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デビュー4周年を音楽の聖地で開催! i☆Risが日本武道館ライブで7000人に伝えた感謝のステージとは

2016年12月03日 07時00分

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「ここまで、信じて付いて来てくれて、本当にどうもありがとう……」

 オープニングナンバー『幻想曲WONDERLAND』のラスト、涙ながらに語った久保田未夢の言葉に早くも涙腺が緩んでしまった。いったい何の話だと思う読者もいるかもしれない。

 今から紹介するのは、2016年11月25日の日本武道館にて開催されたハイブリットユニット・i☆Risのライブ模様についてだ。声優とアイドルを融合させたこれまでにない新しいグループ。そこに6人の女の子たちが集まったところからすべては始まった。メンバーそれぞれ目指す目標も違えば、考え方も異なる。そんな彼女たちが、日本武道館でデビュー4周年ライブを開催すると聞いたとき、最初は不安がよぎった。i☆Risは武道館ライブを成功させることができるのか……。

 当日、田安門を通るまで一抹の不安を感じていたが、それは取り越し苦労で終わった。なんと、そこには道路を埋めつくすほどの人だかりができていたのだ。デビュー4周年記念ライブの動員数は7000人。さらに、ニコニコ生放送で視聴していたファンも含めればそれ以上の人数になる。多くのファンがi☆Risの記念すべき日に駆け付けた理由とは一体何なのか。その答えは、武道館のステージで披露してくれた6人の声優アイドルのパフォーマンスが教えてくれた。

 日本武道館が色とりどりのサイリウムの光で彩られた。開演と同時に会場の照明が落とされ、メインモニターにi☆RisのこれまでのMV(ミュージックビデオ)のダイジェストが映し出される。

 ところどころでライブ映像も流れ、彼女たちのヒストリーをたどることができた。会場に集まるファンの中には、初期のi☆Risを知らない人もいたかもしれない。かく言う筆者も、i☆Risは2ndライブツアーから足を運んだうちの1人。そんな何も知らない筆者だったが、彼女たちの記念すべき日に立ち会って感じたこと……、それは本心から会場に来てくれた人たちと会えて、幸福感を笑顔で表現していたことだ。喜びをあらわにしながら『Color』『ミラクル☆パラダイス』と序盤からフルスロットルでアッパーチューンの楽曲を歌い上げていく。
 

 そして、デビュー4周年を迎えたi☆Risの6人のメンバーたち。リーダーの山北早紀を筆頭に、芹澤 優、茜屋日海夏、若井友希、久保田未夢、澁谷梓希が武道館のステージを盛り上げる。MCでは、各々が武道館のステージに立つことができた感想をコメントし、オーディエンスの歓声を沸き起こした。

 そして、次に彼女たちが声をかけたのは、画面の向こう側にいるニコニコ生放送のユーザーたちだ。武道館ライブは金曜日の夕方に開催。どうしても来ることができない人たちに対しても、笑顔で応える彼女たちの優しさ。ファンに対する思いやりを欠かさない6人のメンバーだからこそ、多くの人たちが応援してくれるのだとわかった。
 

 MC後にはパラソルの演出を取り入れた『YuRuYuRuハッピーデイズ』が繰り広げられ、軽快なダンスステップで会場中を楽しい雰囲気で包みこむ。間奏で若井が「家族やデビュー当時のスタッフさんが来てくれてる」と自分たちとつながりの深い人たちに向けてメッセージを送った。

 アイドルとして活動するために1番近くで応援してくれた家族、駆け出しのころにサポートをしてくれたスタッフ、彼女たちにとってなくてはならない存在。ステージで見せてくれたのは、ファンに対する感謝だけでなく、自分たちを支えてくれた身近な人たちへの心の表れだった。さらに『徒太陽』『Love friend style』とアップテンポな楽曲を展開し、場内をヒートアップさせていく。
 
 その後、アリーナ中央に設置されたセンターステージへ移動し、『Defy the fate』『イチズ』を歌った。スタンドマイクを使い、情感あふれる表情で、少し大人な雰囲気を醸しだす。6人のハンドパフォーマンスで見る者を圧倒させた。i☆Risが大事にしていること、それはオーディエンスとの距離だ。ファンの近くで歌う粋な計らいに、驚いた人も少なくないだろう。

 相手のことを考える彼女たちならではのステージだが、このときのi☆Risのメンバーには想像できなかった。終盤で驚きの光景を目の当たりにするとは。
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