ライブレポ

@JAM in 台湾2日目詳報 アプガ、ドロシー、スパガが三者三様の熱狂ライブ

2014年02月03日 07時00分

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 アイドルライブイベント「@JAM」が台湾に進出! 1月18日~19日に台湾で開催された「KAWAII POP FES by@JAM in台湾」は、台北・西門町のライブハウス「河岸留言」を舞台に2日間で6組のアイドルグループが出演。1グループあたり1時間のステージで地元のアイドルファンを熱狂させた。

 2日目の19日には、アップアップガールズ(仮)、Dorothy Little Happy、SUPER☆GiRLSの3組が出演。サプライズも飛び出したライブの模様を現地からの密着レポートでお伝えしたい。

アップアップガールズ(仮)

 これが台湾での初ライブとなる"アプガ"ことアップアップガールズ(仮)。まずはアプガのライブではおなじみの『overture(仮)』が流れ、無人のステージを前にいやがうえにもファンの期待は高まる。なにしろ台湾のファンにとっても、『overture(仮)』で盛り上がるのは初めての経験なのだ。

 そして曲終わりでアプガが下手から入場。衣裳は『SAMURAI GIRLS』仕様だ。海外に打って出るときは、裃の肩衣がサムライをイメージさせる衣裳がやはり、アイコニックでわかりやすいことは間違いない。それでいてアプガらしい鮮やかな7色の色分けも、目に映える。

いきなり観客をあおってヒートアップさせていくアプガ。初めての台湾だからといって遠慮せず、全力勝負だ

 一曲目は高速アッパーチューンの『イチバンガールズ!』。随所に"侍魂"や"宣戦布告"といった言葉が散りばめられ、「アップアップ!」のサビで攻める曲は、初見のファンにアプガという存在を印象付けるには絶好の曲だろう。7色の侍がステージを縦横無尽に駆け回り、冬の台北が一気にヒートアップした。

 ポップな曲調に戦隊ものを意識した振り付けの『マーブルヒーロー』でテンポを変え、1発目のMCに突入。ここでメンバーは中国語で挨拶だ。新井が「KY娘」、関根は「小悪魔」といったキーワードを口にすると、意味を理解した地元ファンから盛んな歓声が挙がる。発音の難しさもあって伝わりにくい場面もあったが、そんな時は地元ファンが意味を類推して助け舟を出してくれたり、「日本語でいいですよ」と呼びかける場面が微笑ましい。

シャキーン! と『マーブルヒーロー』のエンディングが決まる。このポージングも日本文化的かもしれない

 なかでも、現役大学生の森はなかなか流ちょうな中国語を披露。地元ファンに「モリモリ~!」の決め文句を言わせるなど大活躍だ。"もう一度"と言うところでなぜか「One more time !」と英語交じりだったのはご愛嬌だろう。さらに新井が「台湾の美味しいものを食べて、思いっきり暴れていきたいと思います!」と日本語で語ったり、仙石が「仙石みなみでした!」とガッツリ日本語で締めたのは、それはそれで味があった。

 全員が自分オリジナルの挨拶文を用意した自己紹介は、実に10分以上を費やすという丁寧さ。アプガは台湾でライブできることの大切さをしっかり噛みしめていたのだ。そして自己紹介後にはゆっくりと、「台湾でライブをやるのは初めてですが、みなさんとコミュニケーションとれたのはうれしいです!」、「みなさんとこういうライブを通じて同じ時間をこれから共有できるって言うのが、すっごい楽しみです」と日本語で挨拶。盛んな歓声を浴びていた。

【中国語でのあいさつの例】

台湾的朋友們、元気多多、声音大大的跟上来! モリモリ~!(台湾のみなさん、元気よく大きい声でいきますよ!)

佐藤 汗流夾背的、鼓動臥長! (汗っかきな煽り隊長!)
 

