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ワンマンライブは目前!大阪☆春夏秋冬がTIFのステージで確信したライブの成功とは

2016年08月11日 06時00分

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 ついにこの日がやってきた。8月11日に大阪・なんばHatch、そして8月21日に東京・Zepp Tokyoにて2大ワンマンライブ『BEAT ~鼓動~』を開催する大阪☆春夏秋冬(略称:しゅかしゅん)。それぞれMAXで1500人、2700人という巨大なキャパを備える会場を舞台に、グループ史上最大のイベントがいよいよ、開催当日を迎えたのである。

 そのワンマンに向けて最後のライブ、そしてアイドル界にとって1年で最大級のイベントである『TOKYO IDOL FESTIVAL 2016』(以下、TIF)が、8月5~7日に東京・お台場で開催された。
 

2回目のTIF参戦となった大阪☆春夏秋冬。

 昨年のTIFに初出場を果たし、規格外のパフォーマンスを披露したことで、一気に世間から「見つかった」と言われているしゅかしゅん。運命を変える場となったTIFに凱旋を果たした彼女たちは今年、どんな光景を目にすることができたのか。それは昨年を超える衝撃だったという。

 それは初日にいきなりやってきた。Zeppダイバーシティを会場とする「ホットステージ」にてトップバッターを務めたしゅかしゅん。リーダーの舞奈は「まだ出場2回目なのに、TIFの始まりというポジションを任せていただけた」ことに素直に喜びを感じていたと語る。そしてステージに立った彼女たちの目に飛び込んできたのは、入り口から雪崩を打ったように押し寄せてくるファンだったのだ。

 この日は朝10時から、Tシャツ付き入場券の購入者限定ライブが行なわれ、しゅかしゅん目当ての観客は限定ライブが終わるのを会場入り口で待つ必要があった。その待機列はおよそ500人ほどにも伸びていたという。
 

3日間にわたるTIF2016でホットステージのトップバッターを務めた。

――ホットステージから見た眺めはどんな感じでしたか。

舞奈 Zeppダイバーシティは対バンライブで出たことありますけど、お客さんで埋まっているのは初めて見ました!
由奈 最初はオープニングを見ていたお客さんがバーッと帰られたので少しスカスカになったんですけど、入り口からぶわーって次々と入って来てくださって。
杏菜 最初の曲が『SHINE』で、上を見たりとか客席のほうを見ない振り付けなので、最初は客席の様子がわからなかったんです。
里奈 それに照明も強く当たってたので、客席に目を向けても何も見えなかったですね。
茉奈 だからサビの部分になって初めて満員の客席が見えて、「おーっ!」って感じになったんです。
恵園 サビではお客さんと一緒に手を振るんですけど、会場全体に手がニョキニョキって生えていて、「奥まで手がある!」って。
 

平日の午前中にも関わらずしゅかしゅん目当ての観客が詰めかけた。

 TIF2016の初日は平日の金曜日。しかも午前10:35からのライブでよもや、客席が埋まるとは想像していなかったのである。その予想を良い方向に裏切られた彼女たちには、共通して去来する思いがあったという。

茉奈 東京でのワンマン(8.21)はZepp Tokyoじゃないですか。今回のZeppダイバーシティと完全には一緒ではないですけど、ホットステージの客席を見た時に直感で「ワンマンもこんな感じになるんやろうな」って、ちょっと思いました。
恵園 ちょっとだけじゃなくて、けっこう思ったやろ!?(一同笑)

――TIFでは各ステージごとにワンマンの告知をしていますが、不安や意気込みに変化はありましたか。

由奈 不安が…なくなったんです。
恵園 1日目のホットステージでもう消えましたね。
杏菜 消えた消えた!
恵園 なんかね、「ワンマン成功するな」って肌で感じるものがありました。
舞奈 しかも、7人ともホットステージが終わった瞬間に、「ワンマン行ける気がした」ってみんな思ったんです。
瑠奈 なんか、感じましたね。
由奈 なんでかは分からんけどなあ。
 

リオ五輪で日本中が沸くなか、しゅかしゅんも連日のようにメダル級のジャンプを見せてくれた。

 ワンマンライブに向けてメンバーたちは連日、ツイッターやブログを通して必死の告知を続けてきた。その言葉の端々からはワンマンへの自信、そして不安の両方が伝わってきた。それがTIFの初日を境にして、一気に自信のウェイトが大きくなったのである。

