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UPDATE|2015/10/17

イチハチ直前! ここまでの大阪☆春夏秋冬の動きを追ってみた&インタビュー2連発!

いよいよ今週末の10月18日に迫った、大阪☆春夏秋冬のワンマンライブ「イチハチ」@江坂ミューズ。8月8日の「ハチハチ」でファンに衝撃を与えた彼女たちが、果たしてその衝撃を維持できているのか、そして更なる成長を見せることができるのか、今後の活動に向けての試金石となるライブだと言えよう。

 そんな大阪☆春夏秋冬(略称:しゅかしゅん)は9~10月にかけて精力的に各種のイベントに出演。それぞれ短い持ち時間ながら、まだ初見のファンに大きなインパクトを残してきた。

 そのなかからエンタメNEXTでは、9月19日に東京・お台場で開催された「肉フェス」、そして9月22日に山梨・山中湖畔で開催された「Twin Box Fujisan」でのしゅかしゅんに密着。それぞれのステージに上がった感想と、彼女たちが感じてきた課題についてインタビューを行なった。イチハチを目前とした彼女たちの生の声をお届けしたい。
 

晴天に恵まれた「肉フェス」。この夏を惜しむかのように、ステージの上も下もとにかく暑かった。

仮設のステージはステップやジャンプのたびに板が鳴り、素肌で触るのが厳しいほどに太陽で熱せられていた。

――みなさん、暑さは得意なんですか?

恵園 私、苦手なんです……。もう限界に達してました。でも体調は全然大丈夫です!!

――そんな暑さに負けないくらい、お客さんも熱かったですね。

茉奈 客席の後ろのほうで、多分肉フェスか何かに来た通りすがりの方たちやと思うんですけど、めっちゃ高くジャンプしてくださってて、「あ、ウチらより高く跳んでる!」ってビックリしました。

舞奈 今日は肉フェスのほかに「ULTRA JAPAN」に来たパーリーピーポーな人たちもいて、そのパリピたちがリフトとかして指差ししてるのも見えたんですよ!

杏菜 だからステージから見たら人がいっぱいいて、「ヤバイヤバイ!」って思ってました(笑)。

舞奈 今日は音楽好きな方が集まっていたので、ちょうどいい機会かなあって。
 

客席側後方からの写真を見ても、観客の多さを感じさせる。りんかい線の東京テレポート駅からお台場に来た人にばっちり見える場所だった。

杏菜のハイキック! 後ろから見るとあらためて、上げた脚の角度に驚く。

――そんな音楽好きを前に、手応えのあった曲はありますか?

全員 『C’:mon』です!

恵園 やっぱ『C’:mon』が一緒に盛り上がりやすい曲と言いますか。一緒に跳んでくれたりしてました。

杏菜 サビの振り付けで一緒にできるところがあって、初めての方でもわからへんなりにマネしてくれたりしてました。

舞奈 客席の真ん中らへんに机があって、そこでお肉食べてはる人もおって、その人たちもノッていてくれましたね。

――今日は肉フェスですからね。もう肉は食べましたか?

全員 まだなんです~。

茉奈 まなたちよりもね、みなさんに先にお肉を食べてもらおうと思って。

6人 絶対、そんなん思ってないやろ!(総ツッコミ)

茉奈 すいませーん、お肉めっちゃ食べたかったですー。
 

ステージのすぐ前が客席になっており、演者と観客のこんな近距離での掛け合いも見られた。

曲間でスタンバイするステージ上の2人を舞台袖から撮影。カメラを見つけた杏菜と茉奈はこんな表情を見せてくれた。

――あはは、やっぱりお肉好きなんですね。

6人 大好きでーす!

恵園 あまり好きじゃないです……。

舞奈 そんなこと言うたらもう、大阪帰ってもらお。

茉奈 今日ゴハン抜きですよ!

恵園 ああっ、ゴメンなさーい。お肉好きです~。

――そんなしゅかしゅんは草食ですか、肉食ですか?