MCの途中では、佐保お得意の空手の型も披露。最初は佐保の説明にピンと来ていなかった地元ファンも、実際に型を見ると感心した面持ちで「おーっ!」との歓声を挙げていた

 MC終わりで「みなさん、ドキドキきゅんきゅんしてください」と呼びかけ、最新曲の『虹色モザイク』。観客の目を見て指さすムーブが早速定番になっている同曲で、台湾ファンのハートを鷲掴みだ。すっかり7色の魔法に囚われた会場は、昔からアプガのライブに通っているかのようなノリの良さを見せる。

「キーミに キミに キーミーにー」と台湾のファンを指させば、そこにはアイドル流の日台友好が生まれる!


台湾のファンに届けとばかりに大きなハートを描いてみせた

 そして2回目のMC。ここでは中国語でアプガとファンのキャッチボールが繰り広げられたのでご紹介したい。

 香港でやらせてもらったときに、その時の気持ちを伝えられなくてすごい悔しかったの。だから絶対に覚えようと思った言葉があって、、、"開心!"(カイシン、楽しい、嬉しいなどの意)

ファン ウオーッ!

森 私が聞きますから、"開心"って返してくれますか? 大家開心嗎―!? (みなさん楽しいですか?)

ファン 開心――っ!!

 最棒!? (最高?)

ファン 最棒――っ!!

関根 一緒に”フッフー”とかやってくださって嬉しいです!

佐藤 言葉はわからなかったりするかもしれないし、歌詞とかもわからないところが少しあるかもしれないけど、そんなのをナシにして、みなさんと一緒に熱く盛り上がれたおかげで、私はいまこんなに汗をかいております。みなさん温かいです!

 こんなコール&レスポンスですっかりカラダも心も温まった台湾の地元ファンたち。ここからはラストまで5曲連続で突っ走った。なかでも『チョッパー☆チョッパー』での「NO MUSIC! NO IDOL!」の掛け合いはまさに鳥肌もの。音楽が、そしてアイドルが国境を超えることを誇らしげに示してくれた場面だった。

幻想的な雰囲気を漂わせる『SAMURAI GIRLS』。ヘビーな曲調と和を前面に打ち出した振り付けが、台湾ファンの心に斬りこむ!

『アップアップタイフーン』では見事な"みーこし"を披露。女性アイドルで騎馬を作るという意外さはインパクト大だったはず

『チョッパー☆チョッパー』で「NO MUSIC! NO IDOL!」の熱いコール&レスポンス。国境を越えて伝わるメッセージだ

アンコールの『サイリウム』では地元ファンも嬉しそうにサイリウムを左右に振っていた

熱いライブを終え、充実した表情のアップアップガールズ(仮)。初の台湾ライブに間違いなく手ごたえを感じていたようだ

【セットリスト】
M01 イチバンガールズ!
M02 マーブルヒーロー
M03 虹色モザイク
M04 夕立! スルー・ザ・レインボー
M05 青春ビルドアップ
M06 SAMURAI GIRLS
M07 アップアップタイフーン
M08 チョッパー☆チョッパー
M09 アッパーカット!
EN1 サイリウム

Dorothy Little Happy

 2月24日に2ndアルバム『STARTING OVER』をリリースするDorothy Little Happy(ドロシー)は、同アルバムのジャケットでも着用しているワンピース風の衣裳で登場。スカートに少しだけ色付きのプリーツをあしらっているほかは、白い襟元と紺色だけというシンプルで、清楚感あふれるデザインだ。

 他の出演者がカラフルな衣装で個性を表わすのとは異なるベクトルで、ドロシーとしての個性を演出。彼女たちを際立たせる清楚さ、そして、やまとなでしこらしさが台湾のファンにも存分に伝わったのではないだろうか。

ヒラリと舞うスタートのラインが美しいドロシーの衣裳。統一感のある衣裳がむしろ、ダンスの激しさを際立たせている

 1曲目に選んだのは2ndアルバム収録の『2 the sky』。日本でも12月に披露されたばかりだが、軽やかな曲調がドロシーの持つイメージを表わし、それでいて彼女たちを特徴づける流麗なダンスがファンの目を奪う。清楚さとダンスのギャップ。さっそくドロシーという個性を印象付けることに成功したようだ。

