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横浜の海と太陽に80組がスパーク!夏フェスの到来を告げる「アイドル横丁夏祭り!!」が開催

2016年07月05日 06時30分

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 いよいよアイドルの夏が始まった! 7月2日と3日に横浜・赤レンガパークを舞台に『アイドル横丁夏祭り!! ~2016~』が開催され、80組を超えるアイドルが30℃を超える暑さに負けない渾身のパフォーマンスを披露した。

 今回から開催規模が2日間に拡大され、場所も屋内ステージがメインの新木場スタジオコーストから、全ステージが屋外となる横浜に移動。2日とも好天に恵まれ、まさに夏フェスと呼ぶにふさわしい汗と熱気が会場に充満していた。
 

青い空のもと屋外ステージに歌声と声援が響いていた。

 会場は無料エリアと有料エリアに分かれ、無料エリアにはアイドル横丁名物の「つりぼり横丁」に加え、無料ステージの「横丁4番地」を設置。初っ端からアップアップガールズ(仮)が登場したほか、この夏祭りがデビューの場となる天晴れ!原宿や、顔面偏差値70超で話題のマジカル・パンチラインらが連日ステージを務め、横浜・山下公園などを訪れる一般客の興味を惹いていた。

 有料エリア内には3つのステージを設置。メインステージ扱いの「横丁1番地」には最大級の観客スペースが設けられており、それでも人気アイドルが登場すると後方のPAブースまで観客で埋まり、横浜を完全にアイドルの聖地へと化していた。しかも東側は海なのでヌケがよく、ステージからの眺めは絶好だったはずだ。
 

入場ゲート付近から見た「横丁1番地」。ステージの規模はスタジアムフェスレベルだ。

 この「横丁1番地」ではテレビ収録のためにステージ前の取材エリアが広くとられており、ファンとアイドルの距離はそれなりに遠かったのだが、実際に観客スペースからステージを見上げると、さほどの距離感は感じない。ステージの高さは大人の背丈ほどもあり、そのおかげで会場後方からの視認性も高く、観客の満足度を高めていたようだ。
 

ステージ最前列からの眺めはこんな感じ。後方にポジションを取るメンバーが隠れることはなかった。

 横浜赤レンガ倉庫を背景とする「横丁2番地」と、横浜ベイブリッジが背景の「横丁3番地」は、横に30メートルほどズラして向かい合う形で設置。音被りはあるもののお互いのパフォーマンスを邪魔するほどではなく、観客スペース同士が近いことでお祭りらしい賑わいを生みだしていた。

 3つのステージはそれぞれ徒歩1~2分で行き来でき、気になったステージにすぐ向かえるので、来場者にとっては好都合な位置関係だったのではないだろうか。
 

横丁2番地の後ろには赤レンガ倉庫が見える。こちらの規模も1番地に劣らない。

空と海を背景とする「横丁3番地」。今回は有料エリア内に小規模ステージがなく、初めての巨大ステージに高まったアイドルもいたことだろう。

 さらに奥側にはグラビアアイドルが集結する「グラビア横丁」も設置。ここでは水着姿のアイドルとチェキを楽しめるとあって、やはり熱心なファンが多数詰めかけていた。
 

大きめの簡易プールを設置して夏気分を盛り上げていたグラドル横丁。四方を目隠ししていたので、この場所に気づかなかった人も多かったかも、

 イベント中には屋外フェスらしく、出演アイドルがステージまで徒歩移動する場面に遭遇することも。顔見知りのファンとあいさつを交わしたり、初めてのファンが「レスもらった!」と高まるなど、アイドルとファンの程よい距離感が円滑なイベント運営をサポートしていたのは見逃せない点だろう。
 

横丁1番地から移動するアイドル。声をかけるファンも決してがっつくことなく、穏やかな空間となっていた。

 今回は両日とも日差しが強かったが、会場内へのソフトドリンク持ち込みが解禁されたこともあり、大きく体調を崩す人はほとんどいなかったようだ。とは言え強烈な日焼けは避けきれず、「日焼けしているドルヲタは横丁行ってきたヤツ」という見分け方もあながち間違いではなさそう。参加者からは帽子の必要性に加え、唇の日焼けに注意との声も挙がっていた。
 

