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こぶしファクトリー『ドスコイ!ケンキョにダイタン』に見た〝和メロ×ヒット〟の関係 マーティ・フリードマン★鋼鉄推薦盤

2015年12月01日 07時00分

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 こぶしファクトリーといえば、ハロー!プロジェクトの新ユニットで、この連載の44回目「こぶしファクトリー『念には念』拳を突き上げたロックサウンド!」でもすでに紹介済みですね。

こぶしファクトリー『ドスコイ!ケンキョにダイタン』

#59_こぶしファクトリー『ドスコイ!ケンキョにダイタン』

 そんな彼女たちが、クール・ジャパンを意識していると思しき楽曲をリリースしましたよ。それがこの『ドスコイ!ケンキョにダイタン』です。

 この曲はこぶしファクトリーのメジャーデビュー第1弾なんですが、まさかこんな路線で来るとは思いませんでした。何せ曲のテーマが『相撲』なんです。

 イントロは相撲の土俵入りで聴かれる太鼓の音からスタート。そして飛び出してくるのは、往年のハードロック的なギターリフと「ドスコイ!」の掛け声。メンバーの歌唱法は、演歌風でこぶしを回しまくっているし(こぶしファクトリーだけに!)、Aメロのドラムのパターンは和太鼓のリズムにそっくり。こんな和太鼓風のドラムを聴いたのはフラワー・トラベリン・バンドの名曲『SATORI』以来ですよ(フラワー・トラベリン・バンドは1970年代の日本のロックバンド。アメリカ、カナダでもデビューした元祖クール・ジャパン的バンド)。

 そして何よりも注目して欲しいのが、この曲の歌メロ。特にAメロとサビの最後は、完全に和風メロディなんです。和風メロディの話は、でんぱ組.inc以降、この連載で何度も言及しているけど、こぶしファクトリーがこれをメジャー第1弾にシングルに持ってきた、というのがポイント。すでに和風メロはヒットを狙うときの重要なファクターになっているわけですよ。

 ちなみにこの曲のPVもけっこう面白いよ。メンバーたちのダンスが相撲や歌舞伎っぽい動きをしているから。これはライブで見てみたいね!

(構成・文/尾谷幸憲  協力/バラン野島)

Marty Friedman
マーティ・フリードマン
ギタリスト、プロデューサー。全米で1000万枚以上のCDを売ったヘヴィメタルバンド「メガデス」に在籍。2004年から日本の音楽シーンでも活躍。ももいろクローバーZ『猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」』への全面参加。ニューアルバム『インフェルノ』(ユニバーサル)が発売中。

新番組『アイドルお宝くじ』にナレーション出演中
<O.A.情報>
テレビ朝日/毎週金曜日 26:50~
BS朝日/毎週土曜日 26:30~
CSテレ朝チャンネル1/11月7日スタート・毎週金曜日 24:00~

【公式HP】http://www.martyfan.com/
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