 2曲歌い終わって1回目のMC。ここでドロシーは、次の曲でのコール&レスポンスをファンに講義だ。曲はもちろん、『デモサヨナラ』。台湾でも「好きよ」、「\オレモー!/」は炸裂するのか。そんなとき、地元のファンがとっておきのアイテムを取り出した。おなじみの「オレモー!」タオル、ではない。彼らが自作した「哇馬系」タオルである!

これが噂の「哇馬系」タオル。地には「我也是」や「オレモー」、「Me Too」といった言葉をあしらい、右端に日本列島をあしらっているのが心憎い

 中国語では普通、「オレも」は「我也是」(ウォヤシ)となるが、ここは台湾。地元の言葉では「哇馬系」(ワマシ)と言うのだそうだ。彼らは「\哇馬系/」と染め抜かれたタオルを手に、ワクワクした面持ちで『デモサヨナラ』を待つ。

 イントロ代わりにいきなり始まるサビのメロディー。しかし彼らも心得たもの。出だしでの「好きよ」にはレスポンスしないというお約束をちゃんと知っている。曲は卒業と別れがテーマのAメロ、Bメロと進み、会場の期待はマックスに近づく。そしてたどり着いたサビ、観客は最大級の爆発を見せたのである。

好きよ♪ 哇馬系ーっ! (ワーマーシーっ!)

好きよ♪ 哇馬系ーっ! (ワーマーシーっ!)

 あらん限りの声で台湾のファンが叫ぶ。中国語訛りで「オレモー!」と叫ぶ声と交じり合い、悲鳴にも似た怒号が会場を包む。ドロシーが発するパワーを受け止め、それ以上のものをステージに返そうと、思いのすべてを声に載せて、ファンは叫びつつけた。彼らが掲げる「哇馬系」のタオルが誇らしげに翻る。メンバーは歌唱後に、「蛙と馬? って思っちゃった(笑)」とコメントしつつ、初めて目にする哇馬系タオルに大感激の様子だった。

この時を待っていたとばかりに「哇馬系」タオルを掲げ、叫ぶファンたち。ドロシーのライブではファンの熱さを感じることが多いが、ここ台湾でもそれは一緒だった


『デモサヨナラ』の曲中で、情感たっぷりに歌いかける。そしてサビには爆発。その緩急が聴く者の琴線をかき鳴らすのだ

 続く『ASIAN STONE』は、次の世界へと旅立つ決意を込めた歌。ドロシーはファンと一体になって、大きな扉を開いて行く。そして2度目のMC。ここでドロシーは観客にこう伝えた。「震災の直後に作っていただいた曲を歌いたいと思います」

 日本人なら誰しも忘れはしない、台湾人が贈ってくれた篤い善意。東日本大震災に対して世界のどこよりも大きな寄付をしてくれたこの国で、誰あろう、東北からやってきた彼女たちが、文字通り心を込めて歌った『Life goes on』。彼女たち5人は、私たちは生きていくという強い決意を胸に、台湾のファンにこの歌を届けたのである。

彼女たちが仙台から台湾にやって来た意味。この地で歌う『Life goes on』には、いつも以上に特別な意味がこもっていた

白戸が見せる表情からは、ドロシーがいかに気持ちを込めて歌っているのかが如実に伝わってくる

 いまやドロシーとファンは一体になり、彼女たちの曲を体いっぱいエンジョイしていく。『clap! clap! clap!』では楽しそうに手をたたき、「みなさん"オッオッオー"のコール完璧でしたよ♪」とメンバーたちもご満悦だ。

 この日、とっておきで繰り出したのは『ドロシーの世界一周夏物語』。年末の川崎CLUB CITTA’ライブでも歌わなかった同曲を披露した理由はもちろん、歌詞に「我愛你」(ウォアイニー、愛してる)と入っているから。この曲をリリースした時に抱いていた、世界中でライブをしたいという希望がひとつ、まさにこの場で実現していた。