6人 肉食でーす!

恵園 どちらでもないでーす、雑食でーす。

舞奈 あはは、なんやそれ。ともかく草食はいないです!
 

パーリーピーポーの熱気に乗せられたのか、熱い動きでステージを彩る。左から里奈、舞奈、由奈。

おなじみ『Let you fly』のハイジャンプ! まるでステージ上にふわりと舞い上がっているかのようだ。

――そんな肉食のしゅかしゅんは最近、お客さんの多いステージが増えましたね。

杏菜 ほんま、ありがたいことです。

恵園 こんなたくさんの人に観てもらえるなんてね。

由奈 この前、大阪の中央公会堂でもライブさせてもらったんですけど(9月18日@大阪アイドルフェスティバル in 中之島)、一番奥までほぼ満席でした。

杏菜 フェスやイベントで観てもらえるのも嬉しいんですけど、そのあとでどうやってしゅかしゅんを好きになってもらえるかが課題です。

舞奈 しゅかしゅんはいま難しいところにいてて、ファンが増えるか増えないかっていう瀬戸際なんです。一番大切な時期なんで、ワンステージワンステージを気合いで飛ばして頑張ろうかなって。

――さすが大学が決まった人は言うことが違いますね。

杏菜 まいなね、一番最初に「絶対大学には行かん」って言ってたのに、一番最初に大学決まったんですよ!

恵園 まんまとダマされましたね~。


次のページでは山中湖畔で開催されたTwin Box Fujisanでのステージを紹介!

 9月22日の「Twin Box Fujisan」で大阪☆春夏秋冬は、13:25からレッドステージ、そして17:00からはメインステージであるひびきステージと、1日2回のライブを行った。※いずれもタイムテーブル上。ひびきステージは実際には18:00過ぎのスタートとなった。

 規模も雰囲気も異なる両ステージの様子を紹介するとともに、ひびきステージを終えた直後のメンバーへのインタビューをお届けする。

【9月22日 Twin Box Fujisan セットリスト】

<レッドステージ >
M01 Kill the King
M02 C’:mon
M03 Let you fly

<ひびきステージ>
M01 We will Rock You
M02 カメレオン少女
M03 ロミオ
M04 Let you fly
 

富士山麓に連なる山々をバックに、広大な自然のなかで150組のアイドルが競演。しゅかしゅんの歌声が深緑の山に木霊した。

――今日は2ステージお疲れ様でした、先ほど終わったひびきステージの印象を教えてください。

舞奈 ステージが広かったです。(他のメンバーに向かって)今までやってきたなかで一番広いよなあ?

杏菜 すっごく大きなステージでやらさせてもらって!

茉奈 向こうの山まで見える感じで、果てしないなあ! って思いました。

舞奈 『ロミオ』の歌詞で「ずーっと、ずーっと♪」ってところがあって、山を見ながら歌ってたら、ホンマにずーっとって感じがしました!
 

ひびきステージでは1曲目の『We will Rock You』からスロットル全開のハイスパートで飛ばしてみせた。

続く『カメレオン少女』は一転して、様々な要素が詰まった曲。初見の客が多いイベントで、グループとしての幅広さをアピールできたか。

――それでは今日のステージ、自己採点は何点でしょうか?

恵園 えーっ、83点!

茉奈 う~ん、70点。

由奈 73点。

瑠奈 80点!

杏菜 メガネ取れちゃったんで60点です(苦笑)。大きいステージで、いつもより頑張り過ぎちゃって、頭振り過ぎたらメガネ飛んじゃったんですよ。だから最後は2個とも投げちゃったんです。

――珍しい演出だと思っていたら、そういうことだったんですね。

舞奈 まいは50点。というのは頑張って歌いすぎて、左の奥歯で口の内側を噛んじゃって、血豆みたいのができちゃって。

恵園 それで50点かー!

