インタビュー

「完全燃焼のライブをもっと多くの人に見てもらいたい」大阪☆春夏秋冬が振りかえる『BEAT』大阪公演

2016年08月20日 07時00分

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 大阪☆春夏秋冬(しゅかしゅん)がこの夏に勝負を懸けた東阪2大ワンマンライブの『BEAT ~鼓動~』。8月11日にはその初陣となる大阪公演がなんばHatchで開催され、グループ史上最多となる600人の観衆を熱狂させた。

【ライブ詳細】
雑草のように強く生きる決意を見せた! 大阪☆春夏秋冬ワンマンライブ『BEAT』大阪公演レポ
http://www.entamenext.com/news/detail/id=1831

 エンタメNEXTでは大阪公演を終えたしゅかしゅんから、舞奈、杏菜、由奈の3人に直撃インタビューを敢行。同ライブの手応えや反省点、そして8月21日に控える東京公演に向けての展望などを聞いてきた。
 

今回の緊急インタビューに答えてくれた舞奈、由奈、杏菜(左から)

――ワンマンライブお疲れ様でした! まずは今回の手ごたえについて教えてください。

舞奈 最初ステージに出た時、お客さんめっちゃ入ってるなあって思ったんですけど、でべその前まで行ってみたら客席に空間があったので、悔しいという気持ちはメンバー7人とも感じました。でも後から考えてみたら、大阪ではここまで大きな会場で演ったことがなかったし、この冬には少し停滞の時期もあったので、自分たちがいま大阪で集められる人数はこれくらいなんやっていうのを改めて実感しました。
杏菜 始まる前には人影も感じられなくて、ざわざわも聞こえなかったんですよ。控室のモニターは消してましたし、舞台袖まで行っても何も感じられなくて、「ほんまに人、来てるんかな?」みたいな感覚やったんです。ライブが心音から始まったんですけど、「うぉーっ!」っていう歓声が挙がって、それを聞いたらその時点でもう半泣きになりました。
舞奈 早すぎや!(笑)
杏菜 今回はもう、来てくださったみなさんの優しさにやられました。
由奈 でも会場が広すぎるせいか、ライブハウスの響きとはまた違くて、ステージに向かってくる声の圧がいつもより少ないように感じました。天井が高いからか上にも声が逃げていたのかな。
舞奈 だからこそ、なんばHatchではパンパンに集めないと、ステージまで声の圧が届かないのかなって。
 

でべそで歌う杏菜の背後には、フレームに収まりきらない高さの天井の存在が見て取れる。赤坂BLITZを横長にして、天井をさらに高くしたような構造がなんばHatchの特徴だだ。

――今日のライブでは持ち曲のほぼすべてを出し切りました。

由奈 カバー曲とかワンマンでしか演らない曲もあるし、バラードも対バンライブでは何曲もできないから、『ロミオ』は『JUMP』(6月の単独公演)でも演らないでこのワンマンに残していたんです。
杏菜 TIFではぜひ『ロミオ』を演りたかったんですけど、それもガマンしておいたんです。
由奈 だから『ロミオ』のイントロが流れた時は自分でもちょっと感動してしまいました。

――カバー曲といえば『Kill the King』から『モンキーマジック』の連発で、ファンのほうも「きたーっ!」っとなっていたと思います。

由奈 待ってました感がありましたよね! 『モンキーマジック』ではファンの皆さん、今までで一番跳んでたんちゃう?
舞奈 サビのところでしゅかしゅんと一緒に会場の皆さんも跳んでくださっていて、めっちゃ嬉しかったです。
 

『Kill the King』で激しく頭を振るしゅかしゅんにオーディエンスは拳を振り上げての声援だ。

コミカルなダンスは『モンキーマジック』ならでは。普段とはひと味違う振り付けはファンの目を飽きさせない。

――今日はMCがほとんどなく、去年のワンマン『ハチハチ』でMCがすごく長かったのとは対照的です。

舞奈 ハチハチでは恵園ちゃんがすごくしゃべってくれて、おかげで恵園が「吉本に見つかった」って言われてて(笑)
杏菜 MC自体がひとつのコーナーになってたんで、すごく長かったんですよね。今年は曲数も増えたので、MCよりもパフォーマンスを観てもらおうって。しゅかしゅんのいいところを、よりギュッと詰め込んで見せられるライブだったんじゃないかなって思いますね。
由奈 最近は対バンライブでも、MCを最後に持ってくるスタイルなんですよ。
舞奈 私のノドが以前よりも強くなっていて、MCで休憩を入れなくても歌い続けられるようになったので。最近は何曲でも、ちょっと水を飲むだけでいけるって感じですね。以前に比べて加減が分かるようになってきました。

