コラム

モーニング娘。に憧れた少女たちが紡ぐ、常に進化し続けるストーリー

2014年08月25日 07時00分

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 1997年に結成されたモーニング娘。は、9月で17周年を迎える(※)。加入・卒業を繰り返し、ここまで続いてきたモーニング娘。は、今あらためて注目を集めている。

 先日、モーニング娘。’14のリーダーを務める道重さゆみの卒業が11月26日に決まった。道重の卒業を受けて、多くの人がこう言うのを聞いた。「わたしが知っているモーニング娘。がいなくなる」と。

“わたしが知っているモーニング娘。”の多くはきっと、安倍なつみであり、後藤真希であり、辻希美、加護亜依だろう。いわゆる“黄金期”と呼ばれる時期のメンバーだ。道重がオーディションを受けたのは、「そうだ! We’re ALIVE」がソルトレイクシティ冬季五輪のテーマソングに採用され、後藤真希が卒業した2002年。国民的アイドルグループと言えば、誰もが「モーニング娘。」を挙げていたとき。

 当時13歳の幼い道重が見てきたのは、世間一般が思い浮かべるモーニング娘。である。道重だけでなく、この頃のモーニング娘。に憧れた女の子たちが、今アイドルとなり活躍している。

 一方、道重さゆみに続いて在籍日数が長い9期メンバーの4名。そのうち鞘師里保と鈴木香音はモーニング娘。結成後に生まれている。この4名がオーディションを受けた2010年は“プラチナ期”と呼ばれ、モーニング娘。は国内外でのライブをメインに活動していた時期であり、その姿をテレビで見かけることは少なかった。

 そして、2010年といえば『ポニーテールとシュシュ』や『ヘビーローテーション』が発売され、世間の国民的アイドルグループのイメージはAKB48になり始めているころ。それでも、若い9期メンバーは、モーニング娘。に憧れ、加入してきたのだ。

 11年前に道重さゆみが見ていたモーニング娘。と、9・10・11期メンバーが見たモーニング娘。は名前が同じでも、出会ったタイミングによって中身は少しずつ違っている。それぞれが“わたしが知っているモーニング娘。”に憧れてきた。

 現在、道重さゆみ以外のメンバーの認知度は低い。だが、徐々にコンサートの集客は増えているし、特に中高生くらいの女子ファンが増えてきている。推しメンのグッズを身につける女子ファンを見ると、やはり道重さゆみファンは多いが、若手メンバーのファンもしっかりいる。もしかしたらその中には、彼女たちに憧れ、未来のモーニング娘。になる子もいるのかもしれない。

 これまで「モーニング娘。」と呼ばれた少女は、たった34人。11月26日の道重さゆみ卒業、そして予定されている12期加入を経て、モーニング娘。はまた大きく生まれ変わるであろう。欠けたものを補い、新しいものを受け入れながら、歴史ある大きな「モーニング娘。」という看板を守り続ける。常に進化するストーリーがあるからこそ、モーニング娘。は面白いのだ。


※ハロー!プロジェクトでは「モーニング娘。」というグループ名が決定した1997年9月14日を誕生日としており、来たる9月14日には誕生日を記念するとして、誕生17周年記念イベントが開催される。

 
東海林その子 メジャーどころを中心に、女子アイドルを追いかけています。女の子が変化する一瞬一瞬を見逃したくないです。
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