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UPDATE|2015/10/21

アイドルを休止する前にラストアルバムをセルフレビューします~みきちゅのドルオタコラム第5回

10月24日を最後にアイドルとしての活動を休止するみきちゅが、最初で最後のアルバム『天使の十字架』を配信リリース。自身もドルオタの彼女が今回は、自分の作品をセルフレビューする。
 

先日、活動休止を発表させていただいた作詞作曲するアイドルシンガーソングライターのみきちゅです。

このコラムでは、アイドルオタクなわたしが、大好きなアイドルちゃんについてずっとずっと書いてきたのですが・・

今日はアイドル好きが高じてアイドルのフィールドで歌い始めたわたし「みきちゅ」の最初で最後のアルバム『天使の十字架』について、書かせていただきたいと思います(^o^)!!
 


 アルバム『天使の十字架』

―幸せを届ける天使みたいに、みんなに寄り添っていたかったのに、いつしか理想や苦悩を十字架のように背負っていた気がします。そんなみきちゅのすべてが詰まった、最初で最後のベストアルバム。

01 「天才の羽根」
(2015年作曲、限定配信)

わたしがいることで、応援してくれるみんなの人生を変えてしまったと思います。それはとっても嬉しいことであり、同時に怖いとも感じます。
いつしかもらった手紙に「みきちゅの背負う十字架を、わたしも背負ってあげられたら、少しは楽になれるかな?」と書いてあって、すごく感動したんです、わたしはひとりじゃないって思えたし、人生をかけてみんなを幸せにしないといけないと思いました。その思いは今でも。。。

02 「アイドルの秘密」
(2013~2014年作曲、2014年発売『アイドルの秘密』に収録)

みんなを幸せにしたくて歌を歌い始めたアイドルは、気づけば誰かを傷つけて見えない敵と戦っていて、消費されていく。それは悲しくて美しくて切ない。それでも、ここにいたいと思えるのは、応援してくれる君がいるから。いつかいなくなってしまっても、過ごした時間が濃ければ一生お互い忘れないんじゃないかな。そんな願いをこめた、ファン投票第1位の曲。

03 「フローズンストロベリー」
(2012年作曲、2012年発売『恋愛パズル』に収録)

ライブでこの曲のイントロがかかると、みんなの目がキラキラするからこの曲大好き!!!
イントロにMIXが入って。。。など、盛り上がり要素盛りだくさんで作ったのですが、ライブでやるごとに完成されていって、それがすごく新鮮で面白かったです。
だって完璧なコール&レスポンスとして「♪ずっと~」の掛け合いをつくったと思ったのに、そのあとの「♪恋してる~」のあとに予期せぬ「俺もだ~~~」というレスポンスが返ってくるなんて、みんな面白すぎ。

04 「Morning magic」
(2011年作曲、廃盤デモ『mikichu magic!!』に収録)

18歳のときに作ったので、「18年変わることない 退屈だった朝が」という歌詞が入っています。これは何歳になっても変えずに歌ってます!
この曲で、わたしはZepp Sendaiのステージに立ったのです。あの光景は今でも忘れられません。わたしにとって一生この曲が「はじまりの曲」です。
ソニーミュージックとSCHOOL OF LOCKの合同オーディション「閃光ライオット2011」に出るため、『キラキラ』(2010年作曲)とは違うアイドルらしい曲をつくろうと思いました。
このオーディションには、2009年と2010年にギターとピアノの弾き語りで出演していましたが、どちらも2次選考落ち。どうにかして勝ち残りたいと考えたときに、他の人と違う武器が必要だと思い、わたしにとってそれは「アイドル」だと思ったのです。そして書いたのがこの曲だったとゆーわけ!

05 「可愛い屋さん」
(2014年作曲、2015年発売『可愛い屋さん』に収録)

この曲をつくったとき、事務所所属と上京という環境に希望しかなかった。これからもっと売れて、みきちゅがたくさんの人に知れ渡っていくとドキドキしていた。だからこそ、前作『アイドルの秘密』とは違う可能性を見せないとと思って書いた可愛いポップソング。
なのに歌詞は、可愛いには終わりがあること、無限なんてないこと、そんなことを歌っていた、無意識に自分の終焉を予測していたのかな、今となってはなんだか切ない歌。

06 「アポロ」
(2009年作曲、初収録)

弾き語り時代、一番人気の高かったこの曲を、ロックアレンジでアイドルみきちゅの曲にするという初の試み。
すごく大好きで大切な曲だけど、なかなかみきちゅの世界観に馴染まず、それが辛くてあまり歌えず音源化もできなかった曲。本当に大好き。
最近、この曲にけっこう人気があったことを知り、もっと早く音源化したり、ライブでたくさん歌いたかったと思いました。。。
このアルバムに収録するために、曲を再構成し、歌詞も一部変え、編曲もリアレンジしてもらいかっこよくなりました! はあっ!

