ライブレポ

大阪☆春夏秋冬は南へ北へ―初の沖縄で決めたシーサーポーズ!

2018年07月06日 20時00分

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 大阪☆春夏秋冬の全国進撃が日本の南端に到達! 6月24日に沖縄・那覇市の桜坂セントラルにて「しゅかしゅん定期公演☆其の五『今日だけは沖縄☆春夏秋冬』」が開催された。同地でのライブはもちろん、沖縄自体が初めてというメンバーも多く、見るものすべてが刺激となっていたようだ。
 

大阪☆春夏秋冬

左からYUNA、RUNA、EON、MAINA、ANNA、MANA。

 今回の沖縄では、23日と24日にわたって全3カ所でリリースイベントを開催。23日にはレーベルメートでもある東京女子流と合同で開催というぜいたくなラインアップで、すでに何回も沖縄でのイベント経験のある女子流のメンバーに、現地情報を教わる機会も多かったようだ。

 本稿では24日に開催されたしゅかしゅん単独のリリイベ、そして定期公演についてレポート。現地に赴くことのできなかったaKind(しゅかしゅんファン)も、沖縄でのライブを追体験していただきたい。
 

リリイベの会場となったサンエー宜野湾コンベンションシティのはごろもコート。吹き抜けなので音抜けが良く、ライブを聴きやすい絶好の環境だった。

■リリイベでは地元の子供たちにもアピール!

 24日のリリースイベントは、那覇から車で20分ほど北上した宜野湾市にある、サンエー宜野湾コンベンションシティにて開催された。首都圏でいえば、ららぽーとTOKYO BAYやイオンモール幕張新都心でのリリイベに相当すると言えるだろうか。会場となった「はごろもコート」には100席を超えるスペースが用意され、吹き抜けとなった上階からはステージを見下ろすこともでき、サンシャインシティ噴水広場をコンパクトにしたような構造だ。

 この日は昼間がしゅかしゅん、夕方が東京女子流の順番でリリイベが開催され、ステージ後方には両グループの名前を併記したバックボードも設置。ステージの大きさなども含め、リリイベとしては相当立派な場が用意されたと言えよう。地元の買い物客が行き来するこの場所で、しゅかしゅんはどんなステージを見せてくれるのか。
 

リリイベの前にMANA、EON、ANNAの3人が前説を担当し、拳を突き上げる振付をレクチャーした

 リリイベではまず、EON、ANNA、MANAの3人がおなじみの法被姿で登場し、大阪☆春夏秋冬についての自己紹介からスタート。

「カタヤブリをテーマに、ロック、R&B、バラードなど様々な音楽を歌とダンスでお届けしている、平均年齢19歳のダンス&ボーカルグループです」

 ここで観客にやってほしい振付があると語り、「グーを作ってもらって、上に挙げてください」と振付をレクチャー。会場から一斉に手が上がると「優しいですね、沖縄の方は」とニンマリだ。

 そしてスタートしたリリイベ本編。開口一番「私たち、大阪☆春夏秋冬です。じゃなくて~、私たち、『沖縄☆春夏秋冬』です!」と、各地の地名をグループ名に採用する方式で、沖縄の地元民にアピールだ。その1曲目ではリリイベでは珍しい『We will rock you』で、しゅかしゅんらしい激しさをアピールした。
 

ショッピング会場とは思えない立派なステージに登場したしゅかしゅん。バックボードには東京女子流の名前も併記されているのが分かる

 そして2曲目の『New Me』では一転してファンキーなスタイルを披露する。もとより沖縄は、数々の人気アーティストを輩出した沖縄アクターズスクールのおひざ元。ステージを見つめる子供たちにはいかにもダンスをやっていそうな姿も見受けられ、それゆえヒップホップダンスに近い動きも見せる『New Me』は絶好のチョイスだったのかもしれない。
 

初めてしゅかしゅんを観るであろう子供たちも、その激しいダンスに魅入られていた。

 3曲目にはあらかじめ振付をレクチャーした『世界には僕らだけ』をドロップ。ANNAとMANAが客席に乱入し、後方のファンにも振付をあおる場面は沖縄らしいフリーダムな光景だろうか。ステージ上のメンバーも客席はもちろん左右の通路や2階のバルコニーにも目を配り、一般客へのアピールを忘れない。

