コラム

BABYMETALに「世界を驚かせる準備はできた」と確信

2014年06月26日 07時00分

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BABYMETAL「APOCRYPHA-Ⅱ」@TSUTAYA O-EAST 24.JUN.2014 ライヴレポート

 いよいよ来週、初のワールドツアーへと旅立つBABYMETAL。出発を目前に控えた6月23、24日の2日間、東京・渋谷のTSUTAYA O-EASTでAPOCALYPSE WEBメンバー限定のライヴ「APOCRYPHA-Ⅰ」、「APOCRYPHA-Ⅱ」が行われた。ヘヴィメタルの聖地・ヨーロッパでどんなパフォーマンスを見せてくれるのか? 仕上がりは万全なのか? ごく限られた人間しか目撃できなかった今回の壮行会ライヴ、2日目24日の「APOCRYPHA-Ⅱ」の模様をレポートする。

 東京地方は午後になって雨。一部では雹が降るほどの荒れ模様の空。それでも次々と集結する黒い集団。Tシャツ1枚では肌寒い気温であったが、会場近辺は熱い空気に包まれている。あの武道館2Daysから既に100日以上が過ぎている。皆がBABYMETALのライヴに飢えている。開場時間の少し前から整列が始まり、チケットと電子召喚状のチェックが始まった。

 ライヴでの人気が急上昇中のBABYMETAL。2日間で約2400名しか目撃できないライヴとあって、BABYMETALとしては初めて転売屋対策として、本人確認が実施された。チェックは予想していたよりもスムーズに進み、群衆は次々と会場へと飲み込まれていく。久しぶりのライヴへの熱い期待を語り合うモッシュッシュメイトたち。

 18時34分、会場に流れるISSUESの『Princeton Ave』が終わり客電が消え、両サイドのスクリーンに過去のライヴ映像が映し出される。『LEGEND “1999”』、『LEGEND “1997”』、そして『LEGEND “DOOMSDAY”』……。こうして映像を見るだけでも、3人のパフォーマンスが急速に成長していることがわかる。

 10分近い映像が終わると、突如爆音が響きステージが明るくなる。神バンドの登場にオーディエンスは一気にヒートアップ。『BABYMETAL DEATH』……ワールドツアーでもやはりこのナンバーが1曲目にくるのだろう。SU-METAL、YUIMETAL、MOAMETALの3人が激しくポジションチェンジしながら客を煽る。

 たたみかけるように、『ド・キ・ド・キ☆モーニング』『メギツネ』と続く。ここは前日とはセットリストを変えてきた。SU-METALの声は伸びやかでいつも通り音程は安定している。調子は良さそうで、ヨーロッパでも安心して聴けそうだ。YUIMETALとMOAMETALのパフォーマンスも、武道館の時よりも更に切れ味を増している。

『メギツネ』が終わると3人が退け、神バンドの3人が前に。ツインギター、ベースそしてドラムの4人のソロ競演だ。テクニカルでフラッシーな神々のプレイも、ライヴを重ねるにつれ強固なものになっていくのが感じられる。スケジュールの都合でメンバーが一部変わることはあるものの、演奏のタイトさはもはや揺るぎようがない。ヨーロッパのメタルヘッズも、共演バンドのメンバーさえも唸らせることは確実だ。

 続いては『紅月-アカツキ-』。SU-METALの伸びやかな歌声が魂を揺さぶる。日本語のわからない海外のオーディエンスであっても、彼女の歌声には涙を流さずにはいられないだろう。『おねだり大作戦』で魅せるYUIMETALとMOAMETALのキュートなパフォーマンスも国境は無い。見る者すべてのハートを撃ち抜くハズだ。

『Catch me if you can』に続いて本編ラストは『イジメ、ダメ、ゼッタイ』。小さなフロアであったがWOD(ウォール・オブ・デス)も発生。そしてダメジャンプでステージとフロアは一体となった。

 アンコールはライヴには絶対に欠かせない『ヘドバンギャー!!』、そして『ギミチョコ!!』。聞く者をハイな状態へと導く『ギミチョコ!!』がラストナンバーとなったのは少し意外だったが、ワールドツアーではどんな曲順になるのか……。昨年のLOUDPARKで2曲目に『君とアニメが見たい』を持ってきたように意表を突くセットリストになるのか?

 再びスクリーンに映像が映し出される。いよいよ始まるワールドツアー。聖地巡礼。BIG4すべてとの共演という快挙。今回のライヴで、世界を驚かせる準備は出来た、と確信した。タイトなツアースケジュールだが、体調管理だけは十分気をつけて、最高の成果を持ち帰ってもらいたい。


 
「APOCRYPHA-Ⅱ」セットリスト
1.   BABYMETAL DEATH
2.  ド・キ・ド・キ☆モーニング
3.  メギツネ
4.  紅月-アカツキ-
5.  おねだり大作戦
6.  Catch me if you can
7.  イジメ、ダメ、ゼッタイ
アンコール
E1.  ヘドバンギャー!!
E2.  ギミチョコ!!


 
竹崎清彦 アイドル、ファッション、スポーツ、ゲーム攻略本など幅広く執筆。趣味はライヴ観戦。好きなアーティストを追いかけ世界中どこへでも行きます! 80年代モノに詳しい。 
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