――TIFを通して何か大きな変化があったわけですね。

瑠奈 TIFの前からワンマンのリハはやってるんですけど、ホットステージを経験したら、ワンマンの様子がリアルに想像できるようになりました。会場は違うんですけど、ステージがこうあってとか、そういうのがイメージできました。
杏菜 目を閉じれば見えてくる感じです。
恵園 ああ、なんか緊張してきた。
茉奈 こんなこと言うてて、ふた開けてみたら2列目までしかお客さんおらんかったりしてな(苦笑)。

――いまはワンマンに対する自信を実感していますか。

恵園 なんかね、確信があるんです。ふわっとしたものかも分からんけど。
里奈 ホットステージでなんか「ズーン」って来ました。
由奈 7人ともそう思ったもんな。
瑠奈 グサッと来てる。
杏菜 何なんだろう。
茉奈 何っていうのはわかんないんですけど。
舞奈 錯覚でもないしなあ。全員が同じタイミングでそう思ったから。
恵園 ホットステージが終わってときには、「これワンマンいけるじゃん!」って口々にぶわーって言ってたんですよ。
茉奈 今回のTIFでこれだけたくさんの方にライブを観てもらって、「できるな」って思ったりもしたから、あとはやることをやって当日を迎えたら、絶対成功すると思います。
 

2日目の午前中には今年から新設されたシップステージに登場。床面が火傷しそうに熱いという悪条件をもろともしないステージを見せた。

 とは言え、決して不安が雲散霧消したわけではない。ただ、不安に押しつぶされるのではなく、不安とうまく付き合う心構えを作る余裕は生まれたのかもしれない。

――TIFを迎えるまではツイートにも弱気な発言が目立っていました。

舞奈 今ごろ不安になってもその不安がステージに表われるだろうし、お客さんにも伝わってしまうのがイヤなんです。だからこそTIFの勢いのままでワンマンに繋げるというのが理想やったんで、その理想が叶えられていることは嬉しいと思います。

――TIFを経験することによるステップアップは、去年と今年ではどんな違いがありますか。

恵園 今年のほうが上がったよね?
由奈 去年は実感がなかったから。「ワンマン(ハチハチ)いける」って全然思わなかったし。
茉奈 去年のTIFではお客さんがしゅかしゅんを観に来てくださっているという実感がまったくなくて、お客さんがいっぱい居る所に飛び込んでライブさせてもらったという感じでした。
舞奈 周りから「見つかったね!」って言ってもらっても、「ホンマかいな!?」って思ってましたね。
恵園 だから『ハチハチ』(1st東京ワンマンライブ)のときはライブのぎりぎりまで不安がいっぱいで、控室にあるモニターを消してもらってたんです。
瑠奈 お客さんが多いか少ないかが映るから、テンション下がらないように消そうって。
杏菜 これって「しゅかしゅんあるある」やんな?
茉奈 そう! 生誕祭とかでもよくモニター消してるやん。
舞奈 だから今回の『BEAT』でも絶対モニター消すよな。なんばHatchでもZeppでも絶対に消すと思う。
 

TIF初日の午後にはフェスティバルステージ(いわゆるガンダムステージ)に登場。階段の高低差を利用したフォーメーションはワンマンへの布石か。

 今回のインタビューで披露された「しゅかしゅんあるある」。自信に満ちあふれているように見える彼女たちが、客入りを気にして控室のモニターを消していたということに、驚くファンも多いのではないだろうか。しかし自分たちのライブではそういうワガママも言えるが、TIFの現場ではそういかないのもまた現実だ。

――3日目のスマイルガーデンも初日と同様に、グループとしてはトップバッター(10:40~)のステージでした。

杏菜 ステージが始まる前に控室にあるモニターを見ていたら客席がスッカスカで、「これちょっとヤバいな」って話してたんです。
由奈 人が全然おらへんって。手前の有料エリアは半分くらいしか入ってなかったし、奥のほうは点点点って感じ。
瑠奈 それが本番前になったらいつの間にか、ぎゅうぎゅうになってたんですよ!
杏菜 事務所の方が後方のPAさんのところで観ていたんですけど、途中からは人が多すぎてステージが見えなくなったって言ってました。
由奈 下手側にある女性限定エリアのところもぱんぱんになってたんです!
瑠奈 1曲目の『Let you fly』の出だしで、お客さんがバーッと走ってきてくれたのが見えました!
舞奈 だからスマイルガーデンが終わった後、いろんな人から「しゅかしゅんってこんなに人集まるんだ!」って言ってもらえたんですよ。

