ライブレポ

東京女子流 アルバム再現を軽々と超えて成熟させた圧巻のステージ

2014年09月13日 22時30分

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9月13日、東京・赤坂BLITZにてTGS Discography in September (3rd Album「約束」より)が開催された。その名の通り、2013年1月にリリースされたフルアルバム『約束』を曲順通りに再現するというコンセプトのイベントだ。

 


 アルバムジャケットで着用したドール風の衣装で5人が登場。コンサートでは初披露となるガーリーなセットアップドレスに、ファンからも大歓声があがる。

『Bad Flower』の歌い出しから、センターに君臨する新井ひとみの堂々とした立ち振る舞いが美しい。小西彩乃の歌も絶好調だ。5人とも、黒く艶めいた長い髪と裾が広がるボリューミーなスカートをひるがえし、彼女達の身のこなしが美しい。続く『追憶 -Single Version-』はゆったりしたナンバー。歌パート毎に一人一人スポットライトを浴びながら、正確に音をとって歌いきり、観客を魅了する。

 曲明けには「1年半振りにやる曲もあるんですよ!」と興奮する山邊未夢や新井ひとみをよそに、中江友梨は「(女子流のコンサートに)初めて来る人は初めて聴く曲もあると思うんですけど……。」と独特のトークで会場をざわつかせ、照れ笑い。圧倒的なパフォーマンスとMCでのゆるさのギャップは女子流の魅力のひとつ。

 山邊が「(女子流は)暗い曲が多いイメージを持たれる方も多いんですけど、明るい曲も数曲あるんです!」と発言すると、「数曲だけ?」と新井ひとみからツッコミも入った。メンバーがじゃれあう姿も愛くるしい。

 そんなMCを受け、これぞアイドル! な可愛らしい楽曲『それでいいじゃん』『大切な言葉』を続けて披露。客席のファンと一緒に踊りながら、定番のアンセムを封じながらも会場をきっちりと〝おんなじキモチ〟に導いてくれた。

『月とサヨウナラ』では、椅子を使ったセクシーなダンスパフォーマンスで観客を魅了させる。2012年の武道館公演で観た時は正直ハッとしてしまう部分もあったが、5人の女性としての成長を実感することが出来た。ヒールを履いた膝下もスッとしていて、歩き方ひとつとっても凛としている。続く『幻』は1年半振りの披露となるレア楽曲で、メンバーも振りを思い出すのに苦労したという。

「みなさん、盛り上がっていけますか~!」という曲振りから、『Overnight Sensation ~時代はあなたに委ねてる~』に繋ぐ。幼い頃からTRFに憧れていたという庄司芽生は笑顔で客席の隅々まで目配せしていた。その後は対バンイベントでもよく歌われるライブ仕様の定番曲『ふたりきり』『LolitA☆Strawberry in summer』を続けて披露し、新井も「もっともっとー!!」と客席を煽って盛り上げ、本編ラストはアルバムのタイトルにもなっている『約束』で終了。

 客席からアンコールが発生すると、Tシャツに着替えた5人がステージに再び登場。『ヒマワリと星屑 -English Version-』を笑顔で歌いきり、12月20日に渋谷公会堂にて単独コンサート「CONCERT*5」「CONCERT*6」を開催することが発表された。

 改めて『約束』という楽曲を全編生で聴いてみて、個々のスキルの高さに圧倒された。楽曲の質の高さはもちろんのこと、音ハメの細かいハードなダンスを踊りながらも高音もしっかり歌いきる5人の姿には気迫が感じられる。今回の東京女子流のコンサートはアルバムの再現を超越し、さらに成熟させていた。10月13日には最新アルバムからTGS Discography in October (4th Album「Killing Me Softly」より)が開催されるのでそちらも楽しみだ。


◆セットリスト

1 Intro
2 Bad Flower
3 追憶 -Single Version-
4 ディスコード
5 それでいいじゃん
6 大切な言葉
7 月とサヨウナラ
8 幻 
9 Overnight Sensation ~時代はあなたに委ねてる~
10 ふたりきり
11 LolitA☆Strawberry in summer
12 約束
13 Outro
アンコール
1 ヒマワリと星屑 -English Version-


 

achico 寝ても覚めてもアイドルポップ!なOL / フリーライター。東京生まれH!P POP育ち。日々、アイドルに踊らされています。
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タグ: 東京女子流