――ノンストップのライブだと「MCまだ?」とお客さんが辛くなることもありますが、今回のライブではMCなしがまったく気になりませんでした。

杏菜 ホンマですか~!?
舞奈 聴いててもしんどくならないってことですよね? 嬉しいわあ。
由奈 リハーサルでは、まるまる通してのリハってあまりなかったんですよ。
舞奈 リハのたびに全曲まるまる歌っていたらノドがもたないので、歌わないでフォーメーションを確認したりしていました。
杏菜 今回のライブは2時間20分もあったのでめっちゃ不安やったんですけど、いざ本番を演ってみたらホンマに一瞬やって。気づいたら『プラズマー』(本編ラスト)で、「え、もうタオル取りに行くの? もう終わるやん!」って。そこでちょっと寂しくなったりして(苦笑)。

――6月の単独公演『JUMP』はもっとギュッと詰まった感じでした。

杏菜 今回の『BEAT』はしゅかしゅんの総集編になっているんです。
舞奈 去年のワンマンより、自分たちの出来ることを全部出しきった感じがしますね。
杏菜 しゅかしゅんの引き出しも増えたしな。
由奈 表現力も上がったと思うで。
舞奈 それに去年とは、人との関わり方が全然違うんです。支えてくださっている方たちの人数がめっちゃ増えてますし。
杏菜 ファンの方も増えてますし、今日のライブでもビデオカメラが入ってくださったり。
舞奈 それでも「しゅかしゅんはインディーズ」って書かれたりするのは悔しいなあ。
 

衣装替えして後半でも声の張りが失われなかった舞奈。後半の14曲目に歌った『SHINE』でも天を舞うハイトーンのファルセットを美しく響かせていた。

――ステージではでべそ(短めのランウェイ)を効果的に使っていました。

由奈 豊洲PITあったじゃないですか(6月4日のアイドルジェネレーション)。あの時にでべそがあって、客席の奥のほうにもパフォーマンスを見てもらえるやんって、すごくいい空気になったんですよ。それでみんなで「ワンマンでもでべそやりたい!」ってなって。
舞奈 スタッフさんも「でべそ、ええやん!」って言ってくださって。
杏菜 アイジェネさんのおかげです。次も呼んでくださ~い!
舞奈 ただでべそのほうで歌うとスピーカーの音をマイクが拾っちゃって、ハウリングが出てしまうんですよ。そこは対策できたらいいですね。

――フォーメーションもでべそ前提になっていました。

舞奈 もうその練習が大変で、1日12時間とか!
由奈 ファンの方からも「一体そんなに何を練習してるの?」って聞かれて。でも内容を言えなくて。
杏菜 でべそがあること自体がシークレットだったから。
舞奈 ファンの方からは、そんなに長時間練習するなら、ほかの方法でワンマンのことを発信する時間も取ればという意見もいただいてたんです。
杏菜 でも本当のことは言えへんから、すごいモヤモヤしてました。でべそだけじゃなく、ダンサーの皆さんが出演することもシークレットやったし。

――しゅかしゅんの母体がダンススクールだというのは多くのファンが知ってますし、ダンサー出演はハマっていたと思います。

杏菜 でもね、ダンサーさんはハッピータイム事務所の人ばかりじゃなくて、他の事務所の方も応援で駆けつけてくださったんです。大阪中からすごい実力を持った人たちが集まってくれたんですよ!
舞奈 しかもダンサーさんの振り付けは、舞奈の弟がやったんです! 16人の立ち位置とか構成とか。
由奈 今回のオープニングBGMや、去年の『ハチハチ』のBGMなんかも作ってるよな。
舞奈 すごいなあって姉が感心するっていう(笑)
杏菜 しゅかしゅんとダンサーさんがユニゾンで踊るところもあったんで。『Let you fly』のサビのところも一緒に練習して。しかもダンサーチームだけでも自主練してくれていて、私たちがTIFで東京に行っている間も、スタジオで練習してはったんです。
由奈 そういう頑張りで支えてくださっているからこそ、今回のワンマンが成功したんだと思います。