軽やかなステップで世界一周! 『ドロシーの世界一周夏物語』では地元ファンが、「やめようよ 帰れなくなっちゃうよ」といった長めの合いの手も一緒になって歌っていた

ロングワンピース姿でこのジャンプ! 曲はもちろん『ジャンプ!』である

 気持ちのいいやり取りはMCでも垣間見られた。前日に小籠包作りを体験したことを報告すると、「食ベターイ、台湾人、食ベタイヨー!」との日本語で、まさによだれが出そうな表情で反応するファンたち。それに返す形で、「中身が準備されていたので、味は全然大丈夫でした。包むのは意外に難しくて、形はちょっと変になったけど、味は美味しかったです。”好吃”!(ハオツー)」と語ると、会場はホンワカした気分に包まれていた。

 まさに充実のステージは、終盤でダーリーの"かなでし"こと白戸が「すっごい充実したライブで、このステージにもう住みたい!」と口走ったほど。そしてアンコールも終え、ライブは終わったはずだったが、観客からのコールは鳴りやまない。「ドロシードロシー!」、「オレモー!」、「ワマシー!」。客電が点いてもなお、アンコールを求める声は止まらないのだ。歌える曲はもう用意されていないが、状況を飲み込んだスタッフがメンバーをステージに促す。

 まさかのダブルアンコールに登場したメンバーを観た観客は、まさに大歓声。ドロシーたちは、もう歌える歌がないことを詫びつつ、いまやトレードマークでもある深々としたお辞儀で、二度目のアンコールに深い感謝を示した。

アンコールの『未来への虹』ではドロシーも観客も一体となってタオルをブン回す! これが楽しいのだ!

充実の笑顔でライブを終えたドロシーたち。ここ台湾でライブをやる意味を噛みしめていたグループの一つだ

【セットリスト】
M01 2 the sky
M02 恋をしてるの きっと
M03 デモサヨナラ
M04 ASIAN STONE
M05 Life goes on
M06 clap! clap! clap!
M07 ナミダよりずっと速く
M08 ドロシーの世界一周夏物語
M09 ジャンプ!
M10  恋は走り出した
M11  STARTING OVER
EN1 未来への虹

SUPER☆GiRLS

 2日間にわたるイベントで大トリを務めたSUPER☆GiRLS(スパガ)。2月23日に開催される「SUPER☆GiRLS LIVE 2014 ~超絶革命~ at パシフィコ横浜国立大ホール」にて、リーダー八坂沙織が卒業するという、節目のタイミングでもある。それゆえ、現在の10人でのライブを台湾で披露できるのは、貴重な場面だったと言えるだろう。

 オープニングに持ってきたのは『赤い情熱』。同曲をはじめとしてミュージカル的な要素を備えた劇場型の曲が多いスパガゆえ、他のグループとは異なる表現を提示できるはずだ。ただ、今回の出演者ではスパガの10人編成が人数面で突出しており、前日の記者会見でもステージの狭さが懸念されていた。果たして彼女たちの世界観をこのステージで展開できるのか。

10人が常にステージいっぱいに展開し、目まぐるしく動くスパガ。1枚の写真に収めるのが難しく、大掛かりなエンターテイメントショーを観ている気分になる

 結論から言えば、その疑問はまったくの杞憂であった。たしかにステージを横から見れば、前列から後列までの列間の狭さは一目瞭然。しかしスパガも百戦錬磨の猛者だ。ステージのサイズを把握し、完璧にフィットした動きで何ら遜色のないパフォーマンスを見せてくれたのである。

 序盤では立て続けに『女子力←パラダイス』、『常夏ハイタッチ』とアゲアゲの曲を連投。気が付けば観客も「ウッ! ハッ!」とスパガのペースに乗っていた。衣裳のきらびやかさも相まって、スカイライトからの日差しがなくなった20時開始のライブにもかかわらず、会場はスパガ色で輝いていた。