 すでに前日には別の場所で2回のリリイベをこなしており、沖縄人(ウチナンチュー)の優しい反応を存分に味わってきたからゆえのステージングだったのではないだろうか。
 

会場内を何度も行き来して一緒に振付を楽しむANNA。やはり沖縄の人はノリがいいようだ。

 そんなリリイベの締めでは、「人生は一度きり、楽しんだ者勝ちです。そんな曲をお届けします」と絶叫し、ご機嫌なロックナンバーの『ROCK SHOW』を投下。そんなご機嫌さに感化されたのか、地元の人たちも最新アルバムの『SSFW』を買い求め、特典会には長い列ができていたのが印象的だった。

【リリースイベント セットリスト】
@サンエー宜野湾コンベンションシティ2Fはごろもコート
M01. We will rock you
M02. New Me
M03. 世界には僕らだけ
M04. ROCK SHOW
 

バルコニーからはけっこう急な角度でステージを見下ろせる。上からだと複雑なフォーメーションが分かるのが面白い。

■沖縄を意識した振付とスペシャル楽曲で感謝の気持ちも

 リリイベを終えたしゅかしゅんはすぐに那覇市内に移動し、定期公演の会場となる桜坂セントラルでのリハーサルに突入。同所は沖縄のミュージックシーンで中核的な場所であり、沖縄の音楽人すべてにとって憧れの場所として知られている。そのステージから無人の客席を見渡すメンバーの目には、若干の緊張感も感じられた。

 そんなメンバーたちの心を解きほぐしたのは、会場スタッフによる温かなウエルカム。そして東京や大阪から訪れた心優しきaKindたちの存在だ。すでにリリイベの時点から熱心なファンが会場を訪れていたが、その人数はここ桜坂セントラルでさらに増加し、会場にはふだんの定期公演と変わらぬ熱気が充満していた。そのなかには地元ファンの姿も混ざり、いわば日本全国のバックアップを受けたしゅかしゅんが、いまここ沖縄で新たなステップを踏み出そうとしていた。

 こちらの定期公演でも冒頭では、EON、YUNA、RUNAの3人が登場しての前口上を披露。ここで沖縄のリリイベにてテンションの上がり過ぎたメンバーたちは、「関係者の皆さんには内緒」との裏話を披露だ。アルバム購入者にはポスターがプレゼントされるが、通常はそのなかに数枚だけメンバー全員のサインが入った“当たり”がある。それはこの日は「沖縄ということで浮かれすぎまして、全部にサインを書いてしまった」というのだ。CDを買うと必ず当たりのポスターがついてくるシステムに、会場からも歓声があがっていた。
 

定期公演の会場ではRUNA、EON、YUNAの3人が前説を担当した。

 そしてこちらでも本番前のレクチャー。今度は『SSFW』での掛け声で「皆さんも一緒に『S・S・F・W』ってイキってめっちゃ言って欲しい!」とのお願いだ。ただし練習はせず、ぶっつけ本番でのトライ。「信じてますよ、みなさん!」とメンバーが念を押す中、1曲目でさっそく披露された『SSFW』では会場全体から『S・S・F・W!』のコールがこだましていた。

 そんな観客に乗せられたのか、2曲目の『Evolution』ではMAINAが「進化を止めるな、沖縄~!」と絶叫。そして最初のMCでは「今日だけは『沖縄☆春夏秋冬』。めんそ~れ~!」と沖縄弁でアピールだ。同様のアレンジはその後も続き、『New Me』では「パーティの始まり」という決めを「めんそ~れ~!」にアレンジ。そして「国際通り ムーンウォークで歩けそうな気分で」との読み替えた部分では観客から「ふーっ!」といつも以上の声があがっていた。
 

『世界には僕らだけ』の力強いダンスが、ステージを包み込むまばゆい照明によく映える

 その後のMCでも、沖縄お菓子の「ちんすこう」や、「かりゆしウェア」など地元の話題を次々と披露。さらに沖縄の人が彫りが深いのは、日差しが強い地域では顔に影を作るためというマナ知識(真偽不明)も明かされ、会場はほっこりした雰囲気に。なおEONは沖縄滞在中、日焼け止めを塗らなかったそうで、「自前の皮膚で闘ってんで、こっちは」とのことだったが、その判断を後悔しているかどうかはaKindのみなさん自身がぜひ特典会で確認いただきたいところだ。

 そして6曲目に披露したのは、沖縄人なら誰しもが知る名曲の『涙そうそう』。もともとは森山良子が早世した兄を思って作詞し、BEGINが曲を付けたもので、BEGINの後輩である夏川りみのカバーでヒットした楽曲だ。

 この曲に関しては、当の夏川自身が同曲をカバーした際に、BEGINから「今の歌い方では、誰にも伝わらないよ」とアドバイスされるなど、気持ちを込めて歌いこなすのが難しいことで知られている。そこをMAINAの類まれなる歌唱力と、「踊っている最中でも沖縄の海とか空とか自然を想像しながら、沖縄ってホンマにいいところやなって思って歌わせていただきました」との思いで、しっかりと気持ちが伝わるパフォーマンスに仕上がっていたのは特筆すべきだろう。
 