日差しの強さはご覧の通り。それでもステージを覆う天蓋のおかげで照り返しが抑えられ、アイドルが灼熱にさらされることはなかったようだ。

 そんな夏祭りにおけるトピックは、AbemaTVによる生中継が入ったことだ。横丁1番地に複数のテレビカメラが入り、全ステージを完全生中継。在宅ファンもイベントを楽しめたほか、参加者も休憩で現場を離脱することへの抵抗が薄くなり、体調管理に役立っていた。

 無料での生中継はネット視聴の敷居を大きく下げ、今後のアイドルフェスにおける一つのモデルケースを提示したと言えそうだ。
 

横丁1番地ではステージ前に2台、そして全体を写すカメラも後方のPAブース側に用意され、地上波の音楽番組に劣らない品質の中継を実現していた。

 ステージでは夏フェスらしく、アイドル同士によるコラボも実施。2日の夕方に開催された「うたうまコラボ」にはアイドル界きっての歌姫4人が集結し、T.M.Revolutionの『HOT LIMIT』を熱唱だ。

 チャオ ベッラ チンクエッティの橋本愛奈、アップアップガールズ(仮)の関根梓、大阪☆春夏秋冬のMAINA、そしてprediaの湊あかねが、4者4様の美声を披露して観客を魅了した。
 

美声の共演となった「うたうまコラボ」。長めの間奏ではMAINAが突然、即興のソロダンスを披露し、他の3人が驚く場面も。

 また3日の夕方には、フジヤマプロジェクトジャパンの所属アーティスト6組による大人数のコラボを開催。総勢40人の美少女が集結し、愛乙女☆DOLLの定番曲『流れ星』を一大パフォーマンスだ。
 

40人全員で『流れ星』のオープニングポーズ。マイクを持っていないメンバーもエアマイクで参加だ。

前列左から山口活性学園、大阪☆春夏秋冬、むすびズム、虹のコンキスタドール、そしてその隙間に愛乙女☆DOLLとsora tob sakanaの姿も見える華やかなステージとなった。

 歌唱後には6組のメンバー全員が海沿いのスペースで記念撮影を実施。さらに個別のメンバー同士で2ショットを撮影する様子を大勢のファンが遠巻きに見守り、お祭りらしい多幸感にあふれる空間を生み出していた。
 

人数多すぎの記念撮影。来年は所属アーティストがもっと増えているのか、期待が高まるところだ。

 ほかにも出演アイドルはバリエーションに富んでおり、iDOL StreetからはSUPER☆GiRLSを筆頭に全グループが参加。メンバー2人が留学したことで7人体制になったCheeky Paradeは新衣装のパジャマでファンの目を釘づけにしていた。

 8月にZepp Tokyoでのワンマンライブを予定する大阪☆春夏秋冬や、10月にTOKYO DOME CITY HALLでワンマンを行なう生ハムと焼うどんなど、今年に勝負を懸ける話題のグループも多数参戦し、「やっと観れた!」と初見のファンが喜ぶ場面も多かったようだ。
 

意表を突いたパジャマ姿にファンが高まりまくりのCheeky Parade。7人体制でもその熱さと勢いは相変わらず生意気(チーキー)で最高だ。

安定の寸劇からステージを開始し、初見のファンを驚かせた生ハムと焼うどん。スタッフに「早く歌にいって!」と指示され、寸劇を巻いて終わらせる微笑ましい場面も。

 アイドルの夏フェスと言えば2010年スタートのTOKYO IDOL FESTIVAL(TIF)が代表的な存在だが、2012年に始まったこのアイドル横丁夏祭り!!も今回の5回目で、最高レベルのファン満足度が味わえる巨大イベントに成長したと言ってもよさそうだ。ファンの間では早くも伝説になりつつある横浜での夏フェス。今からすでに来年の開催を心待ちにするファンも少なくないことだろう。

(撮影/山田涼香)

■アイドル横丁夏祭り!! ~2016~
http://idolyokocho.com/summerfes2016/
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