
BS朝日/毎週土曜日 26:30~
CSテレ朝チャンネル1/11月7日スタート・毎週金曜日 24:00~

月刊エンタメにて誌面版「マーティ・フリードマンのヘドバン★鋼鉄推薦盤[メタルレコメンド]を連載中!

【公式HP】http://www.martyfan.com/
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