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「オジーよ、これが日本のメタルだ!」 オズフェスで示した“日本代表”としてのBABYMETAL

2015年11月26日 07時00分

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BABYMETAL@OzzfestJAPAN2015(幕張メッセ国際展示場)ライヴレポート 2015.NOV.22


  世界的に有名なヘヴィメタル・アーティストであるオジー・オズボーンが主催するメタルフェス・OzzfestJAPAN2015(以下、オズフェス)にBABYMETALが出演。久々の国内メタルフェス出演の盛り上がりはどうだったのか? ライヴ当日の模様をお届けする。
 


 今年も夏に欧米ツアーを行い、世界的な人気を不動なものとしたBABYMETAL。秋には初の国内ツアーを敢行し、日本中のファンを熱狂させ、残りは12月の横浜アリーナ2Daysだけとなった。そんな中、幕張メッセで2年ぶりに行われたオズフェスに初出演。

  国内のメタルフェスへの出演は2013年のLOUDPARK以来2年ぶりとなる。しかし、その意味合いは2年前とは全く違っている。2013年、BABYMETALはメタルファンの中では、まだメタルなのか否かの論争の中で揺れ動いていた。そして多くのメタラーにとっては初体験となったLOUDPARK2013のライヴで、BABYMETALは実力をもって懐疑的だったメタラーたちを納得させ、その後の国内外での快進撃へのスタートラインに立った、といえる。

  そして今回のオズフェス出演。昨年・今年と欧米でのメタルフェス出演・単独ライヴによって世界に名をとどろかせての堂々の凱旋。日本のメタル代表として、名だたる海外メタル勢を迎え撃つ立場となったのだ。その立ち位置は2年前とは劇的に変わった。開場に先駆けて朝8時過ぎに始まったグッズの販売では、9割以上の客がまずBABYMETALグッズの列に並ぶという異常事態。11時過ぎには早くも品切れとなるフィーバーぶりで、まさにBABYMETALのためのフェスという様相を呈してしまった。

  そんな中、午前10時に開場したオズフェス2日目だが、客足は意外と鈍い。国際展示場9~11ホールを使った広大な会場に2つのステージが並列したレイアウトだが、バンドが演奏しているサイドの前半分こそ客はいるものの、後ろ半分はガラガラ。1ヶ月前に10周年を迎えたもう一つのメタルフェスであるLOUDPARKに客を奪われたのか、それともアーティストのラインナップにロキノン系バンドや激ロック系のメンツが多く並び、どんなファン層をターゲットにしたのかわからず、中途半端な印象を与えてしまったのか。これはBABYMETALをブッキングできてなかったらとんでもない大失敗になったのではと心配になってくる。

  15時半過ぎ、かつてオジーのバンドのギタリストだったザック・ワイルドのバンド・Black Label Societyのステージが始まった頃からようやく本来のメタルフェスらしい熱い雰囲気に包まれ始めた場内。フロア後ろ半分は相変わらず閑散とした状態ではあるが、雰囲気は悪くない。

  そして日本で最もブラック・サバス的な雰囲気を漂わせた人間椅子の演奏が終わり、BABYMETALのステージのセッティングが始まる。背景にBABYMETALのロゴがシンプルに浮かび上がる。凝ったステージセットは使えないフェスの舞台だが、世界を経験し、沸かせてきた今のBABYMETALには何の心配も要らない。ひとつ前のHatebreedのステージが終わると、フロアはこの日初めて観客の大移動が起き、BABYMETAL側のフロアは後ろ半分までスタンディングの客で埋まったのである。今回のフェスで最もファンの期待を集め、初見のファンにも一目みたいと思わせたのがBABYMETALであったことは一目瞭然。あとは彼らをノックアウトするだけだ。


次ページは、いよいよBABYMETALのステージがスタート!
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タグ: BABYMETAL 

          

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