2010年から足掛け3年にわたり、チームKⅡのリーダーを務める高柳明音。月刊エンタメ12月号（10月30日発売）でのグラビアはご覧いただけたろうか。その彼女に聞いた組閣後のチームKⅡ、そして10月から始まった新番組についてのインタビューを、再録でお届けする。
――10月5日に始まった日本テレビの『SKE48のエビフライデーナイト』（金曜25:58～）は一回目から高柳さんが鳥の丸焼きを見せられ号泣するという衝撃的なスタートでしたが……。
高柳 そうなんですよ！ 丸焼きが出てきた瞬間、泣きそうになったんですけど、最初は我慢したんです。泣くとガチすぎてカットされると思って。でもMCの大久保（佳代子）さんに「あれ？ 意外と平気そうですね」って言われた瞬間に、我慢できなくなっちゃってうわーって泣いちゃったんです。でも、まだまだこの後の放送で、あれを上回ることが起きまして……。
――あれより上が？
高柳 はい。今年で一番、いやむしろSKE48人生と思えるほどのキツさでした。私、今までのSKE48人生で一番辛かったのが『イッテ
♡恋48』（TVK制作のローカル番組。2011年5月～9月に放送）で廃校に行ったことだったんです。地下のボイラー室に一人で行ったんですけど、怖すぎてスゴく泣いちゃって。あれが本当に一番辛かったんですけど、今回はその時とはまた違う辛さがありましたね。
――辛さ的には廃校を越えたと。
高柳 廃校は精神的、『エビフライデーナイト』はなんだろう……肉体的にも精神的にも限界突破（笑）。
――なるほど、ではそれはオンエアを楽しみにするとして、番組ではその大久保さんによって各メンバーが新しいキャラをどんどん発掘されていますよね。
高柳 SKE48は今まで「可愛い、可愛い」って扱っていただけることが多くて、でもあの番組では、１回目からかおたん（松村香織）とかいきなり「ブサイク」っていじられて。そういう部分がとてもいい化学反応になっているんじゃないかなって思います。ネタにしていただけることで、この子こんな子なんだなっていうことを知っていただけると思いますし、大久保さんも私たちの新しいキャラを見つけていただけるので本当に有り難いです。
――7月から始まった「シアターの女神」公演についてもお聞きしたいのですが、組閣後、新チームKⅡとしての最初の公演、ファンからは高評価のようですが、リーダーとしていかがですか？
高柳 組閣があった当初、個人的にはチームSは（松井）珠里奈さんとか（木崎）ゆりあとか（向田）茉夏とか、48グループの次世代として期待されているメンバーが多い印象で、チームEは（菅）なな子だったり、（古畑）奈和ちゃんだったりこれからが楽しみなフレッシュなメンバーが多い印象でした。
一方で、KⅡはどんな印象で受け止められているんだろう？ と気になっていて……。私たちは新公演でKⅡとしてのチームの色を出していきたいなって思ったんです。ちょうど新公演が始まる順番もKⅡが一番最後で、チームS、E、KⅡの順番でした。先に始まったSもEもすごく評価が高かったんです。「Sパフォーマンスがスゴい！」「Eすごく可愛い！」みたいな。
じゃあ、KⅡはどんなふうに自分たちを見せていくか？ 何を目指すか？ ってチーム内で話し合って、もう笑っていただける公演にしたいなって。MCもそうですけど、曲もアイドルの王道の曲からアイドルらしからぬぶっ飛んだ感じの曲まであったので、お客さんに笑顔で帰ってもらえる公演にしようって。だからいまみなさんに評価していただいているのは、初日に掲げた「笑っていただこう」っていう目標をチームとしてちゃんと築き上げられている結果なのかなって思います。
――リーダーから見た新チームKⅡはどうですか？
高柳 みんな大人ですし、劇場で経験もちゃんと積んできているので、常識もわかっています。パフォーマンスも問題ないし、プロ意識も個々にしっかり持っているから、これといってリーダーらしいことはしていないですね（笑）。
――手がかからないと？
高柳 手がかからないといったらおかしいですけど、手をかけちゃうと逆にみんなの可能性が限られちゃうように思うんです。もちろん何かあったら話しますし、反省会のときとかも率先しますけど。これからもパフォーマンス面ではメンバーがやりたいようにやって欲しいですね。
■SKE48のエビフライデーナイトhttp://www.ntv.co.jp/ebinai/■高柳明音オフィシャルブログhttp://www2.ske48.co.jp/blog_pc/detail/?writer=takayanagi_akane<>
