◆次世代グループ「リーダーに聞く!」シリーズ
2012年の始動からもうすぐ2年を迎え、8月24日には日本青年館でのワンマンライブを控えている「夢みるアドレセンス」。スクールカースト上位のモデルたちと思いきや、底抜けに明るいおバカだった彼女たちはアイドル界のトップランナーになれるのか? リーダーの荻野可鈴に話を聞いた!(志田友美も参加!)
――夢みるアドレセンスのリーダーはどういう経緯で決まったんですか?
荻野 この5人で結成するって集められた時にプロデューサーさんに「じゃあ、可鈴がリーダーで」と言われたんです。その時は「え? 私ですか?」って。
――なぜリーダーに選ばれたんでしょう?
荻野 わかんない(笑)。消去法だったりして!(笑) この5人の中だとそうなるだろうなって。
――確かに5人の中ではしっかりしている印象はあります。
荻野 本当ですか? まわりがぶっ飛んでるだけですよ(笑)。
――学生時代に生徒会長や学級委員をしていたという経験は?
荻野 まったくないですね。引っ張るタイプじゃなくて、自由奔放にしていて何か目立っちゃうタイプだったので(笑)。
――クラスの中のグループでは中心的存在だったとか?
荻野 というわけでもないんです。私、グループを作るのがすごい苦手で、クラスの中を自由に渡り歩いてるタイプだったから。
――今までリーダー的な経験をしてなかったことで不安を感じたことは?
荻野 その自覚もなかったです。
――実際にリーダーをやってみてどうでした?
荻野 最初の頃は名前だけのリーダーで、あんまりリーダーっぽいことはしてなかったし、リーダーに対して考えてもいなかったんです。そもそも『夢アド』になってしばらくは戸惑いもありましたから。でも、段々と『夢アド』のことを大切にしたいと思うようになって半年くらいしたら、「リーダーって何をしたらいいんだろう」と考えるようになったんです。
――荻野さんが思うリーダーとしての役割は?
荻野 メンバーの話をまとめたり、スタッフさんからの話をみんなに伝えたり。楽屋で「本番まであと○分だから××をしておこう」と話したり。そんな感じですね。
――おーっ。自分の役割をしっかり把握してるんですね。
荻野 リーダーとして自分が何をするべきなのかをスタッフの方に相談した時に、「可鈴はこういうことが仕事だから」って言われたんです。
――スタッフの支えがあってこそなんですね。志田さんはリーダーとしての荻野さんをどう見てますか?
志田 最初の頃に比べて、すごくしっかりしたと思います。
荻野 何から目線(笑)?
志田 友美から目線(笑)。リーダーが言えば、夢アドがピシッとまとまるんです。
――荻野さんが言うならついていこうと。
志田 もちろんです。
荻野 なんで半笑いなの(笑)。
志田 笑ってないよ(笑)!
――他のグループのリーダーを気にすることはありますか?
荻野 全然気にしてないですね。そもそも誰がリーダーなのかもわからない……。それぞれのグループに合ったやり方があると思うので、自分にはあまり参考にならないのかなって。リーダーが怒って引き締まるグループもあれば、ゆるーくやってるグループもあるはずで、私たちは仲がいいから特別に怒るわけでもなく「○○したほうがいいんじゃない?」と言えば、みんな聞いてくれるんですよ。
――バチバチとしたこともない?
荻野 ないですね。でも、人間だから機嫌が悪い時もあるので、そんな時は放っておきます。あとで「機嫌悪かったでしょ~」って話すと、「うん。悪かった」ってなるから。
――個人活動とグループ活動は、どうバランスをとっていますか?
荻野 ファンの方には「それぞれの現場で違う可鈴ちゃんを見ることができて楽しい」と言ってもらえるんです。そこまでは意識してないけど、リーダーをやってる夢アドと違って、「ヘタレ」な部分が出ているのかな(笑)。
――夢アドをこんなグループにしたいというのはありますか?
荻野 今の仲の良さは持続させつつ、お互いを高めあえる存在になっていけたらいいなって思います。それぞれの個人活動がもっと活発になって、「あの子がこれをやってるから私もがんばろう」と感じられるようになればいいし、そこに悔しさがあってもいいと思うんです。まずは今の夢アドを観てほしいです! 8月24日の日本青年館をはじめとして、TIFやサマソニ、『証明ティンエイジャー』のリリースイベントなど、夏はイベントが盛りだくさんなので、夢アドについてきてください!
(聞き手・大貫真之介)