うー、ハイタッチ! と10人がジャンプ。その迫力は、なぜスパガが10人編成なのかという答えをそのまま体現している

 3曲を終えてのMCではさっそく、「台湾のファンのみなさん、すごく熱いです!」とファンの熱さを称賛。「ケガしないようにね」と気遣うほどの熱さに大感激だ。最前列にはスパガの来台を歓迎する横断幕が張られ、「この幕で空港で迎えてくださって、泣きそうになるくらい嬉しかったです」と、感謝の気持ちを口にしていた。

 MC後も『Survival』、『1,000,000☆スマイル』とノリのいい曲を連発。どうやら今日のスパガはアゲアゲモードで突っ走るらしい。とにかくエンターテイメントとしてライブを盛り上げるのがスパガの流儀。それはMCにもきっちり表われていた。

こんなおどけた表情で魅せる前島亜美。客席では「あみた♡」と書かれたボードが掲げられるなど、台湾でもそのコケティッシュな魅力は人気のようだ

 MCでは、2つのグループに分かれて台湾観光を楽しんだことを報告。"りかたそチーム"は風光明媚な港町の淡水に行ったという。

志村 日本とめっちゃ街並みが似てて、アメ横にも似ていました。屋台もたくさんあって、グルメの旅と称してたくさん食べました(ニッコリ)。大道芸をやっている人たちのなかにボイスパーカッションの人がいて、渡邉ひかるちゃんが一緒にやらせてもらったんだよね。(渡邉に向かって)今日、見せてくれる?

 いきなりの無茶振りでどんな反応をするかと思いきや、「ちょっとだけだよ!」とあっさり承諾する渡邉に、ファンは喝采だ。武道館公演ではタップダンスを披露するなど芸達者な渡邉だが、初の台湾で披露するボイパの腕前はいかに?

えーっと、はい、謝ります。想像していたよりはるかに上手かったです。ちょっとビックリするくらいでした。

 思いのほかクールなボイパに観客は大歓声。これには渡邉も「淡水ではたくさんの方が観てくださって楽しかったです」と余裕の発言だ。

 いっぽうで"ごっちゃんチーム"は、台北市内の人気観光スポットである龍山寺(ロンシャンスー)を訪れたことを報告。

後藤 龍山寺に行ってきたんです。神様が7人いらっしゃるんで、みんなでひとりずつお祈りしてきました。日本とお祈りのやり方が違ったので戸惑ったんですけど、丁寧にみなさんが教えてくださったんです。日本じゃなかなか味わえへん、みなさんの一体感みたいな? あと"台北101"にも行って、小籠包も食べました。”好吃”!(ハオツー)

 こんな感じで、まるで音楽バラエティ番組を見ているかのように歌とトークの両方をエンジョイできるライブは、スパガらしさのひとつ。さらに台湾を意識したトークで惹きつけるあたりは流石の技だ。さらにアゲアゲモードは続き、『MAX!乙女心』では、こんなコール&レスポンスを展開。

スパガ 日本のみなさーん

ファン イェー!

スパガ 台湾のみなさーん

ファン うぉーっ!

 そして『EveryBody JUMP!』ではスパガも観客もめいっぱいのジャンプ! 記者会見のレポート記事(関連リンク)にも書いたが、狭いステージながら縦方向に高くジャンプすることで、場を立体的に使いこなす表現は、隠れたファインプレーと言えるかもしれない。

『EveryBody JUMP!』での見事な一斉ジャンプ! この縦方向への動きも10人編成でやるから迫力が違ってくるのだ

エビジャン名物といえば、みやり(宮﨑理奈)の前転! 初見であろう台湾のファンは「うぉーっ!」と度肝を抜かれていた

 そして感動の場面はアンコールに訪れた。アンコールを要求するファンのコールが「アンコーるかちゃん! アンコーるかちゃん!」と、溝手に送られる。喜び勇んで出てきた溝手を待ち構えていたのは、赤いサイリウムが輝く客席、そして17歳の誕生日(1月25日)をお祝いする横断幕だったのだ。

