連載/特集

クラブ・ミュージック×アイドル声の心地よさ。校庭カメラガール『Swallow Maze Paraguay』 マーティ・フリードマン★鋼鉄推薦盤

2015年12月10日 07時00分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 このコラムの53回目『サビのない異例のEDMアイドル STEREO JAPANの魅力とは?』でも触れましたが、最近、クラブミュージックを取り入れるアイドルがちょこちょこと出てきているみたいですね。今回紹介する校庭カメラガールもそんな1組です。

校庭カメラガール『Swallow Maze Paraguay』

#62_校庭カメラガール『Swallow Maze Paraguay』

 校庭カメラガールは2014年末に登場した4人組のアイドル・ラップ・ユニット。アイドルでラップといえばlyrical school(リリカルスクール)が知られているけど、校庭カメラガールはもっとサブカル寄りというかおしゃれな印象。ファッションとかも原宿系っぽい感じだしね。

 そして、曲のほうもおしゃれです。何せベースとなっているのがトランスやテクノ、ポストロックなんですよ。今回聴いた曲『Swallow Maze Paraguay』なんかは、その特徴がよく出ていて、曲がはじまって1分を超えないと彼女たちのボーカルが出てこない(笑)。これ、CD店で一瞬だけ視聴したらアイドルだなんて誰も思わないよ!

 ちなみにボクは、普段こういうクラブ・ミュージック系やラップ系の曲はあまり聴かないんだ。ところが、この校庭カメラガールは普通に楽しく聴けちゃったんだよね。

 理由は簡単。普通のクラブ・ミュージックやヒップホップは「私、歌がうまいんですよ」みたいなカン高い女性シンガーの声が入っていたり、超マッチョなラッパーの声が入ってくるじゃん? でも校庭カメラガールの世界にそんなものは皆無。クラブ・ミュージックの上のアイドル声が乗る、という新鮮さを素直に楽しめちゃったんです。

 しかも彼女たちの声って、でんぱ組.incのボーカルを想起させる部分もあるじゃん。高めの声からアニメ声、低い声まで様々なボーカルサウンドがバランスよく入っているからね。この辺も飽きさせない理由だと思うよ。

 でもクラブ・ミュージックって、アイドル声が載るだけでこれだけ印象が変わるんだね。テキーラを飲まない、レッドブルも飲まない癒やし系トランスって感じかな?

(構成・文/尾谷幸憲  協力/バラン野島)

Marty Friedman
マーティ・フリードマン
ギタリスト、プロデューサー。全米で1000万枚以上のCDを売ったヘヴィメタルバンド「メガデス」に在籍。2004年から日本の音楽シーンでも活躍。ももいろクローバーZ『猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」』への全面参加。ニューアルバム『インフェルノ』(ユニバーサル)が発売中。

新番組『アイドルお宝くじ』にナレーション出演中
<O.A.情報>
テレビ朝日/毎週金曜日 26:50~
BS朝日/毎週土曜日 26:30~
CSテレ朝チャンネル1/11月7日スタート・毎週金曜日 24:00~

【公式HP】http://www.martyfan.com/
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
          

関連ニュース

連載/特集の関連ニュース