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UPDATE|2014/06/24

AKB48田名部生来がファンとランクインを祝って乾杯

6月7日に行われた『AKB48 37thシングル選抜総選挙』では、渡辺麻友が初の1位に輝き、前年度1位の指原莉乃の連覇を阻止したことで大きな話題を呼んだ。総選挙は1位になることも大切なことだが、敢えて言いたい。この総選挙の中で一番輝いていたのは、誰が何と言おうと渡辺と同期の田名部生来だろう、と。

 田名部は第一回目から総選挙に立候補していたが、これまですべて圏外だった。今回は立候補者も大幅に増えて、296人が立候補した。そんな中で80位以内に入るのは至難の業。まず80位に大島涼花の名前が呼ばれ、この時点で田名部はすでに諦めモードに入っていたという。ここから一気に順位の65位までの発表が続くのだが、71位に田名部の名前が読み上げられた。雨の降る会場からどよめきが起き、遂に総選挙で初ランクインを果たしたのだ。

 この初ランクインを記念したファンイベントが、6月23日に開催された。会場には田名部を祝う300人のファンが集まった。田名部がステージに登場すると「おめでとう」の前にざわめきが起こったのだ。何と頭にネクタイを巻いてスーツ姿での登場だ。お酒好きを豪語する田名部にとってはこれが正装であり、もちろんファンも大喜び。ここでみんなと乾杯をするのだが、なぜかそこにタキシードを着たおじさんが登場。そのおじさんとは、何と田名部の父親である。父親も交えて乾杯し、楽しいイベントのスタートとなった。

田名部のお父さんまで登場!

 早速だが多くの有名人からお祝いのメッセージが届いたということなので、ここで一気にVTRで紹介。田名部ファンとしてお馴染みの大相撲の千代鳳祐樹からのメッセージが届いた。続いてプロレスラーの高木三四郎と続き、多くの仲間からの祝福を受け、今回の71位は夢ではなく、現実という実感させてくれた。

 ここからはDJmnksとなり、田名部自身によるDJタイムのスタートだ。AKB48の曲を中心に回し、最後は『アイドルの夜明け』公演で、片山陽加と指原莉乃と組んだ『愛しきナターシャ』を流すのだが、DJブースから飛び出し、自分の担当部分では激しく踊りファンを魅了してくれた。

DJ・mnksがAKBミックスを炸裂させる!

DJブースから飛び出し『愛しきナターシャ』を熱唱

  激しいパフォーマンスの後に、いきなりステージに見慣れない2人が突如と現れた。その2人とは、田名部が以前に共演したことのある山梨県のご当地ヒーロー『甲州戦記サクライザー』である。さらにサッカーワールドカップ日本代表の本田圭佑のものまねでお馴染みのじゅんいちダビットソンもお祝いに駆けつけてくれた。

山梨県のご当地ヒーロー『甲州戦記サクライザー』見参

ブラジルから緊急帰国!? ではなく、本田圭佑のものまねでおなじみ・じゅんいちダビットソンも駆けつけた

 ゲストコーナーが終わるとファンにとって嬉しい歌のコーナーとなるのだが、
ここで渡辺美里の『My Revolution』という意外な選曲。さらに田名部にとってAKB48人生で一番大切な曲でもある『初日』を披露してくれた。オリジナルの『初日』の歌いだしのは、メンバーが円陣になり「いつも感謝、冷静に、丁寧に、正確に、みんなの夢が叶いますように」「AKB」「チームB」という掛け声でスタートするのだが、今回はソロイベントということで「苦節8年、屈折21年、真面目に不真面目、感動、カンゲキ」「カンパーイ!」とオリジナル口上からスタート。何とも田名部らしい始まりで、大きな盛り上がりを見せてくれた。

『My Revolution』を歌い上げる田名部

 あっという間の2時間が過ぎてエンディングの時間になってしまったが、ここで同じ事務所の同志であり、現在病気療養中の中田ちさとから手紙が届いた。田名部を思う気持ちが伝わるような暖かい手紙であり、感動を与えてくれた。

中田ちさとからの手紙には会場中が感動に包まれた

 そして最後は「カンパーイ」の掛け声でイベントの幕を閉じた。いい意味で脱力した感じのイベントで、何とも田名部らしいさが存分に出せた感じである。集まったファン誰もが幸せな気持ちになれたイベントなんではないかと思う。今後も自分を信じて、自分らしさを全面に出して前へ突き進んで欲しい。

イベントのラストは「カンパーイ!」で締め

ブレーメン大島 80年代からアイドル現場に通い、高校時代は『夕やけニャンニャン』に素人ながらレギュラーで出演。基本的にアイドルをメインに取材・執筆をしているが、放送作家やプロレスのリングアナウンサーの顔も持っている。 


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