沖縄の伝統的な踊り「カチャーシー」の動きを取り入れたたおやかな手の動きで『涙そうそう』の世界観を表現。日本舞踊の経験もあるしゅかしゅんメンバーならではの柔らかな動きで魅せた。

気持ちのこもったMAINAの伸びやかな歌声が『涙そうそう』の深い歌詞を彩る。RUNAも初挑戦の「シーサーサー!」の掛け声で楽曲を盛り上げた。

 同曲明けのMCでは、「みなさん、気づいていますか?曲中になにか気づいたことある?」とファンに質問。今回の定期公演ではすべての曲で、振付の中にシーサーのポーズを取り入れていたのだ。そのシーサーは魔除けとして沖縄ではどの家屋にも鎮座しているが、そのシーサーにあやかって、しゅかしゅんはどこのライブハウスに潜むと言われる魔物を避けることができていたようだ。

 ファンのほうも心得たもので、『ROCK SHOW』の曲中では「シーサー、シーサー、シーサー!」のコールも発生。会場全体がシーサーの振付で心を一つにしていた。
 

MCでシーサーポーズをアピールするYUNAとMANA。ちなみにシーサーとは獅子のことだ。

ステージ上と客席でシーサーポーズの応酬! シーサーには口を開いたオスと口を閉じたメスがいるが、果たしてどちらがどちらだったのか。

 そしてキラーチューンの『Let you fly』で本編を終えると、アンコールではまず『Travelin' Travelin'』で疾走感を演出。そしてラストナンバーとなる『プラズマー』のイントロが鳴り始めると、意表を突かれた選曲にファンからは「キャーッ!」との声もあがり、内地より一足早く訪れた夏を満喫するかのように会場中にタオルが乱舞していた。
 

しゅかしゅんの夏と言えば「プラズマー」! エイベックスブルーのタオルを歌唱後に客席に投げ入れていた。

 かくして初の沖縄公演を、充実した内容で終えることができたしゅかしゅん。次は一気に北上し、7月7日にはこれまた初上陸となる北海道にて「大阪☆春夏秋冬×東京女子流ツーマンライブ」に臨む。

 8日には道産子も観光客も多く訪れるサッポロファクトリーにてミニライブも開催。いまや日本の南北を攻略したしゅかしゅんは、メジャー1stアルバムの『SSFW』をひっさげて、夏の陣に攻め入る構えだ。

【定期公演 セットリスト】
沖縄定期公演☆其の五「今日だけは沖縄☆春夏秋冬」
@桜坂セントラル
M01. SSFW
M02. Evolution
M03. 妄想ラプソディ
M04. 世界には僕らだけ
M05. New Me
M06. 涙そうそう(夏川りみ)
M07. ROCK SHOW
M08. BABY CRAZY
M09. カメレオン少女
M10. C'mon!
M11. Let you fly
EN1. Travelin' Travelin'
EN2. プラズマー
 

沖縄最後の夜は海が見渡せる高台でのディナー。ステージ上とは打って変わって艶っぽささえまとう私服姿が素敵だ。

【今後のライブ予定】
◆7月7日 15:30/16:00
大阪☆春夏秋冬×東京女子流ツーマンライブ
札幌 cube garden

◆7月8日 14:00スタート
ミニライブ&特典会
サッポロファクトリー アトリウム

◆7月14日 17:00/17:30
しゅかしゅん定期公演☆其の六『大阪夏の陣☆2018~前編~』
大阪 ESAKA MUSE

◆7月15日 17:00/17:30
しゅかしゅん定期公演☆其の七『大阪夏の陣☆2018~後編~』
大阪 ESAKA MUSE

◆7月22日 14:00/14:30
しゅかしゅん定期公演☆其の八『土砂降りの雨が通り過ぎる頃』
渋谷 マウントレーニアホール

◆7月22日 18:00/18:30
しゅかしゅん定期公演☆其の九『すてきな夜空』
渋谷 マウントレーニアホール

◆7月28日 時間未定
FRESH LIVE MEETS
SELENE b2

◆7月29日 13:30/14:00(20:00終演予定)
六本木アイドルフェスティバル2018
SUMMER STATION LIVEアリーナ(六本木ヒルズアリーナ)

■大阪☆春夏秋冬 オフィシャルサイト
http://syukasyun.com/

■大阪☆春夏秋冬 オフィシャルブログ
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