でべそを練り歩いてくるしゅかしゅん。縦の動きを盛り込むことで視覚的にもスペクタクルなステージを展開できた。

――ダンスといえば、自己紹介も兼ねたダンスパフォーマンスも見所でした。

杏菜 しゅかしゅんのダンスパフォーマンスはワンマンでしかお見せしていないので、ファンの方からも「しゅかしゅんのダンスを観られて良かった」という声がありました。
舞奈 対バンライブだと舞奈は歌っているだけだし、舞奈がダンスしているところを見たことなかった人も多かったみたいなんです。だからファンの方から「舞奈ちゃんのダンス、ヤバかった!」って言ってもらえて嬉しかったです。
杏菜 逆に聞きたいんですけど、このワンマンでしゅかしゅんの印象って変わりましたか?

――以前からしゅかしゅんは新しいアイドル像を作りたいって言ってますけど、その形が垣間見えたと思います。

舞奈 ほんま、誰にも作れないガチな新ジャンルを目指しているので。
由奈 ウチのママも新しいね!って言ってくれました(笑)

――それでいてアイドルでい続けるところはファンとしても嬉しい点だと思います。

舞奈 私たちアイドルですから! ファンの人たちと一緒にチェキ会でハート作ってます(笑)。
 

代表曲『Let you fly』で見せる荒ぶるヘドバンのように、アスレチックでダンサブル、なおかつドラマチックなステージは彼女たちが開拓した道ではないだろうか。

――さて、TIFのときのインタビューでは7人全員が「ワンマンいける!」と確信したと言ってましたが、その確信は本物でしたか。

舞奈  思えます!
由奈 うーん、どうなんやろ…。
杏菜 でもたしかにそう思ったやんな~。そういう意味では今日のワンマンは課題が残ったライブでしたね。

――その課題とは具体的に言うと。

杏菜 やっぱり動員じゃないですか。質のいいライブをするのも大切ですけど、やっぱり観てもらってなんぼなので。
由奈 昔、ライブに来てくれていた人たちが今日のワンマンに来てくれて、ツイッターでも「今までのワンマンで一番よかった」ってつぶやいてくださったり、パフォーマンス面では自分たちが頑張ってきたものを出せたんじゃないかなと思います。だからやっぱり動員が課題ですね。
杏菜 パフォーマンス面では完全燃焼したんですけど、どこか動員のことを考えちゃってて、心の中では不完全燃焼やったんです。
舞奈 わかるー、めっちゃわかるー。
杏菜 ライブ自体はやり切った感あるんですよ。だからもっともっといろんな方に見てほしかったなって。

――とは言え昨年の『ハチハチ』を超えるお客さんが集まりました。

舞奈 いまの私たちでもこれだけのお客さんを集められるという実績が残せたし、「しゅかしゅんって、こんなに集められるんや」って生で見てくれた人がいるのは嬉しいことです。次は絶対になんばHatchをソールドアウトするという目標もできました。
杏菜 大阪ではこれまでこんなに大きいステージで演ったことがなかったので、それも今後の自信に繋がるかなって思います。
舞奈 スカスカと言われるほど少なくはなかったし、来てくださったお客さんには本当に感謝ですね。

――動員と言えばMCで由奈さんが、来年にはZepp Nambaを満員にすると宣言していました。

由奈 去年は江坂MUSEで350人集めて、今年はなんばHatchで600人。大体2倍になったから、その調子で行けば届くかなって。何かのタイミングでドーンと行けば2000人は集められるんじゃないかなって。
舞奈 何かきっかけがあればイケるとは思うんですよ。レコード大賞獲ったりとか(笑)
由奈 動員がいきなりめっちゃ増えるってのはこれまでなくて、徐々に増えていってる感じなので、ここからも伸ばし続けていきたいですね。
 

