インタビュー

声優・上坂すみれが『OVERTURE』に降臨!その独自の世界観を完全掲載!

2015年12月30日 07時00分

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 12月19日発売になった『OVERTURE No.005』では、声優・上坂すみれ特集が組まれているが、ここではその中に入りきらなかったインタビューを加えた完全版を掲載! その独特のファッション感や、アイドルへの想い、そして2016年1月6日にリリースされるニューアルバムまで、様々な思いを“すみぺ”が語ります!

 

うえさか・すみれ/ソビエト連邦が崩壊し、ロシア連邦が成立した年、1991年に神奈川県で生を受ける。2012年1月に本格的に声優デビューし、アーティストとしては、2013年4月期放送のTVアニメ『波打際のむろみさん』主題歌『七つの海よりキミの海』でデビュー。
撮影/加藤純平


——今日のスタイリングってあまり上坂さんのイメージではないですよね。


上坂 昔からロリータ系のファッションなのですが、声優のお仕事を始めるようになって、ロリータ服は収録の際にノイズが入るので向いてないとわかって。それをきっかけに普通の服も着るようにはなりましたけど、でもスカートが多いですね。

——パンツやデニムなんかは?

上坂 持っていないですね。なんか……ちゃんと理由がないと履かないですね。

——それは小さい頃からずっと?

上坂 そうですね。家庭が「女の子らしくしなさい」という風潮だったので。私もそれに反発することはなく。あと、見てくれは女の子の方が、得な気がするので(笑)。

——得しました(笑)?

上坂 どうだろう。男か女かわからないっていう感じにはなりませんでした。あと、女の子らしくとは思っていたので、可愛い服を着たら可愛く見えるんじゃないかっていうことで可愛い服を選びますね。

——小学校高学年とか、中学生から女子はファッション誌を見始めるじゃないですか。ジャンルもギャル系とか青文字系とか、いろいろと手を出すというか。

上坂 中学生くらいまでは頑張っていろいろと雑誌を買っていたんですけど、あまりにも流行が変わるので、追いつけなくて。近所にも服屋さんがなかったので。小学校卒業するくらいまでは、ミキハウス的な服を着ていたような気がします。ロリータファッションを知ってからは『KERA』を毎月買っていました。今でも『KERA』とか『ゴシック&ロリータバイブル』を中心に読んでいます。

——ロリータ服は高そうですよね。

上坂 中学生くらいにロリータを始めたんですけど、ロリータは学生が買うには高いんです。なので、ロリータの古着屋さんで調達していましたね。

——ロリータ服の古着屋さん!

上坂 あるんですよ。地元の横浜にもありまして、横浜には正規の新品も扱うビブレと古着屋さんがあって、まずはビブレに行って「いいなぁほしいなぁ」って思って、その帰りに古着屋さんに行って安いものを買って我慢するんです。

——今もいろいろと買い物へは行くんですね?

上坂 はい。いろいろと行きます。

——街で言うと?

上坂 原宿が多いですね。あとは新宿三丁目です。

——新宿三丁目?

上坂 丸井アネックスはロリータファッションが集結した聖地なんです。昔からほしいものは丸井アネックスに行けば必ずあるっていう認識があります。あと、渋谷は昔から恐れていたんですが、事務所が渋谷の近くにあるので、今は渋谷が便利です。今まで行っていなかったパルコとかに足を踏み入れてみたり。普通の服もロリータと同じくらい値は張るんですけど、物持ちが良くて、着ているとだんだんと体に馴染む服もあって。そんな感じで面白い服を探しています。

——そんなに渋谷が苦手ですか(笑)?

上坂 弱小種族は恐れる場所なんです。ただ、よく考えると単館映画館も名画座もあるしタワレコもあるし、結構文化の街なんですよね。

——いろんな人がいて面白いですよ。

上坂 そうですね。オラついている人が悪人だとは限らないんだなって思いました。

——ちなみにロリータの方々はずっとロリータなんですか?

上坂 卒業する方もいますし、ロリータ関係の職業に就く方もいます。でも、たいていの方は一定の年齢を過ぎると着なくなることが多いと思います。私も最初は仕事に支障が出ないようにロリータ服を着なくなったんですけど、意外と普通の服も着心地がいいんだなって気付きました。洗濯も楽だし、アイロンもいらない、「こんな服があったなんて!」と。逆にロリータ服を着るのは気合いを入れたいときとか、場面を絞るようになりました。

——ロリータ服は手入れが大変そうですよね。ご自分で手入れするんですか?

上坂 できるっちゃできます。良いネットに入れて、エマール入れて(笑)。ゴソゴソしたものと洗わない、とか。それでもやっぱり素材が綿とかだとシワシワになっちゃったり。アイロンも熱が高いと縮んだり。結構大変です。

——お母さんはなんて言います?

上坂 ずっとミキハウスを着ていた娘が突出しはじめたんじゃないかと思って、「それで外に出るのは止めなさい!」みたいなのはありましたね。

——そこで喧嘩にはならないんですか?

上坂 私はどうしてもお母さんに勝てないので……お家で着て楽しむっていう……そういう時期もありました。

——お仕事でいろいろな服を着ると思うんですが、着てみて「意外とコレ似合うかも」というのはありますか?

上坂 う~ん、ロリータの精神って「変身」みたいなものなので、ステージ衣装とかライブの服とか、ちょっと意味合いのある服、というのは着てテンションが上がりますね。ただ、今でも渋谷などへ行ってもなにを買っていいかわからなくて。今年は幅広パンツみたいなのを置いているお店が多くて、「なんでみんなこんなにとび職みたいなんだ!」って思って、ちょっとパンツを見送っていたんです。

——今日はワイドパンツが似合っていましたよ。

上坂 いや~どうしていいかわからなくて……。(テーブルに置いてある自身のロリータ姿の資料を見ながら)目の前にいるアー写の私は安定してる顔をしている(笑)。ロリータだったらこんなに安定した顔をするのになって思います。でも、今日は新しい経験になったと思います。
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