コラム

進化した「さくら学院」を確認した夏休み最後の日

2014年09月02日 08時30分

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さくら学院@ @JAM EXPO2014 31.AUG.2014

 8月31日、横浜アリーナで行われたアイドルフェス「@JAM EXPO2014」に、さくら学院が出場した。在校生10名が揃ってステージに立つのは5月の転入式以来実に4ヶ月ぶり。8月初めのTOKYO IDOL FESTIVAL2014(以下TIF)では、今年度の中心メンバーである菊地最愛と水野由結がBABYMETALのアメリカでの活動のため不在、満を持しての全員でのステージとなった横浜アリーナ。果たしてどのようなパフォーマンスになったのか?

 


 さくら学院が登場するのは場内最大規模のストロベリーステージ。フェスとあって客層も様々、さくら学院を初めて見るファンも多い中、与えられた時間は14時半からの30分。客電が落ち、いつもと違う雰囲気のイントロで始まったのは『夢に向かって』。夏服のメンバーが登場すると客席は大歓声。前回TIFでのステージではラストにプレイされ、アメリカにいる菊地・水野の2人はビデオ参加でスクリーンに映し出され感動を呼んだ曲だ。今回は生で、全員が揃ってステージに立てる。彼女たちのそんな喜びが伝わってくる。ラストではメンバーそれぞれさくら学院のフラッグを持って整列。ところが2曲目の冒頭で思わぬアクシデントが起きる。

 予定とは違う『I・J・I』のイントロが流れ初め、メンバーはあれ? という感じで互いを見回す。イントロはすぐに止まり、ステージは一瞬シンとなる。苦笑いするメンバー。なかなか次の曲が始まらず、急遽アドリブでトークが始まった。客席を見渡し「みんな見えてますか? 後ろの方も見えてますか?」と煽り、客席にたくさんのさくら学院Tシャツやフラッグを発見して喜ぶメンバーたち。野津友那乃は「この後、私が煽りを入れて盛り上げる予定だったんだけど……」と笑わせる。

 ここでリスタートとなり、『負けるな!青春ヒザコゾウ』のイントロが流れる。

「@JAM盛り上げていきましょう!」と野津。整列して点呼したり、前へならえや右向け右と結束力を魅せる。続く『Hana*Hana』。色々な種類の花と花言葉が出てくる可愛らしい楽曲で、菊地と大賀咲希の掛け合いが印象的だ。花から花へと飛んでいく蝶のような愛くるしいパフォーマンスが終わり、MCが始まる。

「さくら学院、初めて観る人~?」と野津。「ハーイ!」と手を上げるファンも多いが、「あれ、よくライヴで顔見る人が……」と苦笑い。続いて自己紹介が始まる。気合い委員長の田口華は「元気ですか!? 元気があれば何でもできる」とお馴染みのアントニオ猪木の台詞の後、自分の名前をファンに言わせるところを間違え、「田口華です」とフツーに自己紹介してしまい笑わせる。この日、田口は午前中にブルーベリーステージで野津とさくら学院昨年度の卒業生・堀内まり菜とのユニット・HGSのステージで2曲、昼過ぎからは菊地・水野との部活動ユニット・ミニパティで4曲を披露するという忙しさ。

 この夏は菊地と水野不在の中、野津とともに最上級生として下級生を引っ張ってきた田口。ひと夏を越して随分と成長した印象がある。自己紹介はとちってしまったけど(笑)。

 大賀は「希望の花を横浜アリーナ全体にいっぱい咲かせちゃおうと思います!」と沸かせる。菊地は「こんな広いステージでライヴをするのは初めて。大きいよね~」と感慨深げ。そしてここで、今回のセットリストを考えたのはプロデュース委員長の水野ですと、田口に紹介され、水野は「今日はたくさんの人にさくら学院を広められるチャンスだと思ったので、色んなさくら学院を見てもらえるセットリストにしました」と語った。

 次の曲は『I・J・I』。さくら学院の楽曲の中では異色の曲調の同曲で、雰囲気もちょっとオトナっぽくがらりと変わり、客席も盛り上がりを見せる。そして早くも最後の曲。

「大切な友達を思い浮かべながら聞いてください」と水野。『FRIENDS』が始まる。

 パフォーマンスを見ながら、多くのファンはメンバーの友情そして結束力の強まりを感じたハズだ。BABYMETALの活動で欧州・北米大陸でパフォーマンスし、過酷なスケジュールも体験した菊地と水野。二人のいないピンチをチャンスに変え成長した田口・野津をはじめとする残り8人のメンバー。それぞれがそれぞれの場所でやるべきことをやり遂げ、成長した2014年の夏。そして全員の進化を確認し合えた夏休み最後の日。秋のワンマンライヴが非常に楽しみになってきたパフォーマンスだったのではないだろうか。そして最後に、TIFとは『負けるな!青春ヒザコゾウ』と『夢に向かって』以外違うセットリストで攻めてきた水野プロデュース委員長の手腕も評価しておきたい。


◆セットリスト
01 夢に向かって
02 負けるな!青春ヒザコゾウ
03 Hana*Hana
04 I・J・I
05 FRIENDS


 
竹崎清彦 アイドル、ファッション、スポーツ、ゲーム攻略本など幅広く執筆。趣味はライヴ観戦。好きなアーティストを追いかけ世界中どこへでも行きます! 80年代モノに詳しい。 
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