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P.IDL『夏っ!』を聞きながら、AKB48=日本のビートルズ説を考えてみた マーティ・フリードマン★鋼鉄推薦盤

2015年08月23日 07時00分

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 今回は当コラムで初登場となるアイドル〝P.IDL〟を取り上げたいと思います! P.IDLは「PERFORMANCE IDOL LEAGUE(パフォーマンス・アイドル・リーグ)」の略で、POP、IDOL、DANCE、LADYという4つのチームで構成されているユニット。デビュー前に渋谷公会堂で単独ライブを開催して話題を呼び、2014年5月に『少女のままじゃいられない』でデビュー。このセカンドシングル『夏っ!』はオリコンデイリーチャート6位を獲得しています。

P.IDL『夏っ!』

#47_P.IDL『夏っ!』

 で、この曲を聴いて本当にビックリした! どっから聴いてもAKB48関連ユニットの楽曲なんですよ! 「イントロに印象的なシンセ(orギター)+ヲタ芸を入れやすい8ビートのロック風のドラム」というフォーマットがそっくりそのまま再現されているんです(いや、正確にいうとドラムは打ち込みの4つ打ちビートになっているんだけどね)。P.IDL『夏っ!』のサウンドクリエイターさんは、AKBを相当研究していると思いますね。

 この連載で先月掲載したコラム『AKB48が切り開いたアイドルソングの鉄則「王道8ビートロック」』(http://www.entamenext.com/news/detail/id=1540)でも書いたけど、今のアイドルの楽曲のスタンダードは、AKB48だと思うんですよ。いわば欧米のロックの基本がビートルズで、多くのアーティストがビートルズのやり方を真似ていったような感じでしょうか。それと同じ現象が日本のアイドル界に起こっているだろうね。そう思うとちょっと面白くない?

 もちろん、ボクはP.IDLのサウンドを否定しているわけじゃないよ。これはこれでアリ。むしろ大好き! P.IDL『夏っ!』はAKB48よりもフレッシュさを感じるんですよ。それはたぶん、ボーカルのスタイルの違いでしょう。まずAKB48のメンバーとは声質が全然違うし、ボーカルの重ね方(合唱)もちょっと違う。だから新鮮に聴こえるんだろうね。

 ちなみにP.IDLにはカナダ出身の白人の女の子がいるみたいなんです。どういう経緯でメンバーになったのかはわからないけど、外国人がいるアイドルというのも、ちょっと新しいよね。

(構成・文/尾谷幸憲 協力/バラン野島)

Marty Friedman
マーティ・フリードマン
ギタリスト、プロデューサー。全米で1000万枚以上のCDを売ったヘヴィメタルバンド「メガデス」に在籍。2004年から日本の音楽シーンでも活躍。ももいろクローバーZ『猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」』への全面参加。ニューアルバム『インフェルノ』(ユニバーサル)が発売中。

新番組『アイドルお宝くじ』にナレーション出演中
<O.A.情報>
テレビ朝日/毎週金曜日 26:50~
BS朝日/毎週土曜日 26:30~
CSテレ朝チャンネル1/11月7日スタート・毎週金曜日 24:00~

月刊エンタメにて誌面版「マーティ・フリードマンのヘドバン★鋼鉄推薦盤[メタルレコメンド]を連載中!

【公式HP】http://www.martyfan.com/
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