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UPDATE|2014/05/06

大島優子が卒業を前に再び「背中を押してください」

大島優子が5月5日、インテックス大阪にて「大島優子感謝祭」を開催。大島は抽選で集まった約3000人のファンを前に、「私1人でこの会場を貸し切ってしまっていていいのかなと思いつつも、とてもうれしく思っています」と笑顔であいさつした。

 この日はあいにくの雨模様となったが、「国立競技場も雨と嵐で中止になってしまったけど、でもここにAKB48の大島優子としてみなさんに感謝の気持ちが伝えられるので。あの日、卒業セレモニーをしてしまっていたら一区切りついてしまって、その気持ちがどうなっていたか分からないと思うと、結果的に良かったのかなとポジティブに考えています」と前向きにコメントした。



代表曲の『ヘビーローテーション』を熱唱 (c)AKS

 これらの5曲はいずれも、大島優子にゆかりの曲あるものばかり。『ヘビーローテーション』と『前しか向かねえ』は御存じ、大島のセンター曲だ。

『泣きながら微笑んで』はチームKの3rd Stage「脳内パラダイス」の公演曲で、大島のソロ曲であるのと同時に、AKB48にとって初のソロユニット曲となった記念すべき作品である。

『To be continued.』は同じくチームKの5th Stage「逆上がり」の公演曲で、同公演のラストを飾る曲として、古くからのチームKファンにとっては感慨深い選曲となった。

 そして『あなたがいてくれたから』は初期AKB48の全メンバーが参加していることで話題になった曲で、大島優子が1位に輝いた第2回選抜総選挙では、ラストに掛かっていた曲としても知られている。



『前しか向かねえ』のこのジャンプシーンを観られるのもあとわずかだ (c)AKS

 こういった思い出の曲を歌い上げ、大島はあらためて、「卒業まであと1ヵ月なんです。握手会で感じているみなさんの温もりをもう感じられる機会がなくなるんだと思うと、さみしい気持ちはあるのですが、応援をしていただいているというのを直で感じられるのが&rdquo:AKB48&rdquo:です」と、ファンへの感謝と寂しさがないまぜになった気持ちを告白。

 続けて、「もう直接、声が届かなくなるのかなと思うと、自分の未来も不安になるんですが……」と、涙を浮かべながら胸中を告白した。そんな大島にファンからは「頑張れ!」の声援が送られる。



涙を浮かべながらコメントする大島優子 (c)AKS

 それを受けて大島は、「頑張るよ。自分で決めたことだから。これからも背中を押してください」と、ファンによる後押しを求めた。この言葉は、大島が第1回と第2回の選抜総選挙で語った言葉(※)と対をなしているかのようで、大島とファンのあいだの深い信頼関係を象徴しているかのようだった。
 

※「私はそれでも上を目指すことをやめません。『己を信じ、精進せよ』という気持ちを常に持って前に進みたいと思いますので、みなさん、私の背中をこれからも押してください」(2009年7月8日、AKB48 13thシングル選抜総選挙にて)

※「私に票を入れてくださった方、去年は背中を押してくださいました。でも今年は1位という順位をいただいて、背中を押してくださいとは言いません。ついてきてください」(2010年6月9日、AKB48_17thシングル選抜総選挙にて)
 

 そのうえで大島が「みなさんの力で6月8日(卒業ライブとなる味の素スタジアム公演)は晴れさせましょう!」とファンに呼び掛けると、会場は大きな拍手に包まれた。

 この日は、3月23日に幕張メッセで開催された&rdquo:東京会場&rdquo:と同様に、会場の周囲を囲むようにして「大島優子ミュージアム」を設置。大島の8年間にわたるAKB48での歴史を振り返る衣装124着をはじめ、私物や年表、写真パネル、生写真、総選挙のイス、「日本レコード大賞」の盾などが展示されていた。



選抜総選挙にて1位=センターのために用意される椅子に座る大島。背後の肖像画は第3回選抜総選挙でステージに飾られたものだ (c)AKS

 これらの展示をAKB48グループ総支配人の茅野しのぶとともに思い出話を交えながら見学した大島は、「衣装を展示していただけるなんて、スゴい人だけだと思っていましたが、『今まで頑張ってきたごほうびだよ』と言っていただけたので、本当にうれしく思います」と感謝の言葉を口にした。



握手会にてファンとの残り少ない握手に臨む (c)AKS

 なおイベント終了後には、5月12日発売の新曲『ラブラドール・レトリバー』に収録される大島優子卒業曲『今日までのメロディー』のミュージックビデオが初公開された。

 同曲は大島の心情を投影して作られた曲。今回のMVでは大島が宮澤佐江や卒業生の秋元才加、6月には母親になる大堀恵など同期の仲間をはじめ、高橋みなみ、小嶋陽菜、峯岸みなみといった先輩メンバー、後輩メンバーたちとともに、AKB48劇場や初めて劇場外でのコンサートを行なった日本青年館、目標だった東京ドームなどを巡る様子が収録されている。



先輩、同期、後輩と数々の仲間たちとの触れ合いが描かれる、『今日までのメロディー』のPV (c)AKS

『今日までのメロディー』 (c)AKS

『今日までのメロディー』にはこんなプリクラ風の画像も登場 (c)AKS

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