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UPDATE|2016/03/03

アイドルネッサンス、リキッドルームは超満員「楽しむ以外は考えなくていいです!」

アイドルネッサンスの魅力は、清々しいほどの爽やかさと、時折見せる大人びた表情だ。

 全曲カバー楽曲ということもあり、振り付けを前提に作られたものではない。それでもダンス歴約10年の新井や、広島アクターズスクール出身の石野を中心に、観客の心を手繰り寄せるように軽やかに舞う。『初恋』、『二人のアカボシ』と、憂のあるしっとりしたナンバーの後、メンバーがステージ袖にはけると、ステージ中央に用意されたスクリーンに、本公演に向けてのメンバーコメントが投影された。
 

(左から)石野理子、南端まいな

 後半もフジファブリックのナンバー『夜明けのBEAT』から、グルーヴ感溢れるロックナンバーで畳み掛ける。『リベンジ』では豪快なヘドバンを繰り出し、『シルエット』ではフロアの観客と一緒に拳を突き上げる。

 最後はメンバー一人一人が挨拶。宮本は「1曲目の『Music Lovers』は、下を向いて始まるからよく見えなかったんです。顔を上げた瞬間に、皆さんが見えて嬉しかった。ここは、憧れの場所でした。もっと最高の景色を見たいし、皆さんにも見せたい」と、リキッドルーム完売を感謝しつつ、次のステージへの意欲をみせる。

 いつもは弱気な石野も「4ヶ月間、出来ることをやってきました。みなさんが盛り上がってくれて本当に嬉しいです。今日、東京マラソンは終わったけれど、私たちはまだまだ走り続けて行きます」と堂々とコメント。南端が「大きなステージに行っても、皆さんのこと待ってるにゃ!」と、笑いかけると、会場からは歓声があがる。比嘉も「今年中に(比嘉の地元の)沖縄に行く!」と、地方でのライブも視野に入れていることを告白した。

宮本茉凜

 新井は「皆さんが見ていてくれて、私たちと一緒に汗をかいてくれて、本当に嬉しいです。皆さんは、ライブを楽しむ以外は考えなくていいです!」と、リーダーらしく、力強く締めくくる。「皆さんと沢山歌った曲を、もっと大きくなっていきたいという想いを込めて歌います」とthe pillowsのカバー『Funny Bunny』で本編を締めくくった。

 アンコールを受け、満足気な表情のメンバーが再び登場すると、東京スカパラダイスオーケストラ『太陽と心臓』を歌唱。MCでは5月4日に東京・TSUTAYA O-EASTにて3度目のワンマンライブ「シブヤで2周年を感謝するネッサンス!!」を開催することが発表される。メンバーは不安と嬉しさが入り混じったような表情で、1,300人キャパを満員にさせたいとファンに語りかけると、ラストは次の夏に向けて真心ブラザーズ『Dear,Summer Friend』を歌い上げ、深々と長いお辞儀をしてステージを去った。

アイドルネッサンス

写真:MITCH IKEDA

ライブレポ前半
アイドルネッサンス、2ndワンマンでアコースティックライブを披露

<セットリスト>
01.Music Lovers
02.BANZAI
03.PTA~光のネットワーク~
04.テレフォンNo1
05.女の子は泣かない
06.う、ふ、ふ、ふ、
07.Good day Sunshine
08.YOU(アコースティックバージョン)
09.スパイダー(アコースティックバージョン)
10.初恋
11.二人のアカボシ
12.ベステンダンク
13.あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう
14.金曜日のおはよう
15.恋する感覚
16.17才
17.夜明けのBEAT
18.リベンジ
19.シルエット
20.Funny Bunny
<アンコール>
21.太陽と心臓
22.Dear,Summer Friend
 
achico 寝ても覚めてもアイドルポップ!なOL / フリーライター。東京生まれH!P POP育ち。日々、アイドルに踊らされています。

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