07 「I☆SSW」
(2013~2014年作曲、2014年発売『I☆SSW』に収録)

アイドルシンガーソングライターとして生きたことを、残さなきゃ、と思ってつくりはじめて、何度も何度も歌詞を書きなおして、やっと完成した曲。
これをリリースしたあたりから、インストアイベントできるようになったり、衣装がオリジナルになったり、どんどんみきちゅが世の中に知れ渡った気がします。見つけてくれたみんなありがとう。

08 「キラキラ」
(2010年作曲、2014年発売『アイドルの秘密』に収録)

わたしはもともと、シンガーソングライターとして16歳から18歳あたりまで活動していました。その頃作っていた曲たちは、バラードが多く、盛り上がりどころがあまりなく・・・
なので、アイドル曲を!と思っても、ただ闇雲に明るい曲をつくっているだけでは、盛り上がれない曲しか作れなかったんです。
そんな中、自分を助けてくれたのは、「自身がアイドルオタクということ」でした。盛り上がりどころが足りないのなら、「じゃあ、ここにMIXをいれて、、、ここにコールをいれて、、、」と、大好きなAKB48さんの楽曲を参考にしながら『キラキラ』という曲を作り、アイドル曲づくりのコツをつかんでいきました。
最初の歌詞は、幼馴染との恋愛ソング的な胸きゅんものだったのですが、歌詞がなんか変という理由でまわりから反対され、夢を追う今の歌詞になりました。

09 「アイドルに恋をした」
(2013年作曲、2014年発売『アイドルの秘密』に収録)

全アイドルオタクに共感してもらえる自信があります!!!!!!
私立恵比寿中学の廣田あいかさんが大好きすぎて作りました。
本人にも聴いていただけて幸せなり。。。
君のために生きていきたい。。。(重い)

10 「恋愛パズル」
(2012年作曲、2012年発売『恋愛パズル』に収録)

初の全国流通シングルとなった曲! 頭に浮かんでから、曲が完成するまでするするとできた記憶があります(でも苦労してたかも笑)。
仙台のCDショップさんがアツく応援してくれたおかげで、このシングルで初のインストアをやることができました。大きく展開していただいて感激。。
PVを仙台の大学でエキストラを募集して大人数で撮影したのですが、それがすごく楽しかった! ひとりでは味わえない楽しさだったんです!

11 「First love」
(2011年作曲、廃盤デモ『mikichu magic!!』に収録)

サビが「ラララン ラララン」と楽しい感じになってるのですが、つくったときは「ラララン」の場所になにか英語を入れようと思っていたんです! だけど、思い浮かばなくて悩んでるうちに、仮歌の「ラララン」が気に入って、これになったという。。。
今、ライブでうたうと、みんなも一緒に「ラララン」を歌ってくれるから、小難しい英語にしなくてよかったと心から思っています。『Morning magic』とともに、Zepp Sendaiで歌った大切な曲です。

12 「歌姫」
(2010年作曲、2013年発売『I☆SSW』に収録)

『キラキラ』を作曲した時期と同記事に、とりあえずバラードも作ってみよう、と思って作りました。この曲は結局みきちゅの唯一のバラード曲となり、ライブでもレア曲に。
大勢のために歌っていた歌姫は、恋をして自分の本当の気持ちを知り、みんなの歌姫をやめて一人のために歌うという内容です。

13 「正しさは君だ」
(2014年作曲、2015年発売『可愛い屋さん』に収録)

これができた時、「うわあああああまためっちゃいい曲作っちゃった。。。。」って思った! どうかな?
土曜日の18時にやってるアニメの主題歌になって欲しい曲。
なにも信じれなくなっても、何かひとつ信じられるものがあれば人ってがんばれると思うんです。
カップリングだからなかなか表にいく機会がなくて、悲しい。。。もっとたくさんの人に聴いて欲しかったな。
テレビ朝日の「アイドルお宝くじ」3週目を勝ち抜いたら、4週目に用意してたのはこの曲だったんです。歌いたかった。。。

14 「スーパーノヴァ・ラストダンス」
★新曲(2015年作曲、初収録)

活動休止を決めてから書いた唯一の新曲。
本当はもっと、重い歌詞で暗かったのですが、ママの前で読み上げたら気持ち悪いと言われたので全部書き直しました。
星が消える時に一番輝く現象をスーパーノヴァっていうんですよ、みきちゅもそうあれたらいいな。
はじめて編曲にも関わりました。1日何時間もスタジオにこもり続けて気が狂いそうだったんですけど、それ以上に音楽への愛が大きくてなんとか頑張れました。
爽やかに切なくて明るいラストソングをどうぞ。。。

15 「守ってね」
(2014年作曲、初収録)

「夢みたいだったね すべてが」という歌い出しでスタートするこの曲の仮タイトルは『アイドルをやめるとき』。
もちろん、アイドルをやめるつもりなんて全くなかったけど。どうしてこんな曲を書いたのかは思い出せないけど、ライブの最後にふさわしいキラキラした曲が欲しくて作ったよ。
いつまでも頑張り続けるって言いながら、「ずっとずっとそばにいるから、ずっとずっとここにいるから、そんな言葉が苦しくて泣いていた」と歌っていた、自分の気持ちを伝えるのは、やっぱり歌にたどり着くのかもしれない。
みんながいるから、わたしはここにいれる。わたしはみんなに出会うために生まれてきたんだと思うよ。

16 「mikichure」(instrumental)


このアルバム『天使の十字架』は、iTunesなどの配信サイトにて、本日10月21日より配信スタートになっています。1曲単位での購入もできますので、お気に入りを見つけてみてね。

わたしのつくった曲が、あなたの生活の一部になりますよーにっ

曲は死なないって信じてる。

2015年10月24日は渋谷club asiaにて18時から活動休止ラストライブを行ないますので、ぜひ来てください!

 
みきちゅ 1993年1月26日生まれ、仙台出身。自分で作詞作曲も手がける“アイドルシンガーソングライター“として活動。そして重度のアイドルオタクでもある。2014年7月発売の3rdシングル『アイドルの秘密』がオリコンデイリー9位のスマッシュヒットとなり、今年1月リリースの4thシングル『可愛い屋さん』ではデイリー7位とランクアップを果たした。8月2日のTIF2015においてアイドル活動の休止を電撃発表。10月24日のライブがアイドルみきちゅとしての最後のパフォーマンスとなる。

■みきちゅオフィシャルブログ「ちゅぶろ」
http://ameblo.jp/mi7ki/

■みきちゅ公式ツイッターアカウント
@mikichu_magic

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