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〝ライブハウス〟を体感せよ! ひめキュンフルーツ缶、ファンと作り上げたワンマンライブ

2014年09月21日 08時00分

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 メジャーデビューから約1年間、ここにきてひめキュンが熱い。直近では8月末に@JAM EXPOで横浜アリーナの大舞台に立った。イベント当日は他のアイドルと同じくカラオケでのステージだったが、会場後方にまで届いたそのパワーに圧倒された。今のひめキュンがバンドを従えて本領を発揮したら、どうなるのだろうか? と。

 9月18日、HimeKyun“Idoroll”Tour 2014 ~NO SWEET WITHOUT SWEAT!!~が、渋谷TSUTAYA O-EASTにて開催された。バンドセットでのパフォーマンス、それも東京ワンマンとしては最大キャパであるO-EASTということで開演前からファンも興奮。会場にはクレーンカメラも設置され、大掛かりな撮影が入っている。

23曲というロングセットをバンドと共に全力で駆け抜けた(撮影/板橋淳一)

 待望のワンマンライブの幕開けは新曲『浮世シグレ』からスタート。5人が広いステージを活かして踊りだす。河野穂乃花のきっちりと切りそろえた前髪が幼くて可愛らしい。10代最後の夏を駆け抜け、以前よりも更に彼女自身がステージを楽しんでいるように感じた。その笑顔は柔らかだ。
 
 続く『アンダンテ』は煽りチューン。会場のファンが完全なライブハウスノリだったことに驚かされた。メンバーの激しいダンスに、フロアも拳を突き上げて応える。これもファン純度100%のワンマンライブならでは。
 
 以前から対外試合的なイベントでもバックバンドを従えてのパフォーマンスを披露することがあったが、その独特の空気感は凄まじいものがある。ひめキュンはメンバー全員のキー高く、THEアイドルな歌声だ。それに対して、バックバンドの音圧は結構なもの。ボーカルを際立たせるような遠慮はナシ。バンドに後押しされるかのように、以前より更にたくましく成長していた。
 
 小柄な岡本真依のハツラツとしたパフォーマンスはチアガールを彷彿とさせる(ちょうどこの日は高い位置で結んだポニーテールで登場)。振りのひとつひとつが豪快で、自身のダンスの反動で倒れてしまうのでは? と心配になってしまうほどだ。それでも彼女は笑顔で駆け抜ける。最年長の谷尾桜子は包容力のある柔らかな笑顔で会場をくまなくアピール。奥村真友里のビジュアルと、そのほんわかした歌声も見守りたくなってしまうし……5人のバランスがとれたチームプレイで、ファンの心をガッシリと掴んで離さない。
 
 菊原結里亜はひめキュンのロックテイストの要である。『ワタシダイイチキボウ』では本来得意ではない低めのキーでソロパートも堂々と歌いきり、表情も晴れやかだ。後半で披露したソロ歌唱曲『君からの魔法』ではそのスラッとした長身と甘い声のギャップに釘付けになってしまった。
 
 想像以上の動員とフロアの熱気にメンバーも驚いた様子で、「みんな結構(会場に)ぎりぎりに来るんだね」「事前に(スタッフから)聞いていた数と100人くらい違うからびっくりしちゃった」と思わず声を漏らす。
 
 12月24 日に2ndアルバム『電撃プリンセス』をリリースすることが発表された。「(クリスマスには)みんなお金使わないでしょ?」「予定空いてるもんね」とメンバーもSっ気を発揮。ファンにプレッシャーを与えつつ、会場からは「おーい!」とツッコミが漏れた。
 
 それにしても、ロングセットをほぼMC無しで駆け抜ける5人の体力には驚かされた。彼女達のステージについてくるファンも、ピュアにライブハウスの熱感を楽しんでいる。他のアイドル現場には無い独特の空気。今、体験すべきはひめキュンのライブだ。
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