2016年2月28日、東京・恵比寿リキッドルームでアイドルネッサンスのワンマンライブ『エビスですこぶるネッサンス!!』が開催された。
本公演はチケットも完売しており、文句無しの満員御礼。ロビーには楽曲を提供しているBase Ball Bearのほか、先月出演を果たしたNHK総合「MUSIC JAPAN」から届いたものなど、沢山の祝い花が溢れている。フロアにも開演前から、駆け付けたファンの熱気が立ち込めていた。
定刻になるとステージが暗転し、アルバムジャケット用の新衣装を纏ったメンバーが現れる。ミラーボールが煌めく中、大胆にアレンジされたTHE JERRY LEE PHANTOMのカバー『Music Lovers』から本編がスタート。ジャジーなサウンドに合わせて、少し大人びた表情の6人が長いスカートをひらめかせる。
石野理子
アイドルネッサンス
その後も、片平里菜『女の子は泣かない』、EPO『う、ふ、ふ、ふ、』、SAWA『Good day Sunshine』と、ガーリーな楽曲が続く。石野は「アイドルネッサンスの中でも、可愛い4曲を連続で聴いて頂きました。可愛かったですよね?」とはにかんだ。
ライブ中盤では初めての試みとして、ダンスを封印し、歌だけで勝負をするパートも用意された。石野が「今までも生誕イベントとかで、それぞれギターやピアノ伴奏がついていたことはあったんですけど、全員でのアコースティックライブは初めてです。リハーサルの時から、涙ボロボロの大号泣で……」とエピソードを語り出したところで、他のメンバーから一斉に「嘘!」とツッコミが入る。これには石野も「……心の中では(笑)」と付け加えて笑った。
ギター、キーボード、カホンのサポートメンバーが登場すると、アコースティック演奏で大江千里『YOU』、スピッツ『スパイダー』を披露。メンバーは互いに目配せをしながら、一音一音を丁寧に確認して美しいハーモニーを奏でる。見事に歌いきった後は、会場いっぱいの拍手が巻き起こった。これに自信をつけたのか、比嘉奈菜子が「全曲アコースティックのライブをやりたい!」とコメント。宮本も「生バンドライブやりたい!」と続く。リーダー・新井乃亜も「私たちももっと新しいことにチャレンジしていきたいと思います」と決意を新たにした。
百岡古宵
写真:MITCH IKEDA
後半に続く
アイドルネッサンス、リキッドルームは超満員「楽しむ以外は考えなくていいです!」 achico 寝ても覚めてもアイドルポップ!なOL / フリーライター。東京生まれH!P POP育ち。日々、アイドルに踊らされています。