ライブレポ

12人で史上最高の「ありがとう」を届ける! さくら学院祭1日目ライブレポート

2015年11月04日 17時00分

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「さくら学院祭☆2015」ライヴレポート@赤坂ACTシアター 2015.OCT.31


 街にハロウィンの仮装をした男女が溢れる10月最終週。今年もさくら学院にとって重要な年中行事の1つである「さくら学院祭」の季節がやって来た。6人の転入生が加入した2015年度のさくら学院。半数の生徒にとって初体験となる学院祭で12人はどんなパフォーマンスを魅せたのか? 2日間3公演のさくら学院祭。まずは初日の模様をお届けする。
 

  会場となる赤坂ACTシアターはキャパ1300人あまりで、6人の転入生にとっては最大の会場となる。座席の配置は1階後方席でも2階席でも非常に見やすい作り。どの席からでも存分にライヴを楽しめそうだ。ステージはギリシャ・ローマ風の円柱を配したセットが置かれ、真ん中は生徒たちが出てくる入口になっている。左右には同じくローマ風の男性の胸像が置かれている。ステージの床にはsakuragakuinの文字とロゴ。天井部にはハロウィン様式のお化けやカボチャのアップライトが映し出されている。

 転入生の1人、黒澤美澪奈の影ナレに続き、18時1分、始業のチャイムが鳴る。いよいよ2015年度のさくら学院祭の開幕だ。ステージ中央の出入口に担任の森ハヤシ先生のシルエットが浮かぶ。客席から「おお~っ!」と大歓声と拍手。「それでは出席を取ります!」と凜々しい一声、おなじみの『目指せ! スーパーレディー』のイントロが始まる。6人もの転入生が入った2015年度版、どんな歌詞になったのか?

 トップバッターは中等部3年の大賀咲希。「今年は上から!」と元気に叫ぶ。生徒会長の磯野莉音は「100点取りたいんです!」と切実な願望を吐露。OLキャラが身についた白井沙樹は「父兄は永遠に不滅です!」と変わらぬ父兄愛を叫び、山出愛子は岡田愛にアイスを食べてるところを職員室に通報され、「ぶっ飛ばすよ?」と可愛く抗議する。

 続いては相変わらず森先生に名前を忘れられる倉島颯良。「いい加減に覚えてください!」とプンスカする表情が可愛い。芸歴豊富で黒澤プロと呼ばれる黒澤美澪奈は「はい!黒澤美澪奈です」とカメラ目線でハキハキ。清楚なルックスと面白キャラのギャップが魅力の岡崎百々子は「森セン行けえ!」と元気だ。美人過ぎる歴女・岡田愛は豊臣秀吉の言葉「障子を開けてみよ、外は広いぞ!」で喝采を浴びた。

  残るは小等部組。英語が得意な日髙麻鈴は「It's A Dream」とネイティブのような発音がかっこいい。卒業生の松井愛莉のようなモデルを目指す吉田爽葉香は「ガラガラ!バッキューン!」と小窓から撃ち抜くネタ。小さくても伸びしろは大きな藤平華乃は「ノビシロって何ですか?」と無邪気な魅力全開。最後の麻生真彩は得意のけん玉の技を完璧に決めて、客席からはどよめきが起こった。

 続く曲はファーストアルバムの冒頭を飾った『FLY AWAY』。聞き慣れた楽曲でも、オリジナルのメンバーとは完全に入れ替わった2015年度の生徒たちのバージョンは、耳に新鮮に響く。元気いっぱいのステージに、客席の父兄たちも早くも全開モードで盛り上がる。続いても初年度の楽曲である『Hello! IVY』。間奏部分でフラッグを手にする生徒たち。ニューバージョンの旗の振り方をレクチャーしてくれ、客席は鮮やかなさくら色の波が揺らめく。

 ここでステージは暗転。中央のスクリーンに「さくら学院2015年度上半期の歩み」と題された動画が流される。初顔合わせでの転入生たちの初々しい挨拶、レッスン風景やMV撮影シーン、レコーディングやライヴのリハーサル、そしてライヴの模様が次々と流される。わずか半年あまりの期間の映像だが、転入生も在校生も、その成長のスピードには目を見はるものがある。壁にぶつかりながら成長していく姿は誰にとっても人生の縮図のようなものだが、成長期だからこそ、より眩しくキラキラと輝いて見える。