里奈 それ、しゅかしゅんのパフォーマンスとは別の話だから。

舞奈 あ、そやね。ゴメンなさい(苦笑)。
 

トレードマークのメガネを飛ばしてしまった杏菜(右端)をはじめ、メンバーの表情からパフォーマンスの熱さが伝わってくる。

こちらは昼のレッドステージ。舞台のサイズは違えども、決してパフォーマンスが小さくなってしまうようなことはない。

――今日はしゅかしゅんの前のアップアップガールズ(仮)がすごく盛り上がっていて、そこから大阪☆春夏秋冬の出番になったら、お客さんが半分になってしまいました。

全員 う~~~ん(複雑な表情)。

杏菜 シビアに受け止めないとダメなんですけど、お客さんの数でパフォーマンスが左右されたらイケないと思うんですよ。お客さんが少ないからって小さくなってちゃダメで、全力で飛ばして頑張りました。

――実際にお客さんが減ってしまったという現状に対する評価はどうですか?

茉奈 いま伸び悩んでいるところなのかなあって思うので、これからどう工夫してたくさんの方に観てもらえるようになるかっていうのを考えて、やっていかないとダメだなって思いました。
 

昼は4つのステージが固まっているなかでのライブだったこともあり、他アイドルのファンも集まってきやすい環境だった。客席も一斉にfly!

夜のライブはアプガの後でわーすたの前という、絶好の位置でもあり難しい順番でもあったが、ステージ前のファンを確実に惹きつけたことは間違いなかったようだ。

――夕方のメインステージよりも、昼間のレッドステージのほうがお客さんのウケが良かったように感じました。

由奈 お客さんとの距離が昼のほうが近くて、そういう面ではアイコンタクトが取りやすかったのかなと思います。

茉奈 夕方のほうは今までで一番広いステージだったので、広いステージにも負けないくらいのパフォーマンスをしないとイケないなという課題はありますね。

恵園 『ロミオ』の時は、届いているという実感はありました。曲の世界観に入り過ぎて号泣してたんで、よく覚えてないけど(苦笑)。

舞奈 え、泣いてたん?

恵園 今日は泣いちゃった。スイッチ入っちゃった。
 

広い客席をバラードの世界に引きずこんだ『ロミオ』。まるで舞奈が抱えあげられているように見える演出には目を見張る。

昼のステージで見せた、腰から打ち込むヘドバン。初見の客には衝撃的な光景だったに違いない。

――歌いながら泣けるタイプなんですか?

恵園 大きい声で歌っていたら、歌詞の内容が頭のなかでリピートされて、すごくグッときちゃいました。

杏菜 それで「ずーっと、ずーっと」ってね(笑)。

舞奈 その勢いでイチハチまで盛り上げていければと思います!

<了>


 それぞれ観客の質もテーマも違う2つのフェスで、成長への課題を掴んだであろうしゅかしゅん。この夏、アイドル横丁夏祭りやTIF2015も含めた様々なイベントを駆け抜けてきたことで、一回りも二回りも大きくなったのではないだろうか。

 8月8日の東京ワンマンライブ「ハチハチ」ではアイドルファンの度肝を抜いた彼女たち。今度は地元大阪での「イチハチ」で、来年に向けての道筋を示してくれるに違いない。ハチハチからの成長を確かめたい人も、まだしゅかしゅんを未見だという人も、イチハチは間違いなく足を運んで損のないライブになるはずだ。

(取材・文/カゲ)

【大阪☆春夏秋冬 ワンマンライブ情報】

タイトル:OSAKA ONEMAN LIVE「イチハチ」
日時:2015年10月18日(日) open 17:00 start 17:30
前物販:15:00~16:30 ※終演後も物販あり
場所:大阪・江坂 ESAKA MUSE
料金:前売り3000円/当日3500円、別途1ドリンク
備考:女性限定で1ドリンクプレゼント 

■大阪☆春夏秋冬 オフィシャルサイト
http://syukasyun.com/

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