この夏、待望のファーストアルバムを発売した21世紀最初の純白アイドル・さんみゅ～。デビューから約2年、シーンの荒波に揉まれながらも凛と立つ彼女たちの軌跡と未来を木下綾菜と野田真実の2人に語ってもらった。
野田真実（のだ・まみ＝右）1996年6月30日生まれ、大阪府出身／身長149.8cm／血液型＝？／かに座／ニックネーム「まみりん」
——第1章の集大成とも言えるファーストアルバム『未来地図』が夏に発売になりました。ここまでの2年という道のりを振り返っていかがですか？
野田 色んな事あったよねぇ～。
木下 ホント！ さんみゅ～（β）時代から考えたら色々とありすぎましたね（笑）。1期生、2期生で分かれてライブをしたり、ライブの度にユニットを組んだり、メンバー内で筋トレする日々が懐かしいです。逆に2013年にメジャーデビューしてからは、本当にあっという間。デビューして初のリリースイベントをサンシャインの噴水広場でやったのも、昨日のことみたいです。
野田 シングル『くちびるNetwork』が発売された時なんて、嬉しくてみんなで「どんな風になってるんだろう？」ってお店に見に行ったりね。並んでたら並んでたで、私たちデビューしたの？ ……って不思議な気持ちになったりね。
木下 そうして、だんだん色んなステージに立たせてもらえるようになって、そこからもっと大きなところでライブをやりたいという夢も出てきたよね。
野田 リリースイベントも回を重ねていくうちにファンの方が増えてきて、私たちもようやくこの１年で盛り上げ方や楽しみ方が分かってきた気分です。
木下 カバー曲とオリジナル曲の両方を歌える私たちならではなのですが、ショッピングモールで歌ったりするんです。すると私たちのことを知らなくても、この曲知ってる！ ということで足を止めて観てくださる方がいらっしゃるので、私たちが結成してからずっとやり続けてることの強みが出せてる！ と嬉しくなりますね。
野田 おかげさまで、今ではライブには色んな世代の方に足を運んでもらえるようになりました。
木下 私たちのお父さん世代の方から、私たちと同じぐらいの世代の方までと、最近は色々な方に見てもらえることが多くなってきたので、より「さんみゅ～」を楽しんでもらえるようにしていきたいです。
——8月12日の定期公演では、デビュー曲『くちびるNetwork』から最新曲『僕らの未来地図』までと今までの足跡を順に追ったライヴでした。
木下 テーマは「さんみゅ～・ザ・ベスト」でした。
野田 私たちの2年を振り返ることで、私たち自身も今までの変化だったり成長を感じることができたね。
——初披露となった『キスをください』は今までにない、大人なさんみゅ～を披露してました。
木下 今まで純白、と言ってきた私たちには少しドキッとするような歌詞ですからね。ダンスとかも今までと全然違った雰囲気ですよね（笑）。
野田 なんかセクシーな感じですよね。新しい世界を私たちもどんどん見せていかないと！ というのが表れてると思います。
——そして定期公演では11月に7枚目となるニューシングルが発売されるとの発表がありましたね。
野田 あれはびっくりした！ いきなり「ドーンッ！」て鳴ったから。
木下 音響トラブルかと思った！ それで後ろを振り返ったら……。
野田 重大発表って書いてあるし。
木下 もう、いやだよね。緊張するんですよ、サプライズって。
——あれ、本当に何も知らされてなかったんですね。
野田 ホントに聞いてなかったんですよ。
木下 心臓に悪いから今度からは止めて欲しい（笑）。
野田 いいお知らせだったから良かったものの、ね。
木下 ホントだよ～!! でも楽しみです。まだどんな曲になるのかは分かってないので、メンバー全員で期待してます。
——ニューシングルで新章を迎えるさんみゅ～のこれからは、どうありたいですか？
木下 ニューシングルでは今までにないさんみゅ～像を出していきたいんです。アルバムで1つの自己紹介が終わって、そして今年最後のシングル。そこから、さんみゅ～第二章が始まると私は思っているので、今まで以上に、より気合いを入れていきたいです！
野田 次こそは（オリコン ウィークリーチャート）ベスト10に入りたいです。前回が13位ですからそこからもっと上に行けたら最高です。
——ベスト10を迎えた時、さんみゅ～にとって新たなステージが開かれそうですね。
木下 その前に直さないといけないところが……。
——それはなんでしょう？
木下 人見知りな部分……です（照笑）。
野田 私たち、ほぼ全員人見知りでして（笑）。今年のTIF2014で一緒にコラボしたX21さんとも、初練習の時なんてさんみゅ～全員でモジモジしちゃって。
木下 X21さんの方から積極的に話かけて来てくれたおかげで仲良くなれたんですよ。
野田 それでもいつものさんみゅ～にしては打ち解けるのが早かったんです。いつもイベントとかでアイドルさんとご一緒する時なんか、全然ダメだもんね。
木下 もっといろいろなアイドルさんと交流して、たくさんのことを勉強しないと！第二章を迎えるにはシングルももちろんですけど、人見知りという壁を越えることですね（笑）。飛び越えてようやく、次のステージに上がれるのかな。
——低そうで高い壁ですね（笑）。
野田 早く直さないと！
（聞き手・田口俊輔）
ファーストアルバム『未来地図』
初回盤A[CD+DVD]
初回盤B[2CD+PHOTOBOOK]
通常盤[CD ONLY]
2014年11月19日（水）
New Single『初雪のシンフォニー』リリース!!