溝手 "アンコーるかちゃん"って聞こえてきたから、台湾のみなさんも(そのコールを)知ってくれているんだと思って、出ていこうとしたら、"えっ? えっ? ここ、台湾?"って(笑)

 さらにメンバーがサプライズのバースデーケーキを持ち込むと、感激のスマイルだ。メンバーの主導で「Happy Birthday」を斉唱し、溝手がロウソクを吹き消すと大歓声が挙がる。会場全体がホンワカした雰囲気に包まれるなか、溝手は17歳の抱負を口にした。

溝手 メンバーの中でも台湾ライブで誕生日を祝ってもらえたのは初めてじゃないですか。誕生日の周りにイベントがないから、みなさんに祝ってもらえないかなって思っていたんです。それがここ台湾で祝っていただいたんで、今年はいい年になると思います。謝謝、大家!

スタッフが溝手にシークレットで用意しておいたバースデーケーキ。きっちりステージ上でロウソクを吹き消してみせた

ライブ後にケーキを手にする溝手。ケーキの上には17歳の誕生日を祝う「17」のデコレーションが載っている

 サプライズはこれだけではなかった。八坂が2月23日のライブで卒業することを報告し、『空色のキセキ』を披露。すると会場が八坂カラーのブルーのサイリウムで埋め尽くされたのである。なかば茫然とした様子で会場を見まわし、「さっきまで真っ赤だったじゃん!」と照れ隠しをする八坂。そして感謝の気持ちを口にした。

八坂 絶対に忘れないです。私がいつか天国に行くときまで。本当にありがとうございます!(メンバー「まだ行かない行かない!」) 私、2月に卒業するんです。日本の横浜というところでライブをさせていただくので、お時間ありましたら遊びに来ていただければと思います。来れないという方は空の下で祈っていただければと思います。

青く染め上げられた客席に感動を隠せない八坂。アイドルとファンの素敵な関係がここ台湾でも花開いていた

 こうして、幸せに包まれてステージは終了。だが台湾ファンの興奮は収まらない。再度のアンコールを求める声は止むことがなく、運営サイドも予定になかったダブルアンコールを決定。『MAX!乙女心』をあらためて披露し、ファンもメンバーも充実度いっぱいのライブは無事に終了した。

前島 台湾でライブをするのは2回目で、日本を出ると私たちのことを知ってくださっているのかなって不安になるんですが、こうやってみなさんが頑張って言ってくださるのが本当にパワーになります。

 今回のライブでは、各グループは1時間のライブ、そして握手会を開催。ほかにも地元メディアによる取材やファン向けツアーのイベント、そして台湾観光とまさに盛りだくさんの台湾ツアーとなった。ここまで紹介してきたように、どのグループにとっても収穫多きツアーになったはず。今後も台湾をはじめアジアでのライブに期待が高まる。

ライブの最後には、空港でメンバーたちを出迎えてくれた横断幕とともにファンとの記念撮影。台北のライブハウスに幸せな空間が出現していた

【セットリスト】
M01 赤い情熱
M02 女子力←パラダイス
M03 常夏ハイタッチ
M04 Survival
M05 1,000,000☆スマイル
M06 がんばって 青春
M07 MAX!乙女心
M08 EveryBody JUMP!
EN1 空色のキセキ
EN2 みらくるが止まンないっ!
EN3 MAX!乙女心

■アップアップガールズ(仮)  公式サイト
http://www.upupgirlskakkokari.com/

■ドロシーリトルハッピー・オフィシャルウェブサイト
http://dorothylittlehappy.com/

■SUPERGiRLS(スパガ) Official Website
http://supergirls.jp/index.html

■Kawaii POP FES by@JAM 公式サイト
http://at-jam.jp/kawaiipopfes/taiwan/
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