コラム

HKT48の姉貴分・「さっしー」と「らぶたん」という2本の大きな柱

2014年09月16日 07時00分

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 9月24日に、HKT48の4thシングル『控えめI love you!』が発売される。今回は総選挙上位の指原莉乃や宮脇咲良をおさえ、チームHの兒玉遥が初のセンターを獲得。さらにSKE48と兼任中の木本花音、そして昨年のドラフト会議で加入した山本茉央やクールな美貌が人気の神志那結衣、美人だとファンのあいだで話題になっていた研究生の栗原紗英が初選抜となり、これまでとひと味違う〝正統派アイドル〟なイメージの強い選抜となっている。
 
 HKT48は48グループでは末っ子ではあるが、ライブやバラエティでの面白さや、メンバーそれぞれの個性が生かされているという点において、群を抜いている。それにはメンバー兼支配人である指原莉乃、そして指原と同じようにAKB48から移籍してきた多田愛佳の功績が大きいと思う。

指原莉乃(左)と多田愛佳(右) (c)AKS

 指原はご存知の通り、2012年に総合プロデューサーの秋元康氏からHKT48移籍を命じられた。これをよく思わないファンもいただろうが、結論から言えば、そこからHKT48が一気に走り出す。
 
 まず大きな出来事として、冠番組ができたこと。最初のHKT48冠番組『HaKaTa百貨店』では指原がMCとなり、それぞれのメンバーがとてもうまく生かされていた。特に、中西智代梨や谷真理佳は、こういった指原のMC力やバラエティでの立ち振る舞いを近くで学び、それぞれAKB48とSKE48への移籍につながったのではないかと思う。
 
 そして、ライブの面白さ。持ち歌が少ないHKT48にとって、他にどういった曲を歌うかというのは非常に大事なことである。HKT48は、ファンと一緒に盛り上がれる曲のチョイスが素晴らしい。過去のAKB48楽曲では『ロックだよ、人生は…』『マジスカロックンロール』など、近年あまり歌われていないものを発掘し、自分たちのものにするのがうまい。
 
 さらに、九州ツアーでは各県でその土地出身のメンバーがソロを歌ったり、キャンディーズやSPEEDなど他のアーティストの楽曲をカバーするなど、とにかくバラエティに富んだ内容。グループのフレッシュな持ち味や、メンバーをどう生かすかが考えられており、すべてではないにしても、指原の意見が反映されているのだろうな、と感じる。どういったものが面白いかをファン目線で知っている指原がいることは、HKT48にとって大きな強みだと思う。
 
 指原はメンバーの魅力を紐解き、スポットライトを当てていった。そして指原と同じようにAKB48から移籍した多田愛佳は、メンバーを支えていく土台となっていると思う。多田といえば、AKB48では最年少メンバー(チームB結成時)でツンデレキャラで人気があり、渡り廊下走り隊でも初期メンバーとして活躍していた。
 
 しかし同期の渡辺麻友や柏木由紀の人気に火がつき、少しずつ後輩も増え年を重ねていくうちに、多田は伸び悩むようになる。2011年総選挙で25位から、2012年は52位へのランクダウン。本人も大きな壁を感じていたはずだ。
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タグ: AKB48  HKT48