――去年もスマイルガーデンに出演していますが、その時は夜でした(タイムテーブル上は初日の19:15~)。

茉奈 めっちゃ真っ暗で、最初は何も見えなかったんです。だから去年は人の多さを感じるだけやったんですけど、今年は人の多さが目に見えて分かりました。
舞奈 だからこそ今年は怖かったんですよね。何人くらい来てくれるのかなって。
茉奈 舞奈が『Let you fly』をアカペラで歌い出して、そこで前を見たら人がたくさんいたから、それを見て涙が出てきましたね。
杏菜 舞奈が歌い出したら空気変わったな。ステージに登場した時の声援の倍くらいの大きさで「うぉーっ!」って声が聞こえてきた、心揺さぶられました。
茉奈 たしかにあれは地鳴りみたいでした。
里奈 めっちゃ嬉しかったなあ。
 

昨年のTIF2015で観客の度肝を抜いた『Let you fly』のヘドバンが今年は午前中から炸裂した。

――そして『プラズマー』では数えきれないほどのタオルがひるがえりました。

全員 いや~、もう(嬉)
茉奈 2日目のシップステージでもめっちゃタオルが見えて、「今までで最高や!」って思ってたのに、それを1日で超えました!
瑠奈 ほんまにひまわり畑が広がっているかと思いました。
由奈 人の密度も高かったなあ。
舞奈 この人たちがみんなワンマンライブに来てくれたらいいのになあ。
杏菜 舞奈が『SHINE』で言った言葉にもグッと来たんだよね。
舞奈 「TIF、2016年も、私たちがこのステージに立てることに、本当に感謝しています。聴いてください。『SHINE』」でしょ?
恵園 舞奈もだんだんといい言葉言えるようになってきて。
舞奈 母親か!(一同笑)
 

見える範囲すべてが観客で埋め尽くされたスマイルガーデン。日曜日とは言え午前10時台のステージでは異例な光景だろう。

『SHINE』の静かな前奏に載せて舞奈は、TIFに関わる全ての人に向けて感謝の言葉を伝えた。

 二度のTIFを経験して、ますます大きくなった大阪☆春夏秋冬。だが本人たちはまだまだ謙虚な姿勢を崩していない点は強調したいところだ。今年のTIFで嬉しかった点として、前回の大部屋から4組1部屋の楽屋にアップグレードしたことを挙げていたメンバーたち。そして「部屋の前に『大阪☆春夏秋冬様』という紙を貼っていただいてるのがメッチャ嬉しかったです!」(杏菜)というのである。

 本日8月11日のなんばHatch、そして8月21日のZepp Tokyoがどんな結果に終わるか。ガラガラということはないにせよ、満員札止めを期待するのもまた厳しいかもしれない。だが杏菜はワンマンを前に、こんな言葉を聞かせてくれた。

「動員がどうこういうのも大事なんですけど、来てくださった方にどれだけ質のいいライブを届けるかというのもすごく大事なので、もっともっと集中して最後まで詰めていきたいと思ってます」(杏菜)
 

3日目夕方のスカイステージでは、6月の単独ライブ『JUMP』でお披露目した白衣装を着用。『SHINE』の“観音様”ポーズで晴れやかな笑顔を見せた。

 今から1年前のTIF2015で「見つかった」とされる大阪☆春夏秋冬。だが今回のTIF2016でもなお、「初めてライブ観ました」と語る観客が多かったのもまた事実だ。逆に言えば名前が知られるにつれて、まだ見ぬグループとしての存在感が増してきたのかもしれない。

 だからこそ今回のワンマンライブ『BEAT ~鼓動~』は、彼女たちの異次元パフォーマンスをじっくりと目にすることができるこの上ないチャンスと言えるだろう。本日のなんばHatch、そして10日後のZepp Tokyoでは、なぜ大阪☆春夏秋冬がこれほど話題のグループなのかを実感できるパフォーマンスを繰り広げてくれるはずだ。
 

フジテレビ本社前のドリームステージにて“テヘペロ”の表情を見せた恵園。その余裕でワンマンライブまで駆け抜ける!

【大阪☆春夏秋冬 ワンマンライブ】

『BEAT ~鼓動~ IN OSAKA』
2016年8月11日(木・祝)大阪府 なんばHatch
OPEN 15:00 / START 16:00
チケット 当日:4000円(ドリンク代別途)

『BEAT ~鼓動~ IN TOKYO』
2016年8月21日(日)東京都 Zepp Tokyo
OPEN 15:00 / START 16:00
チケット 前売り:3500円 / 当日:4000円(ドリンク代別途)

※チケット一般発売中。大阪☆春夏秋冬の物販にて手売りチケットも発売中。

■大阪☆春夏秋冬 公式サイト
http://syukasyun.com/

■大阪☆春夏秋冬 公式ブログ
http://ameblo.jp/manyo-syaonyan/
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タグ: 大阪☆春夏秋冬