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アイドル版ウルフルズor和田アキ子!? フィロソフィーのダンスのソウルサウンドに酔う! マーティ・フリードマン★鋼鉄推薦盤

2016年07月16日 07時00分

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 今回はアイドルユニット“フィロソフィーのダンス” の『オール・ウィー・ニード・イズ・ラブストーリー』を取り上げたいと思います。彼女たちのサウンドのキーワードは「Funky But Chic」。この曲はそれが体現されていますね!

フィロソフィーのダンス『オール・ウィー・ニード・イズ・ラブストーリー』

#82_フィロソフィーのダンス『オール・ウィー・ニード・イズ・ラブストーリー』

 今回はアイドルユニット“フィロソフィーのダンス” の『オール・ウィー・ニード・イズ・ラブストーリー』を取り上げたいと思います。彼女たちのサウンドのキーワードは「Funky But Chic」。この曲はそれが体現されていますね!
 
 まず一聴して思ったのは、「楽曲のメロやアレンジが、60年代~70年代のアメリカのブラック・ミュージックだ!」ってこと。タイトでグルーヴィーなドラムとベース、跳ねるようなホーン・セクション、刻むようなギター・フレーズは、モロに「スタックス」というレーベルの音作り。(スタックスは、オーティス・レディング、サム&デイヴなどを輩出した名レコード・レーベル)それを意識したアレンジも随所に見受けられます。
 
 日本で言うとアレですね、ウルフルズや和田アキ子さんの曲にもスタックスを意識した楽曲があるんですよ。こういう形でブラック・ミュージックをアダプトするのは、いわばJ-POPの伝統芸能ひとつなのかもしれない。
 
 でもフィロソフィーのダンスのこの曲、聞けば聞くほど日本のアイドルのすごさをまざまざと見せつけられます。バックのサウンドは完全にブラック・ミュージックなのに、その上にアイドルの声が乗っかるだけでアイドルソングに聴こえてしまうんだから。声だけ聴いていたら、これがブラック・ミュージック風だっていうことを忘れてしまうからね。
 
 逆に言えば、それだけアイドルの声って強いんです。どんなサウンド、どんなアレンジを用意しても、アイドルが歌えばアイドルソングになる。いわばアイドルの声と歌は、音楽のジャンルを軽々と越えていく「何か」が存在しているんだと思いますよ。
 

(構成/尾谷幸憲 協力/平田博也)
 

Marty Friedman
マーティ・フリードマン
ギタリスト、プロデューサー。2004年から日本の音楽シーンでも活躍。ももいろクローバーZ『猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」』への全面参加。ニューアルバム『インフェルノ』(ユニバーサル)が発売中。

新番組『アイドルお宝くじ』にナレーション出演中
<O.A.情報>
テレビ朝日/毎週金曜日 26:50~
BS朝日/毎週土曜日 26:30~
CSテレ朝チャンネル1/11月7日スタート・毎週金曜日 24:00~

【公式HP】http://www.martyfan.com/
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