 ここからは部活動ユニットの登場。まずは山出、岡崎、日髙によるクッキング部 ミニパティ。「プリンセス☆アラモード」。夏のTOKYO IDOL FESTIVAL(以下TIF)で初披露した初代ミニパティの楽曲だが、あれから3ヶ月、完成度はグンと増している。そして大賀、黒澤、麻生の3人からなる帰宅部 sleepieceの登場。これもTIFで披露された『めだかの兄妹』をパフォーマンス。永遠のベビーフェイス・大賀、コロコロと変わる表情が魅力的な黒澤、いつもニコニコと太陽のような笑顔の麻生の元気いっぱいなステージに、客席もパワーをもらってノリノリの反応を見せる。

 続いて始まった楽曲のイントロは意外にもカバー曲の『もってけ!セーラーふく』。ここのところ、1年に1度12月の周年ライヴで披露してきた楽曲なので、学院祭に持ってきたのは正直驚いた。かなり難易度の高いダンスパフォーマンスが売りの同曲を昨年までより早く披露したということは、それだけ今年の生徒たちの仕上がりが早いことの表れか。ダンスの出来もハイレベルで、小柄な藤平は持ち上げられてのバック転で沸かせる。ラストの12人でのラインダンスには今年も圧倒された。

 さてここで、恒例の「サクラデミー女優賞」のコーナー。女優を目指す生徒も多いということで、その演技力を客席の父兄たちに披露し、評価してもらおうという趣旨だ。MCはもちろん森先生。「小学生の生徒も多いのに、演技なんてさせていいのか、先輩に好きと言わせていいのか……構いません!」とゲスに宣言する(笑)。場内の父兄たちも大喜びだ(笑)。そして女優として活躍する卒業生の松井と三吉彩花に触れ、「見ました?『あの花』、後ろからいくやつ。暗殺者見ました?リアルな芝居……僕も一度殺されかけたことあるけど」と笑わせ、さらに「あの二人、今日イベントしてるみたいで…かぶせてきやがった、先輩が」とキレキレのトークを見せて、今回の挑戦者である大賀、岡田、麻生、日髙の4人を呼び込む。昨年小悪魔というより悪魔の演技で優勝した岡田は、森先生に岡田プロと呼ばれ「勝つ自信満々です」と宣言し、大きな拍手をもらうが、その期待の大きさに焦ったのか「メグ今回は無理!」と急にハードルを下げ始める。森先生すかさず「これがプロの技です」と切り返した。

 さて今回のお題は「振られた直後の先輩にグッとくる一言」。相手の男性役は昨年同様客席の父兄たちだ。トップバッターの日髙はつぶらな瞳でカメラを見つめ「先輩大好きです。私じゃダメですか?」とストレートで可愛らしい告白。これには森先生も大興奮で「後ろから先輩を包み込んでるじゃん!」と冷静さを失う(笑)。続く麻生は「先輩、哀しい心の傷、真彩が手当てしてあげます。真彩は先輩のこと悲しませたりしません!」と、麻生らしい心温まる演技。照れ隠しにぴょんぴょん跳びはねる姿が愛らしい。

 続いて大賀は「その気持ち凄くわかります。咲希なんて、もう1年くらい失恋中なんですよ!先輩に♪」と、ひねりの効いた告白。興奮した大賀は上手にある半裸の胸像に抱きついてしまう(笑)。麻生も興奮気味に「先輩に♪」がよかったとコメント。次はいよいよ真打ちの岡田プロの出番(笑)。「先輩落ち込んでるんだ?でも先輩が悪いんですよ!見る目ないんだもん。だってメグ見てないでしょ?これからはメグのこと見てください。メグ、先輩大好きです♪」。さすがプロの技。聞いていて鳥肌が立ってしまう(笑)。

 4人とも非常にレベルの高い演技で、観客の拍手での投票ではなかなか決まらない。決選投票の末、大賀が優勝。本気で悔しそうな岡田は「メグひとりでセンター立とうと思ったのに」と負けず嫌いなコメントで沸かせた。その結果大賀と岡田で決勝戦をすることに。大賀は「先輩知ってますか?恋の……恋」と噛んでしまい、「アマチュアです、そこが。岡田との違いだぞ!」と森先生に切り捨てられてしまう(笑)。大賀はやり直し、「失恋の痛みって、恋の始まりの痛みなんですって。咲希と一緒に恋の始まりしませんか?」と演じきって大きな拍手をもらった。

 岡田は「メグ、落ち込んでる人の心につけ込むのはイヤなんですけど、先輩元気になったら言ってください。メグ告白しますから。だから早く元気になってください♪」と小悪魔な一言で魅了する。結果、大賀と岡田の2人優勝となり、「いいものをみせてもらった」と満足そうな森先生。大賀は「明日が楽しみですね」と上から目線の一言で笑わせた。


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タグ: さくら学院