アイドリング!!!9号として活動するかたわら、2013年6月にソロデビューも果たした横山ルリカが2月5日、東京・池袋サンシャインシティの噴水広場にて最新シングル『メガラバ』の発売イベントを開催した。
ミニライブではまず、デビュー曲の『Walk My Way』を披露。横山自身のことを歌った曲で、ヒャダインがプロデュースしたものだ。ファンにはすでにおなじみの曲であり、会場に詰めかけたファンからは盛んにコールが飛んでいた。
上階バルコニーの観客に向かって手拍子を促す余裕を見せた
続けて披露したのは、『メガラバ』のカップリング曲になっている『両手広げて』。前曲とは一転してのバラードは転調も織り交ぜられ難易度の高い歌だが、横山は持ち前の歌唱力で伸びやかなハイトーンを噴水広場に響き渡らせ、ソロアーティストとしてのポテンシャルを十分に示していた。
『両手広げて』はシンプルな伴奏かつ主旋律をリードするガイド音もない難しい曲だが、横山は華麗に伸びやかに歌い上げてみせた
横山 ありがとうございました！ 3枚目のシングル『メガラバ』のカップリング曲『両手広げて』でした。今回の『メガラバ』は『トリコ』のエンディングテーマという素晴らしいタイアップをいただきまして、ぜひぜひ3枚目にしてヒットすればいいなと思います。また、自分自身がいま大学4年生なので、3月に卒業できたらいいなとすごく思っているんです。
横山が自らの卒業を話題にしたところで、ビクターの青いハッピを着た担当者が登場。メガラバの大ヒットと大学の卒業を祈願して、特製のダルマを用意してきたという。そのダルマが登場すると横山はビックリ。なんとピンク色のダルマなのだ。
サプライズで登場したピンク色の特製ダルマに目入れをする横山
このダルマは真ん中に「横山ルリカ」と名前が入り、その両脇には「ヒット祈願」と「卒業祈願」の文字が記されるという念の入った代物。横山は自ら目を書き入れながら、「なんだか芸能人っぽい（笑）」と嬉しさを隠せない様子だった。
ダルマを手にニッコリ。これでヒットと大学卒業は間違いなし!?
ダルマ祈願が済んだところで、ミニライブもいよいよラストの3曲目。曲はもちろん、最新シングルの『メガラバ』だ。アニメと同様にパワーを感じさせる曲で、大きなイベント会場に自分の声を響き渡らせた横山。歌い終わったときの充実した表情からは、手ごたえを感じている様子が伝わってきた。
ノリのいいロックチューンの『メガラバ』には今回のモノクロ衣裳が似合う
『Walk My Way』とは趣向を変え、ハンドマイクで歌ってみせた
【横山ルリカ 一問一答】――発売イベントが終わった感想を。
横山 札幌から福岡まで各地を回ってきて、このサンシャインはソロデビューの時からリリース日当日にイベントしている会場なので、緊張感がより一層あったんですが、今回ダルマを用意していただいたので、いいイベントになったと思います！
――『メガラバ』のポイントについて。
横山 デビュー曲と2曲目はヒャダインさんのプロデュースで私のことを歌にしていただいたものです。それに対して今回は『トリコ』というタイアップがあって作られた曲なので、『トリコ』の世界観が表われていると思います。
――ダルマの目入れをした感想は。
横山 公の場ではしたことがなかったので、すごくうれしかったです！ しかも2014年はピンクがくるって聞いたことがあるので、すごく縁起がいい感じがしました（ニッコリ）。
――大学は無事に卒業できそうですか。
横山 単位を取りこぼしていないといいですね。自信はあるけど不安もあります。3月に友達と一緒に卒業したいです。（卒業の可否は）3月上旬くらいにわかるので、早くみなさんにもお伝えできればと思います。
――2月14日の遠藤舞卒業ライブについて。
横山 遠藤舞が卒業ということで感慨深いものがあるんですけど、本人にとって一番楽しめるライブにしてあげたいという思いが強いです。涙がありつつ感動のライブにしたいと思います。リーダーとして長いあいだ頑張ってくれたし、本人が歌が大好きで上手なので、本人が気持ちよく歌ってアイドリング!!!がいい思い出になるライブにしたいです。
――大学卒業をきっかけにアイドリング!!!も卒業みたいなことは。
横山 私自身はアイドリング!!!は卒業しないです。大学は卒業したいですけど、アイドリング!!!はまだまだ卒業せずに、アイドリング!!!の生徒として頑張っていきたいです。アイドリング!!!としては、目標を立てるのは自由だし大きなものがいいと思うので、武道館でライブをできたらいいなと思います。
――大学を卒業した後の予定は。
横山 アイドリング!!!も引き続き頑張っていきますが、ソロ活動としては作詩もしてみたいですし、アルバムも出してみたいと思っています。今回はアニメの歌を歌わせていただいたので、次はドラマや映画のテーマ曲を脚本を読みこんで歌ってみたいです。演技にも興味があるのでチャンスがあればやらせていただきたいです。普段は優等生っぽいねって言われるので、悪役とかギャップがあるものを演じたいですね。
――大学での勉強について。
横山 社会学科で、社会福祉の制度や法律について学びました。自分自身がボランティアに興味があって、芸能生活を通じてボランティアをやってみたいので、チャリティーコンサートなどもやってみたいです。
――歌手としての手応えについて。
横山 まだまだ自分が一人前の歌手になれているって気がしなくて、毎日が練習だったり課題ばっかりですが、ソロになってから歌と向き合えるようになったと実感しています。次の作品に向けてまだまだ自分の曲も練習が必要ですし、ほかの方の曲も練習して、ソロアーティストとして大きくなりたいと思います。
無事に発売イベントを終えた横山。握手会も大盛況だった