ダブルアンコールでのMCではパフォーマンス面で完全燃焼したことを感じさせる充実した表情を見せた。

――一方で同じMCで杏菜さんは、しゅかしゅんを辞めようと思っていたと話していました。

杏菜 3回くらいは事務所に言いに行ったと思います。
由奈 もうけっこう前のことちゃう?
杏菜 そのころはほんまにメンタル弱かったんですよ。
舞奈 杏菜、めっちゃ性格変わりましたよ。なんか心が大きくなった。
杏菜 以前はなんでもすぐマイナスに捉えちゃってたし、イヤなことあったらすぐ顔に出たり、良くない子やったんですよ。
舞奈 言葉にまでは出さなくても、7人ともそういう思いを感じたことはあったと思います。

――由奈さんも複雑な心境をブログに毎日綴っています。

由奈 ブログを読んでくださっている人なら私も気持ちも分かってもらえてると思います。
杏菜 私が高2だった時は由奈みたいにいろいろ考えたりしてなかったですよ。
舞奈 由奈は精神年齢高いんですよ。周りもいろいろ見えてるし。
由奈 以前は話をまとめるのが苦手で、国語も苦手だったんですが、最近は上手くできるようになってきて、そのせいか国語も得意になってきました。
杏菜 成績あがったんや!?
由奈 ブログを書いているおかげで短時間でまとめるのが苦にならなくなりました。
 

物憂げな表情の杏菜(左)と思いつめた表情の由奈。二人とも心に深いところに秘めた想いが沁みだしていたのだろうか。

――それでは今日の最後に歌った新曲の『雑草』について教えてください。

舞奈 踏まれても、踏みつけられてもたくましく生きる。そんな『雑草』のように強くありたいという意味を込めて歌いました。
杏菜 『雑草』に関しては不安とか全然なかったです。アンコールにふさわしい曲やなあって。
由奈 ダブルアンコールなんてこれまでしたことないもんなあ。
舞奈 しゅかしゅんはバラードがいいって言ってもらえることも多いので、自信を持ってできたかもしれないです。

――しゅかしゅんでメンバー全員がマイクを手に歌う曲は初めてですよね。

由奈 たしかに7本って初めてやなあ。
杏菜 いつも3~4本なんですけど、今回は7本まで使えるとのことだったので、お願いして全員分のマイクを用意してもらったんです。
杏菜 ファンの方も、7人で歌うから厚みがあったし、歌詞が心にすーっと入ってきて感動したって言ってもらえますか。泣いてはった人もおったんです!
由奈 「歌詞知りたい!」ってファンの方も多かったなあ。
杏菜 大阪☆春夏秋冬として活動している時の葛藤とか、いろんな気持ちが重なっている歌詞なので。
舞奈 『雑草』は今の私たちにふさわしい内容の歌詞で、歌詞の通りのことが現実にも起こっているので。心を込めて歌えていると思います。ぜひZepp Tokyoでのワンマンライブでも『雑草』を聴いてください!
 

全員がマイクを持つ新鮮な光景を東京・Zepp Tokyoでの東京公演でぜひ、自分の目で確かめてはいかがだろうか。

【大阪☆春夏秋冬 ワンマンライブ】

『BEAT ~鼓動~ IN TOKYO』
2016年8月21日(日)東京都 Zepp Tokyo
OPEN 15:00 / START 16:00
チケット 前売り:3500円 / 当日:4000円(ドリンク代別途)

【BEAT ~鼓動~ IN OSAKA セットリスト】
M01. DANCE Nnmber   
M02. DAWN OF MY LIFETIME
M03. Raise a FLAG!!
M04. Kill the Kin(レインボー)
M05. モンキーマジック(ゴダイゴ)
M06. We Will Rock You(クイーン)
M07. ソロダンス
M08. 妄想ラプソディ
M09. 戸惑い
M10. ロミオ
M11. もしも逢えたなら
M12. Last day
M13. レインボーカラー
M14. SHINE
M15. DANCE Number
M16. BABY CRAZY
M17. What you gonna do
M18. カメレオン少女
M19. C'mon!
M20. プラズマー
<アンコール>
EN1. Let you fly
<ダブルアンコール>
EN2. 雑草

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http://syukasyun.com/

■大阪☆春夏秋冬 公式ブログ
http://ameblo.jp/manyo-syaonyan/
 
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タグ: 大阪☆春夏秋冬