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UPDATE|2014/08/22

9nineが初の武道館公演でPerfume直伝の栄養ドリンクを注入

 9nineが結成9年目にして初の日本武道館公演を開催、1万人の観客を前に、5人のメンバーが渾身のパフォーマンスを繰りひろげた。

 9nineにとってはまさに悲願の武道館だった。グループ名が示す通り、2005年の結成時は9人が在籍。今も残るオリジナルメンバーは佐武宇綺と西脇彩華の2人だけだ。

 2年後に加入した川島海荷、そして新生9nineへと進化すべくオーディションを経て2010年に加入した吉井香奈恵と村田寛奈も含め、いまや5人組としての形が定着した9nineにとって、最高の夢舞台が実現した。



背後のスクリーンにメンバーのパフォーマンスに連動した映像を映すといった演出も効果的だった

 ライブの途中では、汗っかきキャラの佐武がマイクを":水没":させるというアクシデントも。マイクが湿ってしまい、まるで宇宙飛行士との会話のように声がこもるというハプニングで、マイクの交換を強いられた。だがステージに残ったメンバー4人は、思い出話に花を咲かせ、ファンにとってはかえって嬉しいハプニングになったようだ。

 後半もフジテレビ『リーガルハイ』OPテーマ曲の『Re:』、そして『少女トラベラー』などのダンスナンバーで駆け抜け、本編は終了。大盛況のうちにアンコールが幕を開けた。

 ここでメンバーの口から、今年13月に初めての東名阪ツアー「9nine MAGI9AL TOUR 2014」、そして年末カウントダウンライブ「9nine MAGI9AL TOUR 2014 COUNTDOWN」を開催することが発表。年末直前の12月29日に最年少メンバーの村田寛奈が18歳を迎えることから、年越し企画が可能になったものだ。

 アンコール曲の『Party9』では、アリーナ客席後方のサブステージからゴンドラに乗って移動する各メンバーが、サインボール投げに挑戦するという初の試みも。ひとり3球ずつと少なめだったが、初のボール投げにメンバーは興奮していたようだ。

 そして最後は、新生9nineにとって2名目の『SHINING☆STAR』。9nineファンみんなの心に残る曲とあって、歓声が巻き起こった。

 その後のMCでは西脇が、「武道館に立っています。私は9年前から色んな9nineを見てきた。今日が一番最高の日だと思うし、それは途中で諦めようと思ったときに励ましてくれた家族に感謝したい。それは絶対言おうと思ってて、『武道館に立ちました。本当にありがとう』。今日はゴールじゃなく、スタート。もっと大きいステージにたてるように、精一杯頑張ります。」と涙ながらにコメントだ。

 また川島も、感慨深そうに客席全体を見上げながら、「本当に今までやってきて良かったって今思っています。」とコメント。コンサート本編では観客にウェーブを要求して成功するなど、初の武道館公演を目いっぱい楽しんでいる様子だった。

 これまで多数のメンバーチェンジなど、紆余曲折があった9nine。9年間の集大成として初めての武道館公演を大盛況のうちに終えたが、佐武宇綺は「これがゴールじゃなくて、スタート。」と発言。12月の東名阪ツアーなど、これからもノンストップで走り続けていく姿勢を明らかにした。



この日、武道館を9nine